月立淳水

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  • 月立淳水の昆布出汁

    月立淳水が当たり前のことをてきとーにぼやくだけの文集。 案外勘違いしてること、あるかもよ。

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今日から始めるデジタルトランスフォーメーション(DX)

DXってなに?  DX、デジタルトランスフォーメーションのやり方を書き付けておきます。これは特に成功事例があるとかではなく、このようにすれば理屈上はうまくいくんじゃないかというアイデアレベルのものです。  そこで最初にDXって何?というところの意識合わせをします。これは筆者と読者の意識合わせでもあり、DX推進者と遂行者の意識合わせでもあります。  世の中にはDX推進者の数だけDXの定義があります。これは誇張なく、誰もが思い描いているDXのあるべき姿が違うという意味です。

    • なぜ成果主義はうまく働かないのか?

      はじめに  2000年代初頭、数々の企業がこぞって成果主義制度を導入し始め、今現在も成果主義評価制度を継続している企業が多数あります。一部ではジョブディスクリプション型といった新しい人事制度への移行を模索している企業もありますが、成果主義制度がうまくいかない限り、ジョブディスクリプションがうまくいく目はありません。なぜ成果主義制度は働かないのでしょう? 「成果主義」の芽生え期に起こりがちなこと  著者は何度か転職の間に、成果主義人事制度の様々な段階を経験し、また、体験談

      • もし大企業が内部留保をしなくなったら

        はじめに  大企業が儲けに儲けたお金を中にため込んでいることを「内部留保」というらしいです。大企業が稼いだお金を中にため込んでいるから不況が続くし労働者の給与が上がりません。内部留保をたくさん持っている企業は悪い資本家です。  では、大企業が内部留保をしなくなったらどんな世界になるのでしょうか。 内部留保を暴け!  正確に内部留保とは何かを定義すると、「純利益として会社の中に残り、それを放出せずに利益剰余金や資本剰余金としてため込んでいるもの」です。これは、貸借対照表(

        • あなたの給料はどうやったら上がる?

          下がり続ける給与 90年代の不況を超え、人件費の高騰を抑えるために多くの企業がベースアップ制度を無くし、また、年功序列制度も廃止して成果主義という名の人件費抑制策を導入してから、日本の給与の中央値(最頻値)は下がり続けています。  また、派遣労働、契約社員など働き方の多様性がもたらしたのは、企業にとっての雇用の調整弁であり、多くの場合は、労働者の賃金向上には全く寄与していません。  このように賃金が下がり続ける世の中にどうしてなったのか。政治のせいだとか資本家のせいだとか言う

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        • 月立淳水の昆布出汁
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        記事

          覚えない超勉強法

          はじめに  新しいことを勉強する、そのとき、どうしても覚えられない、どうしよう、ということはだれしもありますね。そこで、この稿では、非常に強力な覚えない勉強法を紹介します。  この方法は、これまでに勉強したことのないことに対して効きます。つまり、もう勉強したことがある事柄に対しては、あまり効きません。もういろんなことを勉強しちゃった人は……えーと、来世でがんばれ!! 前提条件  この勉強法には、とても大切な前提条件があります。それは、あなたが頭がいいことです。はい、そこ

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          インボイス制度反対?

           ついったーで長々と書くのも面倒なのでこちらに。  まず、インボイス制度の前に、消費税について勉強しましょう。  消費税は、何に課税され、誰が納める義務がありますか?  正解は、「消費活動」に対して課税され、「消費者」が納める義務があります。  つまり、正しくは、消費活動を行っているすべての最終消費者が「今月1万円分の消費活動をしましたので、1000円納税します」と千円札握って税務署に行かなくちゃいけない種類の税です。  それではもちろんやってられないので、消費者は、

          インボイス制度反対?