某アプリに載せていた唯一の台本です。
感謝と別れを告げるお話。
手紙風に書いている後半は、朗読する際には読まなくても大丈夫です。

・一人読み
・性別不問
・人称変更可

イラスト：みこちゃんのAI活用術様

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あなたは魅力も才能もある
凄く眩しく輝いている

魅力溢れる素敵な人


私から見たあなたは
『憧れの人』

そんなあなたの周りには
いつもたくさんの人がいる

私はそれを遠くから見守るだけ

自分の気持ちを押し殺して
どんな時でも笑顔で

でも、もう疲れた
何もなかったようにやり過ごすのは…

何より、こんなぐちゃぐちゃな気持ちを
あなたに気付かれたくない

縛り付けてしまうのは
もっと嫌だ…

あなたは
もっと自由に
もっと好きなように
やるべき人


だから、遠くに行くよ

これは私のわがまま
あなたはあなたの好きなことを
全力で楽しんで

大丈夫
あなたの傍には
たくさんの人が居るから

分かっていたことなのに
耐えられない私がいけないから…

こんなことを言ったら
あなたは自分を責めるのかもしれない

だけど、気にしないで

暖かい思い出を
たくさんもらって
私は幸せだったから


これは、君に贈るのに相応しい言葉


『ありがとう』


【ここからは読んでも読まなくても大丈夫です】


大切で大好きなあなたへ

あなたはきっと優しいから
私が気持ちを言えば
『そんなのわがままじゃない』って
言うかもしれないけど

私たちの関係性が不確かなものだからこそ
どこまで踏み込んでいいのか分からない

家族でも恋人でもない
親友…ただの友人…

そんな関係で
わがままなんて言えない

だって、私の本当のわがままは…

『あなたの独占』

私は、どうやら独占欲が強いらしい

前から思ってはいた
でも、そんなこと知られたら…

怖くなって誤魔化すようになった

離れると決めたから
最後に想いを伝えようかなぁって


ごめんね
言い逃げ…というか
書き逃げして

臆病で卑怯な私を許して下さい

マリーゴールドとミモザの花束に
この手紙を添えて

『さようなら』

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当時「大切な人に伝えたいけど、伝えられない想いを…」
そんなことを思いながら、書きました。
少しでも共感していただけたら嬉しいです。

【花言葉】
・マリーゴールド：「嫉妬」「絶望」「悲しみ」
・ミモザ　　　　：「感謝」「真実の愛」「秘密の恋」「友情」