見出し画像

猟師が鉄砲で撃つわけじゃない「飛ぶ鳥を落とす勢い」

ハチ――この前、ラジオを聴いていたらアナウンサーが変なこと言ったの。
おーどりー――なに、何?
ハチ――「飛ぶ鳥を撃ち落とす勢い」って。
おーどりー――?
ハチ――飛ぶ鳥を、撃・ち・落・と・す・勢い!
おーどりー――あ、一瞬何が間違ってるのかわからなかった(笑)
はち――撃ち落としちゃダメでしょう?
おーどりー――でも、飛んでる鳥を撃ち落とすのはある意味すご~い!
ゴルゴ13かっ!(笑)
ハチ――そうなんだけど(笑)。これって、普通に空を飛んでいる鳥も、その勢いに圧倒されて落っこちてしまうくらい、権力や威勢が盛んなようすを表わしている言葉。鳥は自然に落ちてこなきゃいけないわけで、撃ち落としちゃいかんのよ。
おーどりー――まぁ、現実的にはパワーというか勢いで鳥が落っこちてくることはないから、鉄砲や弓矢、あるいはパチンコ(スリングショット)的なものを使って落とすわけだけどさ。そのアナウンサーは「撃ち落とす勢い」で覚えていたのか…
ハチ――アナウンサーだから、言葉には人一倍気を付けないといけないと思うんだけど。
おーどりー――最近は、スマホでなんでも調べられるじゃない?でもネット情報って、すべてを信じちゃうと危ないよね。ネットの情報は玉石混交。嘘や間違ったことも、しれーっと存在してるから、それを見極める能力も必要なのかも。てか、国語の勉強大事!
ハチ――ちゃんと辞書を引きましょう!って、私もネットで調べちゃうけど。ちなみに玉石混交は、玉(宝石)と石(石ころ)が混じり合っているという意味から、よいものと悪いものが混ざっていること。混ざっているからといって「混合」ではないのでここも要注意ですね。
おーどりー――やばっ、うっかり間違えそう(汗)

本日の言葉
飛ぶ鳥を落とす勢い
意味:権勢が盛んであることのたとえ(飛ぶ鳥も落つ:大辞林第四版)
 
ちなみに、飛ぶ鳥を撃ち落とす勢いはイキった腕のいい猟師のことです(うそ)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?