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祖霊という響きの心地よさ

昨日はついチーズ蒸しパンでわはわはしてしまったがあれ本当はチーズ蒸しケーキだったね。なんかずっとパンて呼んでたね。

昨日私がデイリーヤマザキやら紀伊国屋書店に行く事になったのは横浜そごうで行われている水木しげるの百鬼夜行展に行ったからだ。妖怪が好きなのである。みんなのトラウマ蟹坊主とか可愛い可愛い白坊主とか見てカタログ買って帰ってきた。

水木先生は鳥山石燕の百鬼夜行や妖怪談義を元にご自身の妖怪画を描き起こされている。それは妖怪というものが怪獣のようなフィクションではない、昔の人が感じて残したものだと考えておられたからだそうだ。変容は時代が進んでいくにつれて抗えないものであるけれど、それでも残す努力は出来る。地獄先生ぬ~べ~の岡野先生も貢献出来てたりしないかな、結構鳥山石燕を参考にしているので……とだいぶよこしまな事も考えてしまった。後みんながみんな水木先生から妖怪に入る訳じゃないし、って思ったけど水木先生から妖怪に入って欲しい自分もいる。だって妖怪みたいな人が描いてたんだし……

絵が残っていない妖怪を描き起こした時、祖霊がよし!と言ってくれる時と駄目だった時があったそうな。よくない時はそわそわして落ち着かない、と聞くと本当に先生の妖怪感度は非常に高かったのだと思わされる。つかまえて描くのがいいという辺り物を作る人間としての感性も凄かったのだと改めて思い知らされた。後私本当に顔のないキャラクター好き過ぎである。

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