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吹奏楽部応援!クラリネットの選び方|YAMAHA編

こんにちは。2020年コロナ禍を乗り越え、今年も新入学シーズン!ご卒業、ご入学おめでとうございます。学生にとって部活動は大切な時間のひとつだと思います。少しずつでも活動できる日々が戻ってくるといいですね!

今回は吹奏楽部応援!ということでクラリネットの選び方についてご紹介します。

クラリネットとは

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クラリネットは18世紀初頭に誕生したと言われる木管楽器です。ポップス、ジャズ、クラシックと様々なジャンルで活躍できます。クラリネットのファミリーにはいろいろありソプラノ=C管(つぇーかん)。現代音楽ではB♭管(べーかん;変ロ調)が使用されることが多く、吹奏楽部でもB♭管が主流です。今回ご紹介するのもすべてB♭管です。

木材について

木管と言われるだけあって現代のクラリネットはグラナディアという木材を使用されることが多いです。呼び方がいろいろあってグレナディラとも表記があったり混乱しますが同じアフリカ原産の木材で、正式名称アフリカンブラックウッドというそうです。

YAMAHA YCL-255

新設計のベルによる吹きやすさ、木製に非常に近いあたたかで豊かな響き、そして熱や湿気に強く屋外など様々なシーンで安定した演奏を愉しめる、ABS樹脂ならではのバランスが整ったモデルです。(引用:ヤマハHPより)

樹脂製にするメリットはコストも抑えられ、耐久性にも優れることです。ですので炎天下で吹奏する環境の方や楽器の管理に不安のある方にオススメの楽器になります。木材は湿気や乾燥の変化に弱いからです。逆にデメリットとしては木材ならではの豊かな響きは出ないということになります。

屋外での演奏がメインの方や楽器の管理が心配な小学生という(あくまで)イメージです。

YAMAHA YCL-450

カスタムCSシリーズと同じ内径形状を持ち、驚くほど本格的な音色と心地よい吹奏感を叶える、天然木グラナディラの仕上げが美しいモデル。高級グレード、カスタムVシリーズのベルとバレルに近い仕様を採用し、高音域の心地よさ、低音域の安定感、クリアな音、さらにスムーズで素早い操作を可能に。豊かな響きと多彩な表現を目指す人におすすめのモデルです。(引用:ヤマハHPより)

ヤマハの木製モデルはYCL-450から!ということでクラリネットらしい膨よかな音色を求めるならYCL-450以上をオススメします。YCL-255と比べ木材ならではの甘く柔らかい音色と「本物の」吹奏感が手に入ると言えます。樹脂と木材では音色もさることながら、息の入り方やレスポンスがまるで違ってきます。楽器と会話をしてレスポンスを楽むような、そんな深い学びがあるのはYCL-450からということになります。

木材であるが故にデメリットは「湿気と乾燥に弱いこと」です。木材に亀裂が入り割れるリスクがあります。プロ奏者の楽器も割れたら費用や時間をかけて直し使用しています( ˙▿˙ ; )こればっかりは保証の対象外ですので楽器のメンテナンスには気をつけましょう。

● 使い始めはあまり長時間演奏しないでください。最初の 2 週間ほどは、1 日 20 〜 30
分くらいにしましょう。
● 演奏後はもちろん、演奏の合間にも、できるだけクリーニングスワブで充分に水分や汚
れを拭き取りましょう。

上記のような感じで管理方法は付属の取扱説明書にも書いてあります。

ということでそんな不安を少しでも解消しようと2020年発売されたのがYCL-450「M」です。デュエットプラスというヤマハ独自の工法を採用。管体の内側を樹脂層で保護することにより、管楽器の命である内面の精度や安定性が飛躍的に向上しました。音は通常モデルよりはっきりした音になります。木製のサウンドを楽しみたいけどメンテナンスに不安がある、そんな方にオススメです。


YCL-450シリーズを使用される方のイメージは中学生〜高校生です。吹奏楽部によっては表現力を求めてさらに上位機種を指定されたりするようです。次に紹介するYCL-650と比べられることが多いです。

 

YAMAHA YCL-650

カスタムモデルの設計思想を惜しみなく注ぎ込んで完成した、プロフェッショナルモデル。ベル・バレルやトーンホールはカスタムSE-Vに極めて近い仕様となっており、充実した響きの中に音色と優れた鳴りのバランスを実現しています。(引用:ヤマハHP)

吹奏楽部の皆さんのほとんどがYCL-650くらいまでの間で検討されています。クラリネットは木材の厚みを薄く仕上げることで鳴らしやすくなります。その耐久性と音色のために高級グラナディラ材を採用し、充実した響きの中に、音色と優れた鳴りのバランスを実現しています。上位グレードの機種に近い設計で作れるぎりぎりのところを実現したコストパフォーマンスの高いモデルです٩(ˊᗜˋ*)و

管体に高級グラナディラ材を採用し、充実した響きの中に、音色と優れた鳴りのバランスを実現しています。ほどよい抵抗感を持ち、吹き応えがあるのが特徴で、概観もカスタムモデルと同様の高級感あふれる仕上げとなっています。高い性能とお求めやすい価格を両立させたハイ・コストパフォーマンスモデルです。ベルやバレル、トーンホールなどは、カスタムSE-Vに極めて近い仕様になっており、暖かくまろやかな音色が特徴です。テーパーを持つトーンホールに更にアンダーカットを施し、精確な音程と音色のバランスを実現。手作業によって組まれたキイはタッチ感にこだわり、完全なバランスで整えられています。木目を生かしたナチュラルフィニッシュの管体は外観の美しさだけでなく、音色も向上しています。また、可動式指掛けを採用し、演奏性も向上しています。(引用:ヤマハHP)

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はい、ということで吹奏楽部さんが検討するべきクラリネットをヤマハに絞ってご紹介しました。次回は日本国内でYAMAHAと双璧をなす人気のクランポンをご紹介します\( ˆoˆ )/

管楽器は選定すべき?について書いてみました。気になる方はコチラをどうぞ。


管楽器をはじめる前の管楽器?ヤマハのヴェノーヴァ!

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