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「ライター歴17年の江角悠子さんに聞く!パフォーマンスを上げる仕事服」

毎日の洋服選びは欠かせないもの。
自分を表現するツールとなるファッションは、その日の気分や仕事のパフォーマンスを左右するアイテムにもなりえます。
本連載ではさまざまな職業の方の仕事服紹介を通して、活躍のヒントをお伺いしていきます。

今回はライター・エッセイストの江角悠子さんにインタビューをさせていただきました!
執筆するだけではなく、現場での取材力や編集者との調整など、実は人と関わることが多いライター業。17年のキャリアを支えてきた仕事服選びのポイントや背景に迫っていきます。

いつものお仕事服

普段の仕事は、自宅などで執筆作業やオンライン会議をする家で過ごす日と、取材や大学の講義で外出の日がある。取材では初めて会う方がほとんどなので、相手や行く場所に合わせた格好をするのだそう。目上の方の取材ではジャケットを、足場が悪い場所へ行く際はスニーカーを選ぶなど、服から意気込みを見せる。話をしながら撮影をすることがあるので、取材の邪魔をしない格好にしていくのもこだわり。

作業日:私設図書室にてzoom講義の日。過ごしやすいサロペットを着用。
取材の日:和室の雰囲気に合わせた動きやすいオールインワンのパンツスタイル。
休日:トートバッグはファッションデザイナーの実弟 江角泰俊さんのブランド「EZUMi」のもの

ピアスとブローチは気分に合わせて

コーディネートを組む際に、更に気分を上げてくれるのがピアスとブローチ。行く場所や雰囲気に合ったものを選ぶのを楽しんでいる。最近はオンラインでの打ち合わせが増え、バストアップだけが画面に映し出されるので「そのブローチ素敵ですね!」と言ってもらい和むことがあるのだそう。

存在感のあるブローチたち
美しい揺れるピアスシリーズ

顔周りに変化をつけるだけで印象が変わるので真似したい!

また筆者が勝手に江角さんのトレードマークだと思っていたカチューシャは、髪の毛を束ねられて執筆に集中できるからとのことでした(笑)

お気に入りの服だけを着るようになるまで

現在は毎朝クローゼットを開けて今着たい服でコーディネートをするのがルーティン。
そんな江角さんには「自分が目立ってはいけない」と着たい服が着れなかった時期があった。もともとファッションは好きだったのに、まわりにウケのいいそれなりの服を無意識に選んでいた過去。
ファッションを通して自分を表現できるようになったのはここ数年の話で、2年前に整理収納アドバイザーにクローゼットの片付けを手伝ってもらったのがきっかけ。一軍の服だけが残り、約半分もの服を手放せたのだとか。

TPOに合わせつつ一軍服の中から選ぶので、モチベーションが保たれるような気がしますね!

フリーランスに欠かせないプロフィール写真に込めた思い

ライターやエッセイスト、講師などさまざまな顔を持つ江角さん。ホームページや記事の署名欄などで使用するプロフィール写真は、その時々で必要なものを用意されてきました。
撮影の際に意識するのは、未来を先取りしてトータルコーディネートすること。
ホームページで使用されているオレンジのワンピースにベレー帽のものは、商業ライターからエッセイストに転身していきたいと思っていた時期に撮影したのだそう。

現在のプロフィール写真

最後にこれから実現していきたいことをお伺いしました。
「今後は肩書に縛られない生き方ができたらいいなぁと思っています。漠然としていますが(笑)」

”未来を先取りして撮る”ことを重ね、どんな役割であっても”江角 悠子”として表現していくことに迷いはないように感じました!

今回はライター業についてお伺いし、自由度がある中でも場面や相手に合わせて格好を変えるなど、意外と人との関わりが多いことがわかりました。取材等で考えを引き出す技術だけではなく、環境から作っていく視点はどんな仕事であれ参考になると思います。
また江角さんの17年の幅広いキャリアからヒントとして、ライターをはじめフリーランスの方はプロフィール写真を今一度見直してみるのもいいかもしれませんね。

江角さんの目指す「肩書きに縛られない生き方」。
筆者としては遠い未来のようですが、身近なところで役割を精査中。そしてクローゼットを一通り見渡すところから始めたいと思います。

<プロフィール>
京都在住のライター・エッセイスト。京都くらしの編集室 代表
築45年の中古住宅に薪ストーブを設置し、夫、12歳の長男、8歳の長女の4人暮らし。
『京都とっておきの雑貨屋さん』『京都 カフェ日和』など京都関連の書籍のほか、婦人向け雑誌でも記事を執筆。Instagramではまじめちゃんが、楽しく軽やかに生きるヒントを発信。平日18時以降は育児タイム。趣味は洋館巡りとダンスレッスン。ARMY(BTSファンのこと)

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