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人生に幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない

何度かここnoteで引用しているドラマ『大豆田とわこと三人の元夫』での言葉。

亡くなった親友の話をする大豆田とわこ(松たか子)に小鳥遊さん(オダギリジョー)がかける言葉。

「人間にはやり残したことなんてないと思います。(中略)  

過去とか未来とか現在とかそうゆうのってどっかの誰かが勝手に決めたことだと思うんです。時間てべつに過ぎてゆくものじゃなくて、場所ってゆうか、別のところにあるものだと思うんです。

人間は現在だけを生きてるんじゃない。5才、10才、20才、30、40、そのときそのときを人は懸命に生きてて、それはべつに過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら彼女は今も笑ってるし、5才のあなたと5才の彼女は今も手をつないでいて、今からだっていつだって気持ちを伝えることができる。

人生って小説や映画じゃないもん。幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。あるのはただその人がどうゆう人だったかとゆうことだけです。

だから、人生にはふたつルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きている人は幸せを目指さなければならない。人は時々さびしくなるけど人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる。」

ドラマ『大豆田とわこと三人の元夫(第7話)』より


何度も繰り返し見てきた大好きなドラマ。
特にこのシーンは印象深く、セリフをノートに書き留めておくほど好きな箇所だ。そして、今ほど助けられたことはない。

2週間前に9つ下の妹が亡くなった。
自分でそう決めてのことだった。

優しくて面白かった妹。
一緒によく笑った。
色んなことをネタにしてよく笑った。

父と三人での恒例の宴会。
お正月、父の日、父の誕生日。
父がまだなんとか遠出できた5、6年前に3人で見に行った新喜劇。みんなお笑い好き。
この時撮った写真を見ると、どれもみんなめちゃくちゃ楽しそうにしてて、写真見ながら笑ってしまう。

ほんの2週間で、私の中にいる妹は楽しそうに笑うあのいつもの妹になっていた。

人生の最後だけ見ると悲しく、人生すべてが最後で決まるかのように思いがちやけど、生きてきた41年を振り返ると、楽しかったことももちろんたくさんあるわけで、私はそれも知っているし、最後にだけフォーカスしないようにと思う。それが今の私の心も救う。

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