（昨日はバイトが忙しくて時間がなく、お休みしてしまいました。すみません。）

７月１２日の黒ポン

今日は「やる」をテーマに書いていきます。

これは合氣道の先生がよく仰っていた言葉です。
「有言実行」ではなく、「言行一致」。

それぞれの意味を辞書で引くと、

【言行一致] 
口で言うことと行動とに矛盾がないこと。
主張しているとおりに行動すること。

【有言実行】
言ったことは必ず実行すること。
宣言したからには、必ず成し遂げること。

「有言実行」 でも宣言して必ず成し遂げるのは素晴らしいことですが、「言行一致」は言葉と行動が一致している。すなわち既にできているのです。

言ってから行動ではなく、言った時には行動が伴っている。
そして、既にできているのでさらに先を目指すことができます。

「すごいなぁ…」と感じて尊敬する人、憧れの人、目標の人…….…
自分のいるレベルよりも遥か上の人たちがそのレベルで満たされているかというとそうではありません。

その人たちはその地点をゴールとせず、さらに上を追い求めています。

私自身、人と比べてしまいがちで、他人が自分より優れたところを持っていたり敵わない存在であると「すごいなぁ…なんでそんなことができるんだろう。なんでそんなに良いものを持ってるんだろう。」と羨ましがっていました。それが 僻みに繋がることもありました。

でも、ある時気づいたのが、その人たちはもっと上を目指していると。
悔しい思いをしながら「まだまだ…」と目指し続けている。

いつまでもその先を求め続けるからこそ、成長し続けるんだなとようやく理解できた瞬間でした。

私が少しだけ合氣道をやっていたときのことです。
運動とほぼ縁がなかった私が武道に興味を持ち、できたらかっこいいなという思いで始めました。

上級者の技を見ているとあまりに綺麗で音もなく進むので「こんな風にできるんだ。」と思いながら見ていました。その時は「綺麗だな〜」という感想しかありませんでした。

ところが、いざ自分が技を教わりやってみようとすると全く上手くいきません。まず、足さばきや手の動き、体の動かし方が全くわかりませんでした。

とにかく先輩たちの動きを必死に真似て何度も何度も何度も繰り返してようやく形だけ身につくくらい。

やってみてから初めて「こんなに難しいんだ」と知りました。
その凄さがわかることは凄いと感じた人に対してより敬意を払えることにもなる。

これは他のことにも言えるな、と。

なんとなく「すごいな〜」と思うんじゃなくて、どこがどうすごいかまでわかる。そんな人になりたいと思っています。

今日の黒ポンは３つでした。