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旅の記:2023年6月のツアー⑩常栄寺<雪舟庭>(山口県山口市)

【旅の記:2023年6月のツアー⑩常栄寺・雪舟庭】

山口市、最後に訪れたのは臨済宗東福寺派の寺院で山号を香山とする常栄寺へ。
元は毛利元就が息子隆元の菩提を弔うために安芸国吉田(現広島県安芸高田市)郡山城内に創建したが、関ケ原の後、減封処分を受け周防・長門2カ国長州藩になった際に、山口にあった国清寺を接収して常栄寺とした。幕末には幕府に無断で山口に藩庁・山口政事堂を築くと(萩藩から山口藩へ)、萩に会った元就の菩提寺・洞春寺を移転させ、常栄寺は隆元夫人尾崎局の菩提寺であった妙寿寺に移された。
妙寿寺も元は郡山城内にありましたが、山口に移設した際に、現在の地にあった大内政弘母の菩提寺・妙喜寺と合寺しました。
なんだかややこしいですが、とにかくもともとは大内政弘の別邸跡にあたり、政弘が当時山口に滞在していた雪舟に依頼して築かれたという庭園「雪舟庭」がります。国の史跡・名勝に指定されている枯山水を用いた池泉回遊式庭園で、室町時代の特色をよく残しているそうです。

雪舟さん
大正時代に火事があり現在の建物は昭和6年(1931年)に再建されたもの。
鐘楼門
無隠(前庭)
手前から右方向へぐるっと
雪舟の筆塚と大内政弘の母君・妙喜寺殿の墓

とてもいいお庭でした。

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