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高野豆腐の数え方 by理科系夫

それは、突然やってきた。

理科系夫がNHKの朝イチのレシピをもとにして「あげない唐揚げ」を作ったのだ。

ざっくりとこのノートの内容を説明すると。

レシピの中の「高野豆腐2枚」が、何グラムか
わからなかった理科系夫。
「2枚なんて言うあいまいな書き方は不親切だ」
と機嫌が悪い。
塩少々とか、ひとつまみ、適量、さっと炒める、すべて夫のわからない表現である。

実はこの話には続きがある。
彼はこういったのだ。

理科系夫「もう一つ気になったことがある。
なんで高野豆腐は1枚2枚と数えるのか。

「枚」で数えるものは、ある程度、薄いもの

とボクは認識している。
例えばスライスチーズとか
お皿とか。

高野豆腐の厚さは「枚」にふさわしくない。
使うなら「個」でしょう。」

あつこ「………」

あつこ、ググる。

でも単位に「1枚」を使う理由ははっきりとわからなかった。
貝殻を使うから、と説明しているサイトがあったが、内容が変だった。
高野豆腐を貝殻に入れるのだろうか?

そこで
このあたりの事情は、ノートには書いていない。とにかく、単位については
理科系夫は大いに不服。

そうしたところ、Hana父さんがコメントを寄せてくれた。

驚いた。理科系夫と同じ感覚を持っている。

ーーー
うーん。
これはやはりメーカーのホームページに行ってみなければ。

そこで旭松食品のホームページに。
驚いたのは、バラエティーの豊かさ。

高野豆腐の紹介ページに全部で

21種類

もの高野豆腐があった。

薄切りあり、粉末あり、減塩あり、キャラクターものあり。箱入りあり、ポリ包装あり。
素晴らしい充実ぶりだ。
高野豆腐は台所を救うのだ。

理科系夫はたまたま大きなスーパーに行ったので、揃っていた種類も多かったらしい。

ーーー

こんな表記を見つけた。

代表的な高野豆腐だ。
注目すべきはその表示。

「10個入り」「5個入り」

単位が個、になっている。
これなら理科系夫の疑問は出なかったに違いない。

そうこうしてるうちに、Hana父さんがまたコメントを寄せてくださった。

そして、あつこが見逃していた情報がここに。

165gと書いてある


おおおおおお。
他の高野豆腐も見てみたが、確かに
個、で
g表示だ。

んんんんん。
ーーーー

あつこ「高野豆腐のメーカーのホームページにはこのように表記されていました」

理科系夫「やっぱりg表示だね」

あつこ「国際標準ですか?」

理科系夫「そう。
だけど、あつこの口からその言葉が出ると思わなかった」

そこでHana父さんのコメントを見せる。

理科系夫「ほら、ボクの感覚は普通でしょ。彼だってそう言ってるじゃない」

あつこ「なんだかすごくうれしそうですね」

理科系夫「いや、やはりレシピは正確じゃなきゃ。
高野豆腐330g と書くべきだっただろう。

あいまいはダメ。 枚、だけに」


あつこ「…………」

夫婦の間に
寒い風が
ひゅるるるーと吹いた瞬間だった。

ーーー

というわけで、NHK さん。
レシピは正確にお願いしますね!

良いヒントをくださったHana父さんのノートはこちら。

毎日の日の出や日の入りのきれいな写真で癒されます。ありがとうございます。

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