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庭園美術館で装飾の庭ー朝香邸のアールデコと庭園芸術

12月10日まで開催中。気になる展示だったので絶対行かなければと思い、先週の日曜日、駆け込んだ。

最近気がついたのだけど、私は三井ホームの丸窓と家のフォルム、控えめな外装の装飾加減。アール壁なんかいいなぁ素敵だ!と憧れがある。

最近の主要デザインは流行りに乗って三井ホームらしさみたいなのがちょっと薄れているように感じ、個人的には残念。
三井ホームの家が好きなのは前の職場での憧れか?と思っていたのだけど、違った。原点がここにあったのです。(というか古い洋館好き)
ここ、庭園美術館には昔からたま〜に、ほんとたま〜に行っていてその影響だわと気がついた。ここ最近は年2回程度気になる展示の時に行くような感じだけど、大体建物を見ている。玄関のモザイク床とか・・・。何度見ても見飽きない。

朝香宮邸のアール壁の部屋は大食堂になっていた。

なんだか長年の疑問というか自分の好みの原点をようやく知れてとても嬉しかったのです。

今回の展示は朝香邸の内装美術を手がけたアンリラパンをメインに朝香宮邸の装飾の分析を起点にして、20世紀初頭のフランスの庭園芸術について、紹介している。・・・というのは本展の図録から。たまに訪れていた時はぼーっと背景として見てた壁画がラパンが描いたものだったり、朝香宮邸の前に手がけたフランス大使館のイメージ画やブラジルの別荘のプランが朝香宮邸に類似していて、その発展型として朝香宮邸ができたのでは?ととらえることができるらしい。

テキスタイルやパース絵も描き方も色合いも素敵だし、
20世紀初頭に活躍した3人の画家の庭園をテーマにした作品もまた何度見ていても飽きない。
独特の色使い。仕事でも趣味でも関係なくこんな絵を描きたいなぁと感じるこの頃です。
提案でこんなふうに描かれたイメージ図が出てきたら感激でしょうね。









と、行ったのは極寒の日曜日の午後閉園間近。とても寒かったので空いてました・・・笑
庭園の池周りの紅葉も晴れてたら空に映えて綺麗だったろうなと思います。

あぁでももう1度この展覧会に行けたら良かったなぁ。
ここ何年もどこに行っても駆け込みで短時間集中的に見る感じなので、
数年後はゆっくり見れるだろうなぁと思いつつ切ない。行けるだけ贅沢だ、と思うことにしております。
そして、こういう時間がないと窒息してしまうので、許しておくれ・・・(誰に?って感じですが。色々な方面に。)

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