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ネットで”行列”をつくる。 箕輪式プロモーションが販促を変える

いつも料理について綴っていますが、とても衝撃的な出来事だったのでまとめてしまいました。
何が起きたのかと言うと、ベストセラーを連発する天才編集者箕輪厚介さんの新著「死ぬこと以外かすり傷」が予約開始当日にAmazon1位になって重版が確定し、Twitter上で祭り状態になっています。

まだ店頭に並んでいない段階で勝ち取ったAmazon1位
この魅力的な冠言葉によって、書籍に対する注目度が雪だるま方式で大きくなり、発売前の段階にこんなに盛り上がっているわけです。
もちろん書籍に対する注目度も高かったのだろうと思いますが、同時にプロモーションも秀逸。
とても緻密に作戦が展開されているなぁと感じました。


発売前の”発信”がプロモーションとして機能。ネット上で「行列」が可視化される。

上記のスクリーンショットは超人的働き方改革さんのツイート。
的確にまとめられていて、本当その通り!

箕輪さんは、箕輪編集部メンバーをもちろん巻き込んで、各作戦の経緯を投稿・リツートを使ってリアルタイムに共有、様々なところでシェアされていきます。その結果、多くの人が箕輪さんの書籍の盛り上がり具合を知るようになって、自分も参加してみたいなという気持ちになっていったのです。

これまでならあくまで業務連絡だと感じる発信も、伝え方・演出を変えて、連打していけば、それが大きなプロモーションへ変化することを巧みに教えてくれました。


今回の現象はある意味、ネット上で長蛇の行列ができたようなもの。
ちなみに、人は本能的に行列が好きな生き物なことをご存知でしたか?
上記の「小売再生 リアル店舗はメディアになる」で親切に教えてくれています。

人はふれあいを求めて買い物をする  
店内に数分間誰もいないことはあっても、数人が入ってきたとたん、さらに別の客も後に続くように入ってくることがある。実際、同じような店が2つあり、片方には客がいなくて、もう一方に客が入っている場合人は客がいるほうの店に入ろうとする。これがショッピングのもつ社会的な本質である。人混みは、最も明快で端的な「社会性の証し」である。
ショッピングモールや店にいるとき、買い物に熱狂している様子を見ると何らかの興奮を感じるというのは、多くの人が実感できることだろう。

人は興奮している様子を見ると、こんなに興奮するのだから商品はきっといいだろうと脳みそが働くのかもしれないですね。


「ネット上で行列を作る方法」の分解は、書籍に限らず様々な商品のプロモーションを変えていくはず。

今回の事例は、本に限らず調味料でも、化粧品でも同じようなことが起きるべきだと思います。
「発売のタイミングでリーチ垂直立ち上げのためテレビCM…」なんて、もはやギャグ的な広告手法の古典的世界。もちろんネットってコントロール効かないし、なかなか予測できないことが多いから、なかなか勇気がいることでもあるんだろうな。

タイムリーに色々感がせてくれる、良きプロモーションだなと思いました。



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