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1980年のヘヴィメタル / HEAVY METAL in 1980

文・ランディ高橋

 生計を立てるためのロウドウと寝食以外の時間を音楽に充てる事が多いです。いちばん好きなジャンルは『ヘヴィメタル』。一般の方には魅力を理解し難いと自分でも思います。とにかくやり過ぎ感満点ですからね。ご興味があればウェブサイトで検索頂くと詳細情報は入手頂けますので、以下はまとめです。

・楽曲のBPMは200以上、ライヴでの音圧は100dB以上。

・主旋律のメロディが全くなかったりしたかと思えば、バッキングやソロパートでギターが(場合によててはツインでハモりつつ)泣きまくる。

・日本のロック黎明期のミリタリールックや、英国'70sのグラム・パンクファッションをこれまた可能な限りデフォルメしたファッション。

・歌詞はといえば、恋愛・応援系の一般的なロックでは取り上げることの少ないファンタジー系やアンチ・クライストなどなど。

 反体制を象徴するジャンルは、かつてのロックからヒップホップなどにシフト。しかしロックのサブジャンルである『ヘヴィメタル』は確実に進化し、もう孤高のジャンルとなっています。日本の音楽評論家である伊藤”ヘヴィメタル・ゴッド"政則先生の文献と、当時アーティストがリリースした作品の印象を整理して次のような解釈をしています。バイアスかかりすぎていたらすみません。他ジャンルのエッセンスをハードロックと融合した『ヘヴィメタル』らしい楽曲を提示したIRON MAIDEN(この仲間がNWOBHM勢)。ハードロックの特異性をデフォルメして『ヘヴィメタル』のイメージを定着させたJUDAS PRIEST。1980年、英国メディアは伝統的スタイルを維持していたハードロックの重鎮も彼らに加えてブームを作り上げました。

 プロレスと野球に没頭しており、テレビ・ラジオからの歌謡曲に接していた僕はごく普通のザ・昭和の小学生。1979年のクリスマスに、両親からステレオ・ラジオ・カセット(NEC製)をプレゼントに購入してもらいました。友人から深夜放送(当時札幌在住のためSTVラジオのオールナイト・ニッポンほか)を勧められ、ラジオ聴取が楽しくなると洋楽番組を聴き始めます。ラジカセにエア・チェック機能が備わっていることがわかり、AM放送からの音楽を録音。そして遂にFM放送にたどり着き「週刊FM」を購入。ここまではザ・昭和の中学生。当時は'70s後半から続くディスコやフュージョンにピーク直前のYMOなどを愛聴。あとは叔父の影響でヴェンチャーズとかポール・モーリア。「週刊FM」や新聞での取り上げていた『ヘヴィメタル』には接していたはずですが、当時のカセット・テープには録音されていませんでした。コンポーネント・ステレオをそうご電器で購入したのが1980年のクリスマス、余談ですが。ということでリアルタイムで体験することなく中学2年生に。続きます。

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