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日経電子版の記事【ネットとのやりとりは「AI執事」 10年後見据え開発】は、人間とネットを結ぶインターフェースの主流が音声アシスタントへと変わっていく中、人間が音声インターフェースで機械を動かす時代に、AIエージェントの可能性を見据えた骨太のリポートだと思います。 この記事で最も印象深いくだりの一つは、次の一節ではないでしょうか―― (記事より) パソコンからスマホ、スマホからテレビと、利用者が使っているマシンを変えるとエージェントが別の画面にジャンプして付いてきてく
日経電子版の記事【富士通マーケティング 図書館、貸し出し手続き不要に】は、図書館における貸し出し手続きが不要となる「ウォークスルー型図書自動貸出システム」に関するリポートです。 最近は、クルマや自転車、宿泊施設など、実に色々なもの、モノやスペース、スキルといった様々な分野でのシェアリングの潮流が拡がっていますが、よくよく考えたら、「図書館」というのは、それこそプトレマイオス朝エジプトのアレクサンドリア図書館などにも遡る人類最古の部類のシェアリングサービスです。 今、
日経電子版の記事【黄金のトイレ、海外の人々魅了(古今東西万博考)】は、2010年上海万博で「日本産業館」に出展され話題をさらった「黄金のトイレ」に関するリポートです。 この記事、「へぇ~、黄金のトイレか……」と思っただけで、あやうくスルーする所でしたが、よくよく考えてみると、高品質な日本製品を売り込むために⇨「黄金のトイレ」で話題をさらい⇨日本のトイレへの関心を高めるというメソッド、『目立つためのメソッド』は、きわめて卓越したプロ―モーション、「黄金」という人類共通と言
日経電子版の記事【音声翻訳で外国人と話せる? 真意つかむのは人、認識】は、通訳機の使い勝手を試した好リポートだと思います。 記事などから、一般論として音声翻訳の課題をピックアップしてみると―― ▶音声翻訳の課題① 文章に主語や目的語などの省略があると精度が落ちる。 ② 文章に主語や目的語などの曖昧さがあると精度が落ちる。 ③ 意味不明の発言が返ってきた時、自分の発言が正しく伝わらなかった 為か、相手の発言が正しく翻訳されなかった為か不明である。 ④ 一度に翻訳
日経電子版の記事【ティックトック、ユーチューバーより早く稼げる?】は、「(記事より)ほかのSNSよりも早く、時に数日で数十万のフォロワーを持つ売れっ子になることも可能」というTikTokの台頭をリポートしたものです。 このようなTikTokの最大かつ最も卓越した特徴は、何と言っても「(記事より)独自のAIアルゴリズムによる「おすすめ」機能により、フォロワーを抱えない一般の投稿が爆発的に人気になり、数日で数十万のフォロワーを獲得することも」ある点でしょう。 『フォロワ
日経電子版の記事【NY市、高層ビルに「野鳥に優しい」ガラス義務づけ】は、「(記事より)米国内で高層ビルにぶつかって死ぬ野鳥が年間6億羽に達する」というショッキングな事実をリポートしています。 高層ビルの窓ガラスを認識できず、突然見えない硬い壁へと衝突してしまう野鳥が、米国だけで6億羽もいるとは…… このショッキングな事実は、私達人間の営みが、ただ存在するだけでも自然との間に軋轢を生み出している事を思い知らせてくれます。……有害な物質が拡散したり、二酸化炭素をとめどな
日経電子版の記事【サブスクリプション、本当にお得? おカネの自由研究】は、改めてサブスクの損得を考えさせてくれます。 改めてサブスク(特に定額制の場合)の一般的なイメージを考えてみると―― ▶サブスクリプションのイメージ① たくさん使うと⇨非常に得 ② 普通に使って⇨得する ③ 少なめだと⇨トントン ④ ほとんど使わないと⇨損 サブスクを始める動機としては、やはり、「普通に使ってれば得する」という価格ラインの設定がなされている事だと考えられます。「普通に使っ
