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メルカリから叱られる


売れた

スマホに通知。
ほぼ4ヶ月ぶりのメルカリから。

「Sさんが本を購入しました。発送してください」

んんん。本?出していたっけ?
確認すると、辞書だった。
1年と2ヶ月前の出品。
ほとんど使わなかったので、「目立った傷や汚れなし」としていた。

相手のSさんは既に代金の680円を支払い済。
が、ここに問題が。

「辞書はどこに行った」

そうなのだ。
最初はすぐ目につくところに置いてた。
1年経つうちに行方不明に。
考えても思い出せない。

捜索

あわてて自室内を捜索。

本棚、
脇の棚、
ベッドの下、
押し入れ、
衣装ハンガーの下
机の下

ない。

衣装ケースの中
突っ張り棒の下。
ぬいぐるみの下
買い置きの顔パック(ルルルン北海道ラベンダーの香り)の下。

ない。

深呼吸。
ふー、すー。

押入れの上の方(長押)
カーテンの裏
ゴミ箱の中

ない。
今まで見たところをもう一度。

ないー。

本棚、もう一度。
 

ないーー。

どうしよう。

キャンセル申請

品物がないのだ。
売りたくても、品物がない時は…

キャンセル

しかない。

取引画面の下のほうにキャンセルボタンがある。売主だと、最初からキャンセルボタンが出ている。(買主は最初からはキャンセルボタンは出ていない。)

まず、相手のSさんにていねいな言葉でコメントを入れた。
「申し訳ありませんが、しまいなくしてしまったようで、商品が見つかりません。
今回は取引をキャンセルさせていただければと思います。よろしくお願いします」

ドキドキしながらキャンセルボタンを押す。

これでキャンセル成立…とはならない。
相手のSさんが、キャンセルに同意しなくてはいけない。
待つしかない。
受け入れてくれるだろうか。
面倒なことにならないだろうか。

キャンセル成立

ボタン押してから40分ぐらい経った。
事務局から通知が入った。

下記の取引は、キャンセル申請成立によりキャンセルいたしました。

Sさんはキャンセルを受け入れてくれた。
申し訳なかった。
逆の立場だったら、気分が悪いだろう。
すんなりとキャンセルを受け入れてくれてよかった。

事務局から叱られる

ほどなくして、また事務局から連絡があった。

お客さまのご利用状況を拝見したところ、以下の迷惑行為を確認いたしました。
・出品時に登録した商品の情報や商品そのものに不備が見つかったことを理由に取引キャンセルを申し出ること
今後同様の行為を確認した場合、警告や利用制限の対象となります。
出品中の商品については、定期的に商品状態をご確認くださいますようお願いいたします。

しゅん。返す言葉もない。
確かに迷惑をかけた。
今後はメルカリ専用場所を作って、出品したものはすべてそこにまとめよう。

棚の隅に収納箱を設置。
出しているものは、全部そこに入れた。

発見

それから2日後のこと。
机の横に紺色の布製の手提げがかかっている。
かけっぱなしなので、うっすらとホコリをかぶっている。

紺色なので、ほこりが目立つ。

掃除のついでに、さっと手提げのほこりを吸い取ろうとした時…。
あれ、なにか入ってる。
んー。

袋の中にさんざん探していた辞書が見えた。

なんだよー。あったじゃない。 
その瞬間、ふーっと座り込んでしまった。

なんでこんなところに。
どうして袋の中に入れたか、全然記憶がない…。

もう、売る気にはならない。
次の資源ゴミの日にそっと捨てることにした。

と、いうわけで。
今回の教訓。

メルカリで売るものはまとめてしまっておこう。
急に売れるので、わかるように保管しよう。

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