紙出身デザイナーがWebデザインをすることの何が悪い

紙出身デザイナーのWebデザインを中傷する言葉をSNSやWeb上で目にすることがある。

僕も紙出身のデザイナーだ。
社内のエンジニアやWebデザイナー達に教えをもらいながら、今ではWebデザインでもお金をもらえるレベルになった。

『デザイナー』という定義は人によって様々な考え方があるけど、
僕が思うデザイナーの定義は

デザイナー =「モノ」「コト」をわかりやすく可視化し伝えるプロ

何をデザインするにしても、受取手の感情や行動を思考しながらデザインをすることには変わりはない。

Webに置き換えれば、伝えたい「モノ」「コト」をターゲットユーザーにわかりやすく伝えるには、何をどういう方法で伝えればいいのか。そのユーザーの日常の中で、どんなシチュエーションで見られるケースが多いのか。そのユーザーの興味関心はなんなのか、タッチポイントはどこ?など、KPIやKGIに合わせて様々な仮説を立てながら、統計データも確認しつつ、ユーザーにとって最も気持ちのいいUIやビジュアルを設計しデザイン(可視化)する。

そして、デザイナーがデザインする対象はユーザーだけにとどまらない。
クライアントとのやりとりがしやすいように、各ドキュメントを用意したり、エンジニアに迷わず実装できるようにデザインのコンセプトから説明をしたり、カメラマンが撮影に集中できるように撮影日の香盤を調整をしたり、それらのコミュニケーションを円滑にするためのフローを策定・提案したりと、プロセスも全てデザインだと思う。

日々研鑽を積みながらプライドを持って仕事をしている人達の領域に、深く考えもせずに「トレンドっぽくカッコよければいい!」「UI適当でも表現力でなんとかなるっしょ!」「おもろければバズるっしょ!」とか芸術家気取りの勘違いクリエイティブ風の輩が、表層だけの知識でわかったふりしてドカドカと土足で侵入してきたら激昂するのも仕方がないと思うし、そういう輩が実際に存在することも事実だと思う。

だけど、エンジニアがデザインを学んだり、デザイナーがプログラム言語を学んだり、スチールをやっていたカメラマンが動画について学んだりと、各職種の職域が広がり、スキルセットが干渉し合う時代にありながら、それと逆行するように「紙出身のデザイナーはなぁ~」と大まかにカテゴライズして、新しい領域を真剣に学びんでいる人たちを中傷するような風潮になってしまっていることがとても悲しい。

実際に、紙のデザインをやっても、Webのデザインをやっても、素晴らしいアウトプットができるデザイナーもたくさんいる。

全ての紙出身デザイナーが不真面目にWebデザインをしているわけではないので、自分の眼でしっかりとデザインをした『人』を見て欲しい

紙出身デザイナーがWebデザインをしていて、何か至らないことがあったとしても、少しでも成長しようともがいている姿が垣間見れたら、できれば優しく指摘してほしい。

何を書きたかったのか、よくわかんなくなってきたけど、
とにかく僕が言いたいのは、どんな人でも一人でやれることには限界があるし、やれたとしても大したことないから、お互いの領域やスキルを学び、理解し合いながらできれば仕事はもっと面白いし、そこから生まれたものは誰にとっても最高だと思う。どうせ仕事するなら最高がいい。

そのために
尊敬寛容を。

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Atsushi Sekigawa

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