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ヤマザキマリのリスボン日記

日本人で最も敬愛している人がヤマザキマリさんです。
とても素敵で魅力的な女性です。
この様な方と暮らしていると日々がとても楽しく面白おかしくなるだろうなあ、と読みながら何度も思いました。

ヤマザキマリさんを初めて知ったのは、殆どの日本人がそうであるようにテルマエ・ロマエを読んでからです。
その当時は受験生で日々予備校で石膏像を鬱になるほど描かされており(石膏デッサン大好き!と自己暗示をかけていました。)、慣れ親しんだものが表紙になっていたので、取り敢えず読んでみた、というやつです。
正直テルマエ・ロマエにはあまり感動しませんでしたが、石膏像大好き!と自己暗示をかけていたので、少しでも描かれたものを見たくて、読んでいました。
その後、ヤマザキマリさんの出版物には接触する機会もなく、何年も経過した時、気づけば古代ローマ・ギリシャ大好き人間になっていた私は、少しでも多くの時間をそれらに費やしたいと思い、手当たり次第に本を読みあさっていました。
そして、古代ローマを題材にした漫画ってないんかな?と思い(テルマエ・ロマエの事は完全に忘れていました。)、ネットで検索したら、「プリニウス」という漫画があることを知りました。
そして作者を見たら「ヤマザキマリ」と書かれているので、「あー、テルマエ・ロマエの人だ。絵あんまり上手くないから好きじゃないんだよな~。。まぁ、いいや取り敢えず読んでみよ!」という、なかなか失礼な感想を持ちつつも読んでみたら、ビックリするほど面白く、どんどん「プリニウス」の世界に魅力され、プリニウスという人間にも魅力され、そして、これを描くヤマザキマリという人間はどんな人なんだろう?という興味がふつふつと湧いてきました。
そこから彼女の出版されている書籍を読み漁るようになり、彼女の魅力の虜になってしまいました。

彼女のフィレンツェ留学時代の体験もさることながら、
とにかく、文章が面白い!

この面白さは飾り気無く、感じたまま、思ったがままを書き綴っているからこそ出てくる自然物なんだなと、思いました。

この人の近くに居たら、毎日が本当に楽しいだろうなあ。
ヤマザキマリさんの御家族が本当に羨ましいですね!

いつか私の作品がヤマザキマリさんのお目にかかる事があれば良いなと淡い期待を抱いています。

リスボン日記の感想は殆どありませんでしたが、この本もとにかく面白く何度も読みながら笑ってしまいました。
そして、おお!と思ったのは、ヤマザキマリさんも「BORAT」を観ていたことです。
私はオーストラリアでの留学時代にシェアメイトのイタリア人の友人と一緒に観て、呼吸できなくなるほど笑い転げていました。
ヤマザキマリさんも大笑いしたとの事で同じ映画で似た感想を抱いたことに嬉しくなりました。

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