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いよいよ本当に自分をひらく時がやってきた

昨日、父の入院する病院に行ってきた。必要そうなものをちょこっと渡すため。

先週、父とオンライン面会をしたときに、髭ボーボーだったので、電気シェーバーを持って行きたいなあと。

父は普段、身の回りのことに気をつかわない。だけど、電気シェーバーは、らくらく簡単みたいで、楽しんで使ってるようだ。父の部屋から永遠に電気シェーバーを使うことが聞こえてきたりする。大抵は、カラオケに行く前に剃る。だけど、そうでないときも、剃る。身だしなみを整えるためにとかじゃなく、暇つぶし的楽しみで?

病院に電話して看護師さんに、電気シェーバーを持っていきたいと伝えると、ありがたいと言われたのでよかった。

携帯電話、新聞、衣類なんかも一緒に持って行ってきた。面会はできないので、荷物の入った紙袋を看護師さんに託す。渡すだけでおしまい。父の様子とか聞きたかったけど、聞けずやった。

その帰り道、病院から電話があり、転院先の病院が決まったとのこと。

当初、10日入院して22日が退院予定だったが、病院ではほぼ寝たきりで、リハビリのために別の病院に移るという話になっていた。転院先はうちの近所に決まり安心した。自転車ですぐ。歩いても15分位。

でも話をしてるうちに動揺してきた。転院しても、その病院で最大60日までしか入院できず、その後は施設へ…。え?そんなに悪いん??

回復してきてるが、コロナで肺にきてるからか痰がかなり出て、痰の吸引をしていると。そして、酸素が1リットル残ってると。

酸素?はて???
1リットル?はて???

全く意味がわからないので、そのまま伝えると、自力での呼吸が通常よりちょっとできてないので、補助する的な感じで、酸素吸入してるとのこと。酸素マスク?

酸素が1リットル残ってるというのは、良い意味?悪い意味?どっちなんやろか。色んなハテナが動揺にまぎれ、ちゃんと聞けぬまま、話はどんどん進んでいく。

最後に、転院先の担当者に連絡しておいてくださいと連絡先をもらい電話を切った。

家に着き、さっそく転院先に連絡をした。
とてもわかりやすく説明してくれた。わからないことはすぐに確認した。はて?と思った瞬間に確認することの大切さ。

この時知ったのが、父が今入院してる病院でインシュリンを打っているということ。父は糖尿だが、これまでは往診に来てくれる先生が処方してくれる薬を飲むのみ。不安になる。しかも転院先の病院からそれを知るという。

医療の知識がないので、何が正しくて悪いかがわからないので、病院の判断に任せるしかない。

電話を切り、しばらくして携帯が鳴った。父からの着信だ。父だと思い、いつも通りに出ると、看護師さんで、思わず声色を変える笑。

看護師さんが、父に携帯を渡してくれるも反応がない。久々の電話で話し方忘れたんかな?笑
電話の向こうで、看護師さんが、娘さんが話してるよーと父に伝えてくれてる。

ようやく父の声が聞こえたが、何を言ってるかわからない。声を出すのに力が入らないようで、息がもれていく感じ。会話のほとんどが、聞き直しても結局わからない感じだった。

いつ帰れるかを聞いてるのははっきりわかった。辛かった。リハビリして良くなったら帰れるからリハビリ頑張ってな〜って言うたけど、表情が見えず、伝わってるんかもよくわからずやった。

最後は、電話の向こうで看護師さんが父に、かけたくなったら言うてねー携帯預かっておくからと言ってるのが聞こえて、バイバイした。

そのあと、転院先にもう一度電話する用があったので、そのときに、父が退院できるのってだいぶかかりそうですかねーとまだ転院してもないのに聞いてみる。年内は厳しいと思いますと言われたけど、その反応から、年内は厳しいけど、年明け少ししたら退院できるかも?!って良いようにとった。

父へのご飯作り半ボイコット、父への諸々の自分の態度を思い出したらまた泣いてしまった。最近泣いてばっかり。でも、そんな自分をずるいと思ったら、涙が止まった。

あのときそうしたのはそうするしかなかった。
今になって、あのときああしていればなんて都合がいい。私はこの現実を選んだのだ。

とはいえ、こう書きながらまた涙が出そうになる。

今朝、最初に搬送された病院へ支払いをしに行ってきた。

あの日真っ暗な中、前を通った水間観音駅。

水間観音駅

せっかく来たから水間寺へお参りにとも考えたけど、結局やめた。

病院で、精算を待ってたら目に入った壁にかかってた絵。とっても素敵で思わず写真を撮った。

病院に飾られてた絵



帰ってきてご飯を食べたあと、転院先で必要と言われたものを買いに出かけた。

父のこと、お金のこと、突如わいた出来事に、頭ん中が落ち着かない。家にいられない。
絵も描けない。描きたい絵はまだ途中のまんま。

やっぱりまず近所のスタバでコーヒータイム。
スタバほんますっきゃなー。かかってる音楽もリラックスさせてくれる。海が見えるわけじゃないけど、ぼーっとできる。

さっき、父が今入院中の病院から電話があって、転院が23日に決まったとのこと。


よく考えてみると、父が入院してる間、私はおもいっきり自分のことに集中できる。これは、もうギフトと思うしかない。

この時間を大切に、でも深刻にならず、自分が今子供やったらどんな風に行動するかを想像し、それをする。それをやっていった先に、自分を生かしてもらえる道は、ちゃんと目の前に用意されてると信じてる。

思わず、去年血迷ったように、バイトの考えがよぎったが、本当は何をしたいのかわかってるはずだ。

自分を信じる。
それのみ!

サポートとってもありがたいです♡♡♡ おかげで生きてゆけます〜〜〜!!!