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先送りしてはいけない重要な課題

このところ、人材についてのご相談を立て続けにいただいています。
2月に開催したオープンセミナーの開催報告がまだでしたので、これを機会にあげさせていただきます。

セミナータイトルにある「心理的安全性」は、言葉としてかなり広まってきている感はありますが、それでもまだ知らない方もいらっしゃいます。とはいえ、これからの組織づくりには避けて通れない基盤となる考え方ですので、是非とも押さえておいていただきたいワードです。

というのも、どんな施策を打っても、この心理的安全性がないと上手く進んでいきません。「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法」という本の帯でも『もっとも大切なのは「心理的安全性」。』とメルカリの社長の小泉文明氏が謳っておられます。  

Google?メルカリ?それは大企業の話でしょ?うちみたいな小さい会社には関係ない、とお思いですか?とんでもありません。社会の変化が激しい今の時代、昔のやり方はもう通用しません。だからこそ中小企業も時代にあわせてこれまでのやり方を変えていく必要がありますし、それができないと生き残れません。また小回りのきく中小企業だからこそ、経営者がそこに気づき舵をとっていくことで、より早く組織を変えていくことができます。

もう25歳~54歳の女性より55歳以上のシニアが多くなっていくのが現実です。2040年には55歳以上のシニアは現役男性社員の数を超え、37%にまで上昇する見込みです。人の育成には時間がかかります。

当日のセミナー資料抜粋

そのためには、社内のエンゲージメントとモチベーションを高め、やる気のあるいい人材に働き続けてもらえる組織づくりを手掛けていかなければなりません。

とはいえ、目の前の問題は山積みで、何から手を付けていいのか分からないというのが現状だと思います。このセミナーでは沢山ある問題を3つの視点に分解するワークを行い、「この会社で働きたい!」と思われる組織づくりに取り組む手順を明確にしていきました。

参加者の声(一部抜粋)

・実際にできそうなお話がたくさんあったので、自社用にアレンジしてやってみようと思います。

・当社の問題点、しなければいけないことが明確になりました。

・理念を社員で考えるということ、そしてその中の個々の役割を考えていくこと。これができれば人がやめない会社になると感じます。やってみることです。

・今まで気づかなかった事や分からなかった事を知ることができて、大変よかった。

今回は2時間という限られた時間でしたが、目一杯お伝えさせていただきました。休憩時間にも質問が止まらず、皆さんの熱心さが伝わってきました。

人の問題は、分かっていても目先の業務に振り回されてついつい後回しにしてしまいがちです。そして組織全体に関わることなので、小さい会社だと経営者の方の意識や関心度合いによって取り組み方が変わってきます。

逆をいうと、経営者が本気になれば組織は変わります。
これからも「人がイキイキ働く会社をつくる」ために、そんな本気の経営者様に伴走していきます。

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