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スタートアップのCEOが週記から一年を振り返る、自己変革のキーワード5選

これはM&Aクラウドアドベントカレンダー2023の24日目の記事です。

M&Aクラウドの及川です。実は、自分は数年間週次で自らを振り返るという習慣があります。経営者の仕事の多くは意思決定とコミュニケーションですから、自分の振る舞いや心の癖を理解しておくことはアウトプットの質をあげると思うのでよくやっています。確実に言えるのは、タイムマネジメントは格段にレベルアップしたと思います。なので、週記めっちゃおすすめなのでぜひやってみてください。

なお昨年のアドベントカレンダーでも、似たようなネタで記事を書いており昨年は、下記が取り上げられました。

  • 気合い2.0

  • ORではなくAND

  • 長い成長率

週記のフォーマットや上記が気になる方は、昨年のnoteをみてください。

今年の定量的なハイライト

まずざっと今年できたことをいくつか書いておきます。いいことも悪いこともありましたし、全然悔しい一年だったなぁと思っていますが、今年成し遂げたことを羅列しておきます。

  • 仕事

    • EO Tokyo Central 設立10年未満の部で売上高成長率1位

    • 東洋経済のすごいベンチャー100に選出

    • フルタイムメンバーが100名突破

    • CSOとCBOがJoin

    • 代表取締役兼広報課長をついに離脱し、代表取締役へ

  • 家族

    • 第二子誕生。

    • 父の還暦祝いに親の雑誌を制作。

  • 個人

    • ジム行かずに自重トレと食生活の見直しをして、1年で5キロ体重をダウンし半年キープ。

    • 母校東洋大学のポータルに、学生起業家のロールモデルとして紹介

    • 地元北海道の経営者の方々との縁が増える

では早速、2023年の自己変革キーワード5選

熱狂

会社のスローガンにも一時期するくらい、熱狂を使っていました。自ら楽しく燃えて動けるような状態にいかに持っていくか?会議をギスギスさせたまま終わらせてないか?いかに熱が個に組織に宿るようにするかというのは今年結構意識したことでした。寺田倉庫の寺田さんにも、経営合宿は盛り上がることが重要だと言われたり、株主にも朝会は熱狂だと言われたり、ネオキャリアの朝会に参加させてもらったら熱狂がすごいわと学ばせてもらったり、SHIFTの丹下さんにも踵が浮くくらいの状態をいかに作るかとか言われたり、色んなとこで同時期に聞いたので、もう熱狂大事だわとなりました。熱狂や夢中に比べると努力はコスパ悪いんで、勝手に行動してる状態で自分自身やってるのだから、そういう形にメンバー全員持っていけたらベストだなーと改めて思いました。

感情が先、論理が後。

これは何かというと、自分も過去悩んでたことなんですが、尖ってた時代、「正しいロジックで判断できない人は困る。実際は感情で決めて、論理的に説明しているだけでロジカル感を出してくる人はなんなんだ」とか思っていたことはありました。だから、感情抜きに正しいことをぶつけようと。これはプロトコルが合わない人では全く通用しません。

なぜなら、自分も含めて人は見たい物を見るというバイアスがかかるようにできているからです。なので、論理的に考えると、感情の問題を終わらせておいてから論理の話をしないと論理が通らないんですよね。だから、先に感情面の話を終えてから論理にいくほうがみんな論理に集中できるので合理的であるという話です。成功の循環モデルというフレームワークでも同じようなことが書いてあるので、興味ある方はみてみてください。しかし自分はそのフレームワークを知っているにも関わらず苦しんだので、知ってると分かるは違うと言うことですね。マネジメントで苦しんでる皆さん、ぜひ振り返ってみてください。

俺から目線と当事者目線

「俺があなたの立場だったらこうするのに」というのが、俺から目線。つまり、自分からの視点で物事を見た時の意見です。俺から目線で見た時の違和感をそのまま言うと人によってはマウントっぽくなります。当事者目線とは、なぜその人はそういう行動をとったのかを当事者の目線で見て考えることです。俺から目線で違和感を観測して、当事者目線で考えて、解決策を考えるというのが大事です。これは、対顧客ではできる人が多いのですが、対上司部下になるとできなくなる人が多いです。なお、自分がこれめっちゃ苦手なので意識するために言語化しました。上から目線ではなくフラットに話しているぞーっていう人ほど陥ると思うので俺から目線というワードにしています。

ワンチャンを狙え

これはとある会でSHIFTの丹下さんとご一緒させてもらった時に、心に残ったことで、いけるかどうか分からないけどワンチャンス狙って採用で口説いてみたり、交渉してみたりするという意識です。元々自分自身、ワンチャン狙っていくスタンスはあったのですが、丹下さんも話されていることから、言語化されてかつより自信を持って取り組もうとなったキーワードです。そこから、採用できた強力なメンバーや、それがキッカケで生まれた大型のM&Aや素晴らしい人との出会いもあったりします。ワンチャンを狙うということは、目標や課題に対してのめり込んでいないとワンチャン来てることにも気付けないですし、それなりに時間の余白をとっておかないいけなかったり、こういうワンチャンがありそうだなという日々のイメトレですぐいけるようにしておかないといけません。結構難易度高いと思いますが、トップがやるべき仕事の一つだと思うので、おすすめです。

y=axで、自分のレベルを考える

全然ないんですけど、たまに色んな経営者の方とご一緒するとマウントを取られたりすることがあったり、逆に何かで登壇した時に異常に賞賛されたりすることがあります。モヤっとするんですよね。なんとなく自分の中で整理してみました。

y=ax,y=結果、a=成長速度、x=年齢とした際に、例えば売上でマウント取られたりします。売上=一年あたりの売上高成長額×年数としたときに、やはり年数がとても重要な指標なわけです。20年でも5年でも一緒なので。売上は一定年功序列的な指標な訳です。もちろん業界によっても差が大きいので比べられるのはナンセンスです。踏み込むと同じ業界でも経営者のスタンスで現れる数字が結構違うので、自らの大事にしている指標と徹底的に向き合えばいいだけかなと思います。その指標の中でライバルを決めて四苦八苦すればいいだけかなと。

話を戻して逆に自分より若い人に褒められた時は、その人のx(年齢)まで割り戻したら全然負けてるとかもあったりするので、そういうのも違和感があります。最後にこの話で重要なのはa(成長速度)の傾きなんですよね。なんとなく第一線で年齢も関係なく付き合いのあるコミュニティでは、若い人はy(結果)ではなくaでみられているし、aで見る人はイケてる人が多い印象です。

終わりに

このnoteを読んで、及川と働いてみたいな。M&Aでも資金調達、会社や経営者としての今後でも相談してみたいなと思った方は、ぜひご連絡ください。

https://hrmos.co/pages/macloud/jobs

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