タイトルつけるのって難しい

11月ももう後半。最近はだいぶ生活に慣れてきている感もあり、授業も今期はそこまで多くないせいか落ち着いているといった方がいいのかなと思う。とにかくいろいろな機会をへて何か見つけられるものはないか?振り返りをして、今どこに自分がいるかをよく考えることを忘れてはいけないなと最近思います。備忘録的にノートをつけてその時思ったこと、それを後でどのように振り返るかを徹底していきたいなと思います。


1.新しいクラスのスタート

この記事を書いている3週間前から、The Effective Executiveという授業が始まりました。もともとは、ハーバードでも教えていた先生が担当だったのですが、高齢もあり退職されたため、Organizational Behavior専門の女性の先生が担当です(この先生もハーバード出身)。授業は、転職のトラップに引っかからないための重要な要素(アメリカはジョブ型が主流で転職も多いからかな・・・)、人間関係の構築、役職者としてどのように立ち振る舞うことが効果的なのかを主に学んでいます。社会人中心のMBAにいるため、皆さん自分の経験をガンガン話しますね。基本話を聞いているとずっと止まらない人もいるし、ほかの人が話した経験にまた別の人が別の経験をかぶせる・・・・これもアメリカ流?という感じです。ある人が「支離滅裂なコントリビューションでごめん!でも私はみんなの話を聞くのが好きだよ!」とか言っているけど、自分の話するとき以外態度めっちゃ悪いやんとか、とにかくとりとめのない前提を話し時間を食う人がいたりとか、先生が優しくてきちんとすべてを拾ってくれるのでとにかくいろいろな方向に話が飛びます。
内容自体は非常に面白く、就活で企業にもてはやされてその企業に決めたが実際入ってみたら合わなかった・・・・とか、自分が貢献しているエリアにドラスティックな改革を役員から提案されて、別の人がその改革の責任者となり、自分の部下や地位を守る行動をするために自分の改革案を用意する期間を要求し、「私が責任者です、私が改革案を評価します」と強く出て、受け入れなきゃやめると通告したケースを学びました。ただ、その背景には自身の保身など、自分の成功に固執している部分もあったり、逆に同時期にその改革の責任者の方は何を思っていたのかを読んだりしました。一つの立場しか見ないでものを言うのはとても危険であり、その間で客観的になるということの難しさを感じました。すべてを形容するのが難しい・・・・。書いている時点で語彙力ないなとか思います笑 
これからも時代の変化に合わせた決断や、自身が一番苦手な「嫌いな人との働き方」を学ぶのでよく予習して、自分に当てはめて考えていきます。

2.免許ゲット!

やっと今月の初頭に免許ゲットしました~。10月に受けるつもりが同行してくださる人がコロナにかかって、ほかの方にお願いするも試験二日前でみんな予定がありNG・・・・。延期して受けてきました。先月のインド人との事件もあり、運転に関してもう一度教習所時代を思い出して取り組むことにしました。具体的には、幅寄せ、縦列駐車などをもう一度見直し、Youtube実際の試験コースを確認し、日本人の先輩や、学校の友人の力を借りて、何度か走行練習をしました。実際こっちに来てから運転はかなりしているのですが、事故を起こさないことが大事なことなので、これからも定期的にルール確認(英語の勉強にもなる)していかないとなと思います。当日試験場(DMV)に行ったら学校の教授にあって「頑張れよ!」と声をかけてもらってリラックスできたのもつかの間、前に試験を受けていた女性が不合格だったのか駐車場で本気で怒っていたので、かなり緊張していました。
試験自体は、試験官がアジア系の方で、対応がとても優しく合格できました。事前の予習にはなかった試験官独自のルート選択もありましたが、何度かコース練習もしていたので、問題なく対応できました。車がスピードが出やすいため、時々法定速度をオーバーしたりしてその分が引かれたり、右折の時にもっと寄ることが大事ととアドバイスがありました。とりあえず、普通の運転とはいろいろ違うことも多いので、色々なルール確認をしつつ実践あるのみと練習していたのが良かったのだと思います。この経験からどんなことにおいても練習して備えることの大切さを改めて認識しました。特に異国なので、気を遣う部分も大いにありましたし・・・・、手続きが英語でできるかなとかいろいろ心配事は尽きません笑
ちなみに、前回のインド人Aさんはスピードが遅すぎて不合格、左折の時にニュートラルレーンという両方向が真ん中の左折等に使用するレーンを遣わず左折し、クリティカルエラーで不合格と、2回不合格だったそうです。人に言う前にきちんと実績を伴うことが大切だと学習させてもらいました・・・・。

