キレイに効くお話10 アンチエイジング 幹細胞

    
 今回からは、女性に最も興味のあるアンチエイジングについてのお話をしてゆきたいと思います。特別に高いお金をかけずに、そんなに手間もかけずに、お家で簡単にできる方法について考えました。

 ウットヴィラー・シュペートラウバーというスイスのリンゴがあるそうです。現在では、20本しか現存しないリンゴの木から取れるリンゴだそうで、4か月たっても腐らないんだそうです。スイスの化粧品メーカーがその秘密を解き明かし、最近では、そのエキスを配合した美容液などが、日本でも販売されています。肌の生まれ変わりを担っている、細胞のもとである幹細胞を生かす考えによるものだそうです。

 では、アンチエイジングのために、そのような高価な美容液を使わないといけないかというと、そうでもないのです。もちろん、このようなものは助けにはなると思いますが。ローズやオレンジフラワーなどの天然精油の香りをかいでも、脳からオキトシンというホルモンが分泌され、筋肉や骨、内蔵などの細胞の成長を促進する物質をつくり、その結果幹細胞が元気になるという報告をメナード化粧品から得ています。オキトシンは、赤ちゃんに母乳を与える時に、母親の脳から出てくるホルモンとして知られているそうです。自分に合った香りをかぐだけで、お肌は元気になるのです。

 アンチエイジングには、体からよけいなものを捨てさせる方法と、足りないものを補う方法の二つがあります。好きな香りをかぐのは前者の方で、シソのところでお話しをしたように、胸の気を発散させることによって、全身に気をめぐらし、その結果新しいものを作る力を高める方法だと考えます。

 若い時は何もしなくても美しいけれど、年をとるに連れ、若い時とは同じようにはいかなくなります。それは、体(気持ち)の勢いがなくなるため、よけいなものを捨てにくくなってくるからです。アンチエイジングに一番必要なことは、自分に合った楽しみ方や生き方を、自分の中に取り入れて、気持ちの勢いをなくさないことです。楽しんで生きてる人や、やりがいのある仕事を持っている人って、年をとっていても元気で若々しいですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?