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「活字が苦手…」オーディオブックとの出会いから始まった、半年で130冊の聴く書生活。

オーディオブックユーザーさんをご紹介する連載「オーディオブックlover」。今回お話を伺ったのは、商社勤務のC子さん(※仮名)です。

オーディオブックを利用し始めてからまだ半年足らずという中でありながらも、その短期間で130冊以上を聴き切ったというC子さん!その活用術とストーリーに迫ります。

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「本は読みたいのに活字が苦手」から、オーディオブックとの運命的な出会い

―オーディオブックを聴き始めたきっかけは何でしたか?

オーディオブックを最初に知ったのは、何気ないキャンペーンからでした。最初に聴いた瞬間から、"本を聴く"ということが自分の性格・ライフスタイルとすごく相性がいいと直感しました。その日から1日もかかさずに"本を聴く"生活に入りました。

それまで「本を読みたい」という気持ちはあっても、活字の本を読むのは苦手で、時間もなくて。仕事を通して色々な情報やニュースは入ってくるんですが、溢れる情報に囲まれて混乱するようなところがあって、でも自分の考えを整理するためには読書すべきなんだろうなと。「本を読みたいのに読めない」というもどかしさで悩んでいたんです。

なので本当に運命的な出会いでしたね。それからまだ半年ですが、130冊聴き終えちゃいました。家事をしながらや通勤時など、スキマ時間をフル活用して毎日聴いています。

―audiobook.jpは普段どのように活用していますか?

”聴き放題”がすごくいいなと思います。『聴く日経』は毎朝15分くらいで主要な経済ニュースをチェックできますし、仕事の同僚との意見交換でもその情報はフル活用していますね。

他にも何かテーマを思いついたら、その場で聴き放題の本を検索・ダウンロードして即日スキマ時間で聴きます。ひらめいたテーマを展開させていくという意味では、私のオーディオブックの聴き方はまさに”アナロジー的”といえるかもしれません。でも「勉強している」という意識は全くなく、ひたすら楽しんでやっています。

何気なく聴かせた子供が、いまや”オーディオブックマニア”に

―こんな使い方をしたら意外と便利だった…というのはありますか?

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9歳の息子は、オーディオブックがすごく好きなんです。本当にマニアなんですよ!

聴き始めたのは、私と同じくらいの時期。一度ある作品を聴かせてみたら、もう惹き付けられるように聴き入ってしまって。気に入った作品だと、息子1人でも繰り返し聴いていますね。一緒にお出かけをするときは、イヤホンの左右を分け合って2人で聴いたりします。親子のお出かけが楽しくなりました。

―息子さんはもともと読み聞かせを聴くのが好きだったのでしょうか?

むしろ小学校入学当初から文字を読むのが苦手で、授業についていくのがやっとなくらいでした。それが何気なくオーディオブックを聴かせてみたら、凄い集中力で聴き始めて

聴くのが好きそうだなとは昔から思っていたんですが、2ヶ月ほど経つと口数も増えてきて、学校のテストでも急に満点を頻繁に取ってくるようになりました。

これはあくまで私の仮説で、もちろん息子の成長期に重なったということもあるのかもしれませんが、オーディオブックを聴き始めたことで言語体験が広がり、「最後まで読んで問題を論理的に考える」ことができるようになったのかなと感じています。

AI vs 教科書が読めない子供たち』という本の中で、最近は本を読む習慣のついている子供が少なくなっていて、読解力がとても低下しているとありました。だから息子にはこれからも「本を聴く」ことを続けさせて、言語体験を更に豊かにしてやりたいと思います。

演劇的な小説をオーディオブックで楽しむ

―特にお気に入りのオーディオブック作品はありますか?

たくさんあって迷いますね…。

デルトラクエスト』はすごく良かったですね。演出がとても良くて感動しました。『思い出のマーニー』も2度聴きましたね。

「エンタメ」の夜明け』は、ディズニーランドに行く前に聴いたらすごく感動します。『マチネの終わりに』は、ギターがもともと好きで作品の中で音楽が流れるのが素敵でしたし、物語でいろいろな歴史や文化の違いが表現されていて面白かったですね。

罪と罰』。ドストエフスキーがもともと好きで、久々に聴いてみたら映画『ボヘミアン・ラプソディ』と被る部分があるように感じて興味深かったです。クイーンが歌う「Mama~」という箇所と、『罪と罰』に出てくるお母さんのシーンが似てそういるな…と。『罪と罰』ってとても舞台演劇的な作品なので、そういう部分も『ボヘミアン…』のイメージと重なる。オーディオブックだからこそクライマックスを感じ取れる作品だなと思います。

―かなり幅広いジャンルの作品を堪能されていますね!最後に、オーディオブックをフル活用しているC子さんだからこそ「こんな人におすすめ」というのはありますか?

私もそうですが、やっぱり『働くお母さん』ですね。社会的にも「女性の登用」が注目されて急き立てられる中で、本当に必死に頑張ってらっしゃる方が多いと思います。本1つ読む時間もなかなかなくて、「これじゃあキャリアアップも何もないよね」っていう状態になりがちな気がします。

それに子育てに対する不安というのもあると思います。「働いていることによって、子どもに負担がかかっているんじゃないか」という意識も出てきてしまうこともあると思います。

なので、自分自身のキャリアアップ、息抜き、そしてお子さんと楽しむ読書、という視点でぜひ働くお母さんには取り入れてみてほしいです。

―ありがとうございました!

編集後記
聴き始めてからの期間の短さが信じられないほどの熱意で、オーディオブックについて話をしてくださったC子さん。

その根底にあるのは、「本を読みたくても読めなかった」という積年の思いであるように感じます。息子さんのお話にも共通する部分があるように思いますが、「新たな読書の形」を知ることは、生活に新たな幅を加えてくれるのかもしれませんね。

インタビューに答えていただきありがとうございました。これからもぜひ、ご家族でオーディオブックを活用なさってください!

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