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悩める新社会人たちに。オーディオブックのススメ

社会人になってまず失うもの、それは「先生」ではないでしょうか。

小学校から中学校までの9年間。人によっては高校、大学まで含めて12年間、16年間。いずれにしても、私たちは人生の長い間を先生による導きが当たり前の環境で過ごし、その中で成長してきました。

しかし一度社会に出てしまえば、そこに親身になって物事を教えてくれる先生はいません。何をするにも自分で判断、何をするにも自分の責任。それが新社会人になるということ。日々奮闘を重ねている皆さんには、その作り笑顔の数と同じだけの苦労・悩みがあるはずです。

我々はそんな皆さんにこそ、読書をおすすめしたいのです。本はただの娯楽ではありません。読書は文字の世界に身を委ねる悦楽的な行為である半面、新しい知識・世界を知るカタリストとなり、人一人一人により一層の深みをもたらしてくれるでしょう。

とはいえお忙しい新社会人の皆さんのこと、本を手に取る時間はあまりないかもしれません。

「そんなあなたにオーディオブック!」…と言ってもいつもの文言になってしまうので、今回は実際に現在audiobook.jpの聴き放題プランで配信している作品を通じて、新社会人が抱えがちな悩みについて考えていきたいと思います。

悩み1.言葉遣いがわからない!

多くの場合奥深く美しいと称される日本語は、ビジネスの場では重苦しく厳密なルールの下に運用され、社会人に多くの悩みを与えます。

敬語の使い方やメールでの文面など、就活や新社会人になるにあたり、突如として求められる今までと明らかに異なる言葉遣い。はっきりとした正解があるからこそ、それを学ぶという行為にはいくばくかの堅苦しさがあり、また間違うわけにはいかないというプレッシャーも付随してくるものです。

言葉遣い問題に関しては、吉田裕子さんの著書『大人の語彙力が身につく本』を参照することにしましょう。吉田さんはこの本の序文の中で、語彙を広げていく際に陥りがちなパターンの1つとして、頑張って敬語を使おうとして不自然な話し方になってしまう「にわか敬語の就職活動生状態」なるものを定義します。そしてこのパターンに陥った人に対して、吉田さんはこう語りかけるのです。

「ここであなたにお伝えしたいのは、『言葉やその意味を、表面的に覚えるだけでは足りない』ということ。言葉の本質をおさえたうえで、自分のものとして柔軟に使いこなせるようになってはじめて、真に『語彙力を培った』ということができます」

例えば「おかげさまで」という言葉。もともと神仏の加護を意味していた「おかげ」が、人に対しても使われるようになったものですが、「特定の協力者に感謝するときのみならず、漠然と、見守ってくれた周囲全体に感謝するときにも使える」とても便利な言いまわしだと吉田さんは説明しています。
その場その場で無理に「正解」を言おうとするのではなく、まずは言葉の成り立ちと正確な意味を理解することで、自然とその状況に相応しい言葉が出てくるはず。この本の基本的なスタンスは、何かと焦りがちな若者にとって一つ重要になってくる考え方でしょう。

そんな『大人の語彙力が身につく本』は、なんとaudiobook.jpの聴き放題サービスで配信中!新社会人の皆さんに役立つこと間違いなしですね。


悩み2.ビジネスマナーがわからない!!

言うならば、言葉遣いはビジネスマナーの一種です。アルバイトやインターンの経験は多くの人にあれど、就活生や正社員ともなれば話は別。日常のあらゆる場面で立ち振る舞いを意識せざるをえず、気疲れしてしまうという方も多いのではないでしょうか。

このビジネスマナー問題に関しては、石原壮一郎さんが書いた『大人養成講座』第1編の第3章『社内におけるマナー』を参照しましょう。トイレ、廊下、エレベーター、勤務中の電話、仕事を見つける、早く帰るための行動など、非常に多岐に渡る場面においてのアドバイスが書かれています。

初版は1993年ながら、ユーモア溢れる語り口・状況設定の中で、現代でも通用する様々な人に対する接し方の基本が語られているこの本。紹介される「正解」に共通しているのは、「とにかく他の人の気分を害さないように」という思いやりの気持ちです。それはまさに、ビジネスの現場において最優先で要求されてくる要素でしょう。

そしてこの本も、audiobook.jpの聴き放題サービスで配信中!時間も24分程度と短く、サッと内容を理解することができるはずです。


悩み3.プレゼンの通し方がわからない!!!

先に紹介した2つは業務そのもの以外での話。最後の悩みは、業務面にダイレクトで直結してくる話です。

会社で自分がやりたいことが何であるにせよ、その希望通りの仕事を行うには、周りの人たちにその気持ちを理解してもらう必要があります。そしてそのためには、周囲にそれをアピールするためのプレゼンをしなければなりません。

プレゼン自体は学生の頃から経験していても、やはりこちらもビジネスの場になれば話は別。いかに論理的に、いかに説得力をもたせて話すことができるか。プレゼンのスキルは、どんな業界の人にとっても不可欠な能力です。

そこでご紹介したいのが三田紀房さんの著書『プレゼンの極意はマンガに学べ』。あの『ドラゴン桜』の作者でもある三田さんは、「プレゼンとは仕事における『第1話』」なのだと冒頭で話し、さらに以下のように続けます。

「あなたという存在を他者に知らしめ、その商品価値を認めさせる唯一無二のチャンス。それがプレゼンだ。ビジネスの現場において、これほど直接的に自分をアピールできる機会はほかにない」

優れたプレゼンを作る上で必要な「伝える技術」は、それ自体が重要であるに留まらず、他のどんなコミュニケーションを必要とする場面にも応用できるのです。マンガ家である三田さんが言う「伝える技術」とは、他のこういった類の本とはまた違う視点から書かれたもので、とても新鮮な方法論を示唆してくれます。

企画を考える時、聞き手の興味を引く資料作り、内容を理解してもらうための資料作り、そして発表本番。大きなネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、どの章も濃密で、確かな論理とともに話が展開されているため、内容がスッと落ちてきます。そして私はマンガを描いたことなどもちろんありませんが、なんだかマンガとプレゼンが似ているという仮説にも妙に納得できてしまうのです。

ビジネス上の知識としても、単純な読み物としても大変興味深い一冊。そしてなんとこの本も、audiobook.jpの聴き放題サービスで配信中なんです!聴き放題サービス、なかなかのものです。


ここでは特に多いと思われる3つの悩みをピックアップしましたが、他にも各々によって抱えている悩みは違うはず。そんな悩みを解決するためにも、あるいは気晴らしの読書としても、audiobook.jpをぜひフル活用して、日々の生活に役立ててください!

上3作品どれも聴けちゃう、audiobook.jp聴き放題プランはこちらから!初回30日間無料です。


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