[Jリーグ第1節 広島vs清水 レビュー]

大変ご無沙汰しておりました!ついにJリーグが開幕したため、今年度も清水エスパルスの試合を中心に言語化を行なっていきたいと思っています!(清水に関しては、全試合の言語化記事の、24時間以内投稿を目指しますのでぜひAt_soccerをフォロー頂き、毎記事を楽しみにしていただければと思います!)

早速、開幕節となったサンフレッチェ広島vs清水エスパルスの試合を言語化し、解説していきます!今回学生会議に出席するためシンガポールにおりVPNの関係で一度しか試合を観戦できなかったため、後ほど改訂する可能性があります。ご指摘点等あればぜひコメント頂きたいです!

0. 両チームのフォーメーションを概観して
1. 前半〜サイドの裏をつく清水〜
2. 後半〜サイドのスペースを制圧する広島〜
3. 試合まとめ

0. 両チームのフォーメーションを概観して
両チームの試合開始時のフォーメーションは以下でした。

両チームが同様の3-4-2-1のフォーメーションを採用しました(こうしたゲームをミラーゲームと言います)。ミラーゲームでは、両チームの人数をかける場所と掛けない場所が基本的に一致することが特徴です。例えばこの試合では、中央に人数をかける布陣となっていたため、中央突破での攻撃はなかなか効果的なものがありませんでした。結果的に、一試合を通じて両チームがフォーメーションに手を加えることはなかったため、上記のフォーメーションのもとで試合は展開しました。

1. 前半〜サイドの裏をつく清水〜

3-4-2-1のフォーメーションは、基本的に守備時には5-4-1になります。そのため、上の写真で示したようなスペースが構造的にできる(広島が守備の場合を示していますが清水が守備の場合も同様です)ことが特徴です。しかし、写真に書いたように前半、両チームはWBとインサイドハーフの連動がうまくいき、WBの前にあるスペースを有効に使った崩しが機能しませんでした。
それに対して、機能したのが清水が以下のスペースを使った攻撃でした。

すなわち、守備→攻撃の切り替え時に生まれる状況である、相手が3-4-2-1の状態のまま守備をすることを余儀無くされている状況を利用し、3バックの横にある広大なスペースを利用した攻撃です。前半、清水の攻撃がうまくいったのはこのスペースを利用することができたからに他なりません。なぜこのスペースを清水が上手く使え、広島は使えなかったのでしょうか。その答えは、インサイドハーフの役割にあります。

すなわち、攻守が切り替わった瞬間にWBに比較して前方にポジションを取るインサイドハーフの二人と北川が、サイドの裏のスペースを突いていました。これにより、3バック脇のスペースを迅速に突くことができ、幾度となく決定機を作っていました。ここで課題になったのは松原と飯田のサポートの質で、サイドの裏のスペースがとれているのにも関わらず松原と飯田が適切にサポートをできない(特に松原は内側でのサポートの際に右足が使えないことが致命傷となっていました)ために効果的な攻撃をできないケースが散見されました。
また、この時に広島は両SWのみがサイドの裏のスペースを突いていました。これは、サイドを突破した後に中にいる枚数を増やすための施策であったと考えられますが、守備→攻撃の切り替え時に最後列にいるWBの上がりを待つ間に清水の守備陣形が整うというケースが多く、結果的にチャンスを潰してしまうケースが多かったです。

2. 後半〜サイドのスペースを制圧する広島〜
後半も、両チームのフォーメーションは変化しませんでしたが、前半とは変わって広島ペースで試合が進むことになりました。その理由は、WBの前にあるスペースで広島が自由にボールを持てるようになったことにありました。

こちらの写真は、前半の清水の守備陣形を広島の攻撃陣形を表しています、この時、金子と中村は中盤にポジションを取りスペースを消しつつ、CBにもプレッシャーをかけられる位置にいました。

それに対してこちらが後半の清水の守備陣形です。金子と中村が、横方向の位置をそこまで変えないままに立ち位置を下げてしまったため、清水の中盤は中央への圧縮が強すぎる陣形になってしまいました。結果として、清水のWBの前方に広がるスペースを広島が自由に使える状況が生まれ、それにより清水のDFラインが下がることで中央でボランチとCBの間が開いてしまった結果、広島の攻勢が強い後半になりました。

3. 試合まとめ
今回の試合では、清水は昨季と異なる3-4-2-1を採用し、戦術の幅の広がりを感じました。今回、少なくとも前半は試合を優位に進めることができた要因としては、3バックが広島の前線へのボールをかなり有効にはじき返していたことと金子、中村のサイド裏への動きが非常に効果的であったことが挙げられると考えています。3バックの守備は2トップを採用する相手にも有効に機能するのか、攻撃が4バックの相手に対峙した時に機能するのかといったことが、今シーズンを戦う上で重要になると思われます。また来週の第二節の言語化記事で分析を行なっていきますので、ぜひ引き続きご覧頂けますと幸いです!


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