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体験から学び成長する

この春から企業研修に加えて、300名近い中高生の方にチームビルディング研修を行っています。

実施する時期、学校やクラスごとの課題やご要望によって、プログラムはその都度オーダーメイドで組み立てます。

基本的には、命綱を装着して挑むハイエレメントという高さ7~8mの空中アスレチック体験と、ローエレメントという地上でのチームビルディングアクティビティを通じて体験学習サイクルを回していきます。

体験学習サイクルとは、自分が実際に経験した事柄に対し、「経験→内省→教訓→実践」という4段階のサイクルを繰り返してこそ、人は成長できるとの考えに基づく理論

米国の教育理論家であるデイビッド・A・コルブ氏が提唱

私が担当しているのは、ローエレメントの部分ですが、日頃生徒さん達が体験している空中アスレチックとヨガと焚火を一緒に楽しめるイベントがあったので夫と一緒に参加してきました。

体験したのは森林をそのまま活用した「ツリートップアドベンチャー」。数年前にも別の施設で家族みんなで体験しました。その体験がすごく楽しかったらしく「また行きたいなぁ」と言っていたので、今回は夫も誘ってみました。

いざ!エイエイオー!
地上10mを超える高さは迫力満点!
森林の中は風も空気も心地いい
楽しそうだ、私

最後にはなんと500m超の湖越えのジップラインに挑戦。

最後のクライマックスのジップライン

実は滑空よりも、この梯子を上っていくのとデッキの狭さと揺れが怖かったです。でも上に上ってしまったら降りるのもまた恐怖。もう行くしかありません。

1分近くにもなる滑空体験

滑空している時は気持ちよくてあっという間でした。国内最大級のジップライン、最高!

この日が初対面のメンバーが殆どでしたが、一緒にチャレンジを重ねるごとに、互いに声を掛け合い、助け合い、励まし合い、最初は自分のことで精いっぱいだったのが次第に周りにも目をやり、心を配り、徐々にチームになっていくのを感じました。

怖さに「もう無理!」となりそうな時「大丈夫!できるよ!」「頑張って!」「いける!いける!」の声がどれだけ力になったでしょう。

後からきたメンバーに手を差し伸べた時、「ううん、大丈夫」と断られたこともあります。自分でやり遂げたい、もう少し頑張りたい、というその人の意志を尊重するのも大切。
でも、本当にもう無理!と思って「助けて」と言っている時には、スマホで撮ってるんじゃなくてすぐに助けて、夫よ。

チャレンジするごとに、得意なアクティビティと苦手なアクティビティが分かってきます。私が平気だったアクティビティがとても怖いという人もいますし、私がもう無理!と思うアクティビティを楽しそうに笑いながらクリアしていく人もいます。自分とチームのメンバーの適正・能力・意欲を見極めながら互いに関わり合っていくということが自然にできるメンバーでした。

私は遊園地などでも足場がない遊具が苦手だと常々思っていたのですが、ジップラインは大好きなので、その条件には当てはまらないのに気が付きました。以前体験した時、唯一クリアできずずっと心残りだった10mの高さから10m先のネットに飛び込む「ターザンスィング」というアクティビティを今回はクリアできました。それが嬉しかった!以前体験した施設ではこのアクティビティで回避ルートがあったのですが、今回の施設では回避ルートはありませんでした。でももし回避ルートがあったとしても、またずっと後悔を抱えることはしたくないので、やはりチャレンジしたと思います。やってみて分かったことは、飛ぶことよりもネットを這い上がる時の握力や腕の力のなさ。それはボルダリングのところでも痛感しました。もう少し日頃から鍛えようと思います。

このように体験したからこそ「経験→内省→教訓→実践」の4段階のサイクルを実感をもって回していけます。

何はともあれ、全員でクリアできた達成感は最高!

思いっきり動いた後は、もちろんお腹ぺこぺこ。主催者のうちのひとり、前田ゴマさんが目指すのは「世界一カレーが美味しい研修会社」。この日も特製カレーを用意してくれていました。ジャガイモではなく里芋が入っていたのがポイント高し。

自然の中で食べると美味しさ倍増

食事の後、コーヒーを飲みながら焚火を囲んでまったりするのも心地よいひとときでした。

焚火のパチパチと爆ぜる音も心地よく

後半はヨガの時間です。
インドのヨガでは炎を見つめる修行があるそうで、私たちも炎を見つめるところからヨガタイムがスタートです。

自然の中でするヨガは効果倍増な気がする
このシチュエーション!

あっという間の一日でしたが、ツリートップアドベンチャーと焚火とヨガと、私の好きなものばっかりの詰め合わせ。自然の中で過ごすことで、日頃の疲れや迷いや澱みなどを内側から癒してもらえた気がしました。

また、今回は夫も一緒に参加してくれたことで、日頃の私の仕事のことや、私の好きなこと、大切にしていることも何となく感じてくれた気がしています。夫婦や家族としてお互いにそういうことを知っていることが人生の上でも必要だと私は思っているので、とてもよい一日を過ごせました。

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