見出し画像

なぜ「コンパッション」が夫婦関係改善の大前提なのか?

パートナーに共感しましょう。思いやりを持ちましょう。

夫婦関係に関する記事にはだいたいそう書いてありますよね。まあ確かにそうだよねと納得感のある記事も多いです。

でも、それを読んだからと言って明日から夫婦関係が劇的に改善することって、まあないですよね。

昨日と同じ一日がやってきて、気まずい空気は変わらず、自分のたちの場合は共感とか思いやりなんてムリだよと、沈んだ気持ちになっちゃうこともありますよね。

なんでこうなるんでしょう?

ぼくは、共感や思いやりの大切さを「知る」よりもっと大切なことがあると思っています。

それは「思いやり」を持てるようにするためのトレーニングです。

「自分も大切にするコミュニケーション」として有名なアサーションは効果はあるものの、あまりにロジカル過ぎるのではないか?

実践には課題があるんじゃないかなんて意見が専門家からも出ています。

こちらは立命館大学総合心理学部准教授である三田村迎さんのスペースですが、アサーションから感情の繋がりを重視する感情焦点化療法へと興味が移られてきた変遷を語られています。

アサーションのIメッセージ(主語を私にして伝えるコミュニケーション)とか、とても大切な考え方だと思うのですが、実践するにはハードルが高いと感じる方もいると思います。

相手に伝えたいメッセージを言葉にして表現するのって勇気が要りますよね。

怒られたらどうしよう、相手が怖くて主張できない、相手を傷つけたらどうしよう、相手への恨みが強すぎて近づきたくない、そんなこと自分に言う権利があるのだろうか。

そんな恥と恐怖が頭の中をグルグルして身体が動かなくなっちゃう時もあると思います。

夫婦関係改善において共感や主張はもちろん大切なのですが、だからと言って簡単にできるわけじゃないんです。

練習せずにマラソンに出るようなものです。普段まったく走ってない人がフルマラソンを完走できないですよね。

じゃあ、どうするのか?

円滑な夫婦間コミュニケーションというマラソンを走るためには練習が必要なんです。

相手に対して思いやりを持つ。自分に対して思いやりを持つ。

という練習が。

では、その練習はどうやってやればいいのか?

それがコンパッショネイト・マインド・トレーニングです。ぼくも先日8週間のトレーニングを終えたばかりです。

仏教にルーツを持つコンパッションは心理学界にも受け入れられ、イギリスを中心にコンパッション・フォーカスト・セラピーという心理療法として体系化されています。

この記事が詳しいです。

と言っても難しいものじゃなくて、「自他の苦しみに気づく」ことと「その苦しみを和らげること」がポイントです。

どうです?なんだか簡単に思えますよね?

そして、「自他の苦しみに気づく」「その苦しみを和らげる」を実現させるための知識と技術の習得が、コンパッショネイト・マインド・トレーニングでした。

ぼくはこのコンパッションが、夫婦関係に苦しむ人々が救われる大きなヒントになるんじゃないかなと思っています。

ちなみに4/1(月)朝5:00に配信する「アツの夫婦関係学ラジオ」では、コンパッションの専門家の方をゲストにお呼びし、コンパッションとはなにか、夫婦関係に活かすにはどうすればいいのか、詳しくお伺いします。

中身がめっちゃ詰まった1時間半超えの超大作になっているので、ぜひチェックしてください。

(今のうちに番組フォローを……!)

ぼくが春に予定しているパートナーシップワークショップでも、夫婦関係に応用したコンパッション講義やワークショップを盛り込みたいと思っています。

ご興味ある方は以下Googleフォームからお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/1-rj6mdwku0Erc_C43vSQll3PtWBHJoP9U74hIolBG-s/edit

この記事がいいなと思っていただけたら、スキやフォロー、SNSでのシェアをしていただけると嬉しいです。定期的に夫婦関係改善に役立つ情報をお届けします。

◇



この話は今朝のポッドキャストで話しています。ぜひ合わせてお聴きください。

ー今朝のVoicy
(Voicyオリジナル放送は平日火曜〜金曜6:15AM)

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」の深掘りニュースレターも配信しています。よろしければこちらもどうぞ。夫婦関係への向き合い方を深く知りたい方向けです。

ーポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」



ー夫婦関係学ニュースレター


個別の夫婦関係相談はMOSHを使っています。お一人でのご相談でも大丈夫です。数量限定クーポンコード「y5nt8udtp28」を使うと半額になります。

ー夫婦関係オンライン相談


では、また明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?