3.ネットワーク機会を増やす

MBAって基本的にはビジネス全般にかかる知識や技術を学ぶことに大きな目的があるかと思いますが、人とのかかわりで新たな発見をすることがとても大事だと最近痛感しています。僕の場合はほかの学生とは違って、社費留学なので給料もあれば、仕事が一応保証されていることも全然違うのかなと思います。実際周囲はアルバイトや就活に向けての動きを熱心にしているし、解雇されたから新たな仕事を探す・・・といった人も多いです。そんな中で、ありがたいのがCareer Professional Developmentのイベントで、隔週でOB・OGのお話が聞けることです。どのように学んだことを生かしているのか、仕事における考え方ですとか大いに学ぶことがあります。まだ聞くだけで精一杯になっていることもあるのですが、少しでも吸収して活かす術を考えて聞いて自分でアウトプットにしたいです。
あとは他専攻の生徒とも話させていただき、心理学とビジネスがこちらでは密接に結びついていて、色々な専門分野があります。心理学から見た組織論を学ぶこともあります。先日も、評価(Evaluation)の教授にお話を聞く機会があり、教育における評価の話が主でしたが、評価におけるバイアスや、相対評価の問題点などビジネスに通じるものも多く勉強になりました。
IT分野の生徒からも彼らがどのようにITを活用しているのかを聞くことで、基礎的な理解をもらえることもあります(これについては今後とも理解を深めたいなと・・・・・)ボランティアに行ったり、人とのかかわりを増やして、ビジネスにかかるいろいろなことの理解を深められたらと思っています。

4.ものの見方と根本の考え方

山口周さんの本で、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」という本があり、自分の中で未来を創ることについて考えてみました。不確かな未来に対して一石を投じるとき、自分がどのように未来を創るのか、それが他人の心に響くものなのかを考えるときに、美しさや抽象的なものを感じ取る力など、アート的な観点や哲学の学びが欠かせないなと思いました。それで、Museum Networkに入って芸術を見る視点を学んだり、最近ではオーケストラや演劇、バレエなどをキャンパスでやっているものではありますが見ています。これらを通じて「ものの見方」を鍛えることができればいいのかなと考ええています。場合によってはプロフェッショナルのものを見るなど、足を広げることも大事になってくると思っています。
哲学は前々回の記事で書いた通り、すべての授業においてドラッカーの理念に多く触れることができ「根本の考え方」を確立できる機会をもらっています。あとは、ファイナンス、マーケティング、ストラテジーといった技術?的な要素をきちんと身につけて、会社に貢献できるところを増やしていければと思っています。データやAIがこれからもっと人間の社会を豊かにするものになるとは思いますが、その中でドラッカーの提唱した人間中心のマネジメントがどのような役割を果たすかということは非常に興味があります。一つ思い出したのは、出国する前に上司の方に「ネットでの好みの分析が精緻になることにより、事務よりも先に営業がAIで淘汰される」という話をされました。幸運なことに、ドラッカーフィロソフィーのクラスで人材コンサルに企業とコンサルタントのマッチングシステムを導入した方に話を伺う機会があり、「マッチングシステムが確立する中での対人による営業の役割はどこにありますか」と聞いたところ、「人間関係の中で、お客様がより深層的な部分での悩みを営業に話してくれることがあります。その中でのニーズの確認、提案が可能ですので、人による提案も引き続き重要な役割を担うでしょう」とのことでした。自分の会社の営業の方々を見ていても、長年のリレーションで確立した人間関係や、相手との直接の対話で築く提案に勉強させられることが多く、確かにすべてを淘汰することはできないのでは?と考えています。
とまあこのように自分の経験をフレームや理論で考えるのは本当に面白く、有意義な時間だと思っています。

5.終わりに

備忘録的にいろいろ書いていますが、書きながら考えることも多く、言語化する過程で、少しでも前進しているのかなと思います。サンクスギビングのお休みはビーチに行ったり、パーティに招待してもらったり、ブラックフライデーの買い物に行ったりなど、とても良い時間を過ごせました。今日は一日何もなくダラダラしてしまいましたが、散歩と筋トレ、読書を少しはできたので良しとしようかと・・・・。明日から秋学期の最後まで3週間ほどですが、日々を大切に、新たな発見をする機会を忘れずに学んでいこうかと思います。



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