お加持のレッスン、「人中」を刺激する

心肺の気が足りなくて、意識を失ってしまった人などに、鼻と上唇の間にある、縦の溝に鍼を入れる方法があります。
この箇所を「人中(じんちゅう)」と言います。


お加持のレッスン 第3章 7気をめぐらせる、任脈と督脈 を読むと、その理由がわかります。このツボは、経絡(けいらく)では督脈上にあり、「水溝(すいこう)」と呼ばれます。
そして、この箇所は任脈とのつなぎ目でもあります。


人の体は、いろいろな経絡がめぐっていることが大切ですが、そのためには、任脈(にんみゃく)と督脈(とくみゃく)がめぐっていることが重要なのです。これがめぐっていないと、他の経絡もめぐりません。


ご病気とご高齢のため、心肺が弱い方がみえて、ある時意識がなくなり、今回、経絡人形の人中に針を入れて、意識が戻ったことを経験しました。もちろん、救急車を呼ぶ対応はしていただきました。

その方は、これまでにも数度、意識を失って自然に戻ったことがあるそうなので、お加持が効いたかどうか、はっきりとは言えませんが(^^♪

人中は、起死回生のツボと言われています。

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