見出し画像

英語の呪縛とフレームワーク


”英語は絶対できた方がいい”
みんなそういうのでなんとなくそう思っていたけど、本当はそんなに英語を必要としていない、もしくは実はそんなに英語が好きではない、という方もいらっしゃることは事実です。
なので今日は英語の呪縛を解くフレームワークについて考えたいと思います。


仕事の生産性を上げるための4象限マトリックスはご存じでしょうか?
下図のように今の業務をImportant、Not important, Urgent, Not urgentに切り分けて現在の業務の見える化を行った後、それぞれの象限(quadrant)毎に業務改善を図るフレームワークで、手順は次のとおりです。

まずはdefinitionを定めます。

  • Urgent:期限が厳密にある。期限に遅れるとあと工程に多大な影響が及ぶ

  • Not urgent :厳密な期限はない。期限に遅れてもリカバリーが効く。または自分で期限のコントロールができる

  • Important:経営判断や決済など、その品質が各stake holder(会社、お客様、株主、社員など)に影響を及ぼす

  • Not Important:経営判断や決裁など、その品質が各stake holder(会社、お客様、株主、社員など)に及ぼす影響が少ない


次にそのdefinitionにそって業務を4象限(4 quadrant)に区分けていき、それぞれの指針に従って全体最適化を行います。

  1. Urgent & Important:Simplification(簡素化や結合と分離)、正確性よりもスピード重視

  2. Urgent & Not Important:自動化、権限の委譲

  3. Not Urgent & Important:見過ごしがちだが本当は重要な仕事。優先順位をつけて課題に取り組む。まず時間をblockする

  4. Not Urgent & Not Important :直ちにやめる、または本来の職掌にownerを変更する


ここまではあくまで業務整理のための一般的な話ですが、これを自分にとっての英語学習に置き換えて考えてみます。

今のため/未来のため/自分のため/自分以外のため
この4quadrantに整理してみましょう。

  1. 自分の今のための学習。興味関心事

  2. 今現在、会社や周りからの期待や要請による学習

  3. 未来の自分、次のキャリアのためにやるべき学習

  4. 将来の会社や周りからの期待や要請による学習


#1#3であれば、今すぐ学習を始めましょう!
#1は否応なくという状況かもしれませんが、#3は後回しにしがいがちですが、とても重要なことです。
一方で#2#4なのであれば英語学習の優先順位はいったん下げていいのかもしれません。やはり学習を継続することには困難も伴います。#2ならやることは必要最低限にしぼって、自分のための学習でなければ、本人にとっても周りにとっても、頑張った先がお互いの幸せに結びつかないこともありうると思います。

このフレームワークのポイントは、英語を勉強しなければいけないという思い込みをいったん取り払ってみるということ。

本当に必要なのか?
誰の何のための勉強なのか?
英語を諦めると誰がどのように困るのか?

これらをいったん整理することによって、自分自身の英語学習を考えた時に見なおすヒントになるかもしれませんね。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?