『サイボーグ』と言えば、生命体とテクノロジーの融合した存在、例えば映画で言えば、あの名作「ロボコップ」のようなものを想像するかも知れませんが、より広義に解釈するなら、『人間がテクノロジーに頼って生きている状況』であり、実は私達のサイボーグ化はすでに始まっている、とも言えます。日経電子版の記事【技術頼みで変わる脳 いっそ優れたサイボーグに!? 先読みウェブワールド】は、そんな状況にやんわりと警鐘を鳴らす、大変興味深い記事です。 そんなサイボーグ化の事例を記事から拾ってみる
日経電子版の記事【民放、「異色ドラマ」の番です】は、YouTubeのパーソナルな動画が作り出す圧倒的な共感など、様々な手法で盛り上がりを見せる『ネット動画』に対して、かつてはブラウン管の向こう側にあった夢が希薄になりつつあるかに見える『テレビドラマ』のチャレンジを考えるリポートです。 記事では、チャレンジのシナリオとして、次の3つの施策が紹介されています―― ▶『テレビドラマ』のチャレンジ事例①『短尺化』・・・従来の1時間ドラマを30分×2本立てに。 ● 30分とい
日経電子版の記事【10年前の装置を最新型に ASMLが磨いたサービス力】は、半導体露光装置でシェア9割のオランダ「ASML」のポテンシャルの秘密をそのサービス力にあると読み解くリポートです。 記事では、様々な視点から強さの秘密が解き明かされますが、なかでも、故障対応などの保守点検から、部品交換などによって旧型を最新型のスペックに近付ける改造まで、幅広いサービスを充実させている事がクローズアップされます。 確かに、サービスが充実していれば、需要変動が上向きな時には設備
日経電子版の記事【2つのDXでデジタル化を】は、近年かまびすしい『DX(デジタルトランスフォーメーション)』ではなく、もう一つの『DX(デベロッパーエクスペリエンス)』に注目したリポートです。 確かに、技術者が気持ちよくストレスレスに、そのスキルを発揮しやすい環境の中で、ソフトウエアの開発ができるような体験=『DX(デベロッパーエクスペリエンス)』の実現は、きわめて重要なはずです。 ▶『DX(デベロッパーエクスペリエンス)』が 最大化されると……① ソフト(
日経電子版の記事【先進国が患う長期停滞に克つには(大論戦)】は、今再び注目されている『長期停滞論』、需要不足などの要因で潜在成長率が下がり、低成長が常態化する『長期停滞論』についての、各界の識者による見立てを紹介しています。 この記事を通読して改めて痛感するのは、「モノ・サービスの生産・提供を通して生み出される付加価値の額」である『GDP(国内総生産)』では、今の時代、第4次産業革命の時代の『豊かさ』は測れないのではないか、という事です。 そもそも、第4次産業
日経電子版の記事【駅ナカ自販機サブスクに応募殺到 QRコードで1日1本】は、サブスクの潮流が自販機にまで来て、JR東日本ウォータービジネスが自販機サブスクリプションサービス提供に先立ち利用者500人を募ったところ、これを大きく上回る8800人の応募があった、というリポートです。 記事では、このタイミングで『自販機サブスク』を開始した理由を、今回の消費増税と説明しています。増税によって自販機価格が変わる訳ではありませんが、増税に合わせたポイント還元やキャッシュレス化の潮流
日経電子版の記事【数字にどこまで頼る? 半数が「人間より信頼」】は、データ野球先進国の米国で、データ分析によって、「(記事より)選手の能力のピークが従来の経験則よりも若いことが判明。ケガのリスクも高いベテラン選手への巨額の投資に、二の足を踏む球団が増えてきている」というリポートです。 このような潮流に対しては、当然、「(記事より)チームワーク力など、選手の評価には数字に頼れない部分も多い。データだけでチーム編成はできないはずだ」という反論もある訳で、「人を信じるか、デー