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マーケティングマインドが身に付くトレーニング

最近マーケティング・マインドに関する本を読んでいます。そこでは、ビジネスチャンスの捉え方を考えながらマーケティング・マインドを身に付けるトレーニング方法が記載されておりました。早速noteにアウトプットして練習してみたいと思います。

マーケティング・マインドとは

はじめにマーケティングマインドとは何でしょうか。
ここでは簡単に「売上を効率よく上げる為の仕組みを考えること」と定義します。マーケティングという言葉はとても広義に扱われておりますがベースとなる考え方は同じと考えます。その中でもビジネスチャンスを捉える事が需要なポイントであると多くの本でも謳っていますので今回は「ビジネスチャンスを捉える」ことにフォーカスしたいと思います。

ビジネスチャンスの捉え方

ビジネスチャンスは、お客様が何にどのようなことに困っているかを考えることからスタートします。

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トレーニング方法

では上記の参考にトレーニングを始めましょう!
トレーニング方法は、
①興味ある分野または流行りの商品を見つける。
②その商品を提供している企業の強みを考える。
③その商品は誰のどのような問題を解決を考える。
④「そのような問題が発生する社会的な背景は何か」を考える

売れている、流行っている商品がマーケティングとして成功しているものと位置付けで逆算して考えることでビジネスチャンスを捉える練習となります。

トレーニングをする上で大切なことは全てに仮説を立てる、そして都度検証をしてみるということです。それでは自分が興味ある分野で上記①〜④を考えてみたいと思います。

1. 興味ある分野、流行りの商品

それでは題材を決めましょう!
今自分の中で特に興味があるものは筋トレです。最近やたらとトレーニングジムが多いなぁと感じることが多く、また周りにもジョギングやジムでの筋トレを始めたっていう人が多くなっている印象です。そのため今回のトレーニングの対象分野はスポーツジム、そして現在通っているゴールドジムを題材にしたいと思います。

2. 商品を提供している企業の強み

ゴールドジムの運営会社は、株式会社THINKフィットネス という会社です。
まずはこちらの会社HPから沿革を見てみましょう。

1986年(昭和61年) フィットネスクラブ「Happy」を東京都江東区に開設し、バーベルや小物の輸入販売を開始

沿革からフィットネスクラブの運営、および筋トレ器具などの取り扱いの歴史が長いことがわかります。またHPには事業戦略も公開されており、商品提供については以下のような記載があります。

土台となる商品の提供については、創業期から一貫して国内外のトレーニングマシンやフィットネス・アクセサリー、サプリメント等の卸売および小売(店頭販売・通信販売)を手がけ、流通経路を確立してきました。またオリジナルサプリメントの開発も行い、自店のみならず量販店等でもご好評をいただいています。よい商品ならばメーカーを問わず流通に乗せ、すべてのユーザーに多様な選択肢を提供する姿勢を貫いています。

沿革以外にも、こちらの企業についていろいろ調べたみると以下の強みがあることが分かりました。

・創業当初からトレーニングマシンの取り扱いを行っており、マシンについてのノウハウが蓄積されている

・トレーニング意外のサプリメントなどの提供も行っているため、フィットネスに重要な栄養素についても知見が溜まっていそう。

・トレーナーさんがほぼマッチョです。アルバイトの方もマッチョです。
こちらはゴールドジムに通うとわかるのですが、筋トレに関しては、スタッフの方が玄人レベルということも強みの1つなのではないかと思います。

3. "誰の" "どのような問題"を解決しているのか?

ゴールドジムに初めて通った時に思ったのが「マッチョ多いな...」です。
もちろん運動不足を解消する目的で来ている人や高齢の方などもいらっしゃいます。それにしてもマッチョ率が多いなーという印象です。

スタッフの方もマッチョが多いのでマッチョがマッチョを呼ぶのか...またはゴールドジム通うと全員マッチョになってしまうのか....笑

ここで1つ仮説を立ててみましょう。マッチョになるには結構な時間が必要です。私が通っているジムはオープンからそこまでの長い期間立っていないことを考えると何かしらのトレーニングをされていた方がジムの会員になっていることが予想されます。おそらくですが、何かしらのトレーニングを初め、予想以上にどハマりし、もっとかっこいいボディになりたい!とか、もっと本格的に筋肉をつけたいなどのニーズがあり、そのために本格的に筋肉をつけるためにはどのようにしたらよいのかという悩みがあったと考えます。
そしてトレーニングをしながら何か迷った時に、すぐマッチョなトレーナーさんが近くにいるので直接聞くことができるというメリットがあるのではなにかと仮説が立ちました。

この章のまとめとしては、「本格的に筋肉をつけたい人が、どのようなトレーニング、サプリ、食事を取ったら良いかがわからないという課題に対して、知見もあり自ら実践しているトレーナーに直接聞けるという解決方法があるのではないか」ということになります。

4. そのような問題が発生する社会的な背景は何だろうか

③で仮説として立てたユーザーの課題は「本格的に筋肉をつけたいが、どのようなトレーニング、サプリ、食事を取ったら良いかがわからない」としました。では何故そのような問題が発生するのでしょうか。

ここでもいくつか仮説を立てて考えてみます。

筋トレブームが到来している?
以下は経済産業省で公開されているフィットネスの会員数および売上です。
出所:経済産業省

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このグラフを見る限り、フィットネス業界は成長市場であることがわかります。またGoogleトレンドで「筋トレ」で検索してみると、2004年から右肩上がりとなっていることから、筋トレに興味がある、またはトレーニングをしている人が多くなっている傾向ということがわかりました。

サービス・情報が多くなって来ている?
筋トレでネットで検索すると相当な数のサイトがヒットします。またyoutubeやinstagramなどのSNSでも個人がいろいろなトレーニング動画や画像を配信しており、誰でもいつでもトレーニングについての情報を得ることが可能です。

一方で情報が多すぎると「何が正解かわからない」「自分にあったやり方はないのか」など道案内が必要な迷子の人が出てくる可能性があると考えられます。

この章でのまとめとしては、年々フィットネス・筋トレをする人が増加する一方で情報量も多くなり、それに伴い自分にあった情報を自分で判断することが難しい状況になってきているのではという仮説を立てる事が出来ました。

5. トレーニングのまとめ

今回のトレーニングの①から④をまとめると以下のようになります。

題材: ゴールドジムがなぜ日本で受け入れられたのか

商品を提供している企業の強み
 創業当初からトレーニングマシンやサプリメントなど筋トレを本格的に行うにあたってのTIPS、ノウハウが蓄積されている。そのため、トレーナーのスタッフの方もほぼほぼマッチョであり知見とともに実際にムキムキである。
"誰の" "どのような問題"を解決しているのか
 筋トレ初心者ではなく、筋トレをかじった人が本格的に筋肉をつけたい!と思ったときにどのようなトレーニング、サプリ、食事を取ったら良いかがわからないという課題に対して、長年蓄積された筋トレのノウハウや、実際にその方法でムキムキになったトレーナーさんが直接教えている。
そのような問題が発生する社会的な背景
 年々フィットネス、筋トレをする人が増加する一方で情報量も多くなり、それに伴い自分にあった情報を自分で判断することが難しい状況になってきている。

いかがでしたでしょうか。すでにヒットしている・流行っている商品やサービスなどから逆算して「なぜ?」を問いかけることでこのサービスはどのような課題と解決策をどのようにして考えられたのかが少しわかった気がしてきますね。

日頃トレンドには敏感になり、今回のように"なぜ?”を意識しながら社会的背景などを考えることで他にも課題はないか、困っている人はいないか、その解決策は何だろうかと考えることでビジネスチャンスが見えることがあるかもしれません!


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