見出し画像

【小説】虹色歌灯~ニジイロウタアカリ~②

2.アキヒロ:四月半ばのブルー


 大きな、もっと大きな夢が見たい。
 目の前の不安が見えなくなるほどの、大きな夢が。

「……オッサン。今日の電子工学Ⅱの講義ノートあとで写メらせて」
「ノートは別にいいけどオッサンやめれ。アキヒロおに―さんと呼べ。ってかお前、電子工学Ⅱとか取ってんの? 初回も二回目もいなくね?」

 機材保管用に借りている、教育学部の旧音楽棟にある狭いピアノ室で機材の手入れをしていると(ずいぶん古いから綿密に調整しないと、なかなかいうことを聞いてくれない)、コタロウがやって来た。
 折り畳みのパイプ椅子を三つ並べて眠ろうとしているコタロウを振り返ると、彼はいつものように、へらりと笑う。

「Ⅰは去年取れてたから、Ⅱは受けられるってさ。まぁ、行ってないけど。夜ずっとバイトしててさぁ。一限起きれなくて」
「そんなんだから留年するんだろ。留年はまぁいいけど、新歓ライブの練習はしろよ」
「あいよ、皆来てから」

 コタロウはそう言うなり目を閉じて、すぐに軽いいびきをかき始めた。
 口で軽く茶化すけれど、コタロウは児童養護施設からの進学で、身寄りも金もない。安いアパートに暮らし、奨学金とバイトで必死に食いつないでいるのを、俺は知ってる。そんな状況でもコタロウはサークルに参加してくれているわけだから、まぁ、ノートも貸すし、できる限りフォローもする。俺も父子家庭で実家住まいの時は本当にいろいろ苦労したし(今は父親が転勤して、奨学金と仕送りとバイトで一人暮らしだけど)。……まぁ、こっちがフォロー入れても、コタロウは勉強も歌の練習もなかなかやりはしないけど。
 それでもいい。今年の春は明るい。
 今はそう、強く思っている。ーーいや、信じている。

                *

 サークルを立ち上げたのは、ちょうど去年の四月だった。
 最初は俺とミライ、それにトモヤの三人だけ。理工学部でよくつるんでいる少し変わり者の俺たちは、それぞれ歌や音楽が好きだった。
 入学後、空きコマに三人で、芝生広場で歌い始めたのがきっかけ。その後、メンバー募集に応じてトースケが入ってくれて、あとは同じ学部でふらふらしていたコタロウを引き込んで。五人のアカペラバンドとして、昨年の学祭で初ステージを踏んだ。
 この春、大学のサークルとして登録し、認めてもらえた。
 そしてちょっと前にアカリが(まだ仮入部だけど)入ってくれて、仲間が増えた。今日は、もっと多くのメンバーを獲得すべく、大学講堂で音楽系サークルの合同新入生歓迎ライブに参加する予定だ。
 人数が増えたら、大学を飛び出して地域のイベントに出たりしたいと、ずっと思っていた。そして冬にはライブハウスを借りて、サークルでワンマンライブをやりたいなぁ、なんて。
 だから、この春には、期待が募っている。

 ――でも一方で、一つだけ、気になっていることがある。
 それは。

「こんにちはー、わ、人口密度高いね」

 ミライだ。
 白いストールにふんわりとしたロングスカートは若草色で、パステルカラーがとっても春らしい。ぱっちりした目と、ほんの少し茶色く