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旅の記:2023年7月のツアー⑮埴生護国八幡宮<木曽義仲戦勝祈願>(富山県小矢部市)

【旅の記:2023年7月のツアー⑮埴生護国八幡宮】

金沢方面に向かいながら埴生護国八幡宮へ。奈良時代養老年間に宇佐八幡から勧請したことにはじまり、天平時代には国守だった大伴家持も祈願したという。
そして木曾義仲が俱利伽羅峠での戦いの前に戦勝祈願した神社でもあります!兵の数では圧倒的に劣る義仲軍が、平維盛率いる平家の大軍を破った戦いで、義仲が牛の角に松明を括り付けさせて平家軍に突進させたっていう逸話が有名ですね!
作法を重んじる平家の兵に15対15の矢合戦を挑み、次は30対30と、わざと時間をかけさせて夜になるのを待ち、それまでに平家軍を包囲し、暗くなって一気に攻めかけたそうですが、義仲は義経にも肩を並べる戦上手ですね。
そんなこともあり武将の崇敬を受け、佐々成政や前田利長が社領の寄進をした。社宝には義仲戦勝祈願書、武田信玄書状ながある。

昭和58年、俱利伽羅合戦800年を記念して建立されたという源義仲像
現在石段は103段だが、社殿前の2段と以前参道にあったという3段をたして煩悩の数である108段であったそうです。ひとつずつ煩悩を踏み消して参拝する、、ということです。戦国時代に蓮沼城主・遊佐慶親が寄進したと伝わる。
現在の社殿は慶長5年から正保3年にわたって加賀藩前田家によって造営されたものだそうで、重要文化財になっています。
ご本殿

神社の先に俱利伽羅古戦場や「源平俱利伽羅合戦図屏風」が保存されている俱利伽羅神社がありますが、前日が記録的豪雨で、通行止めの箇所が多くたどり着けないということであきらめました。また次回!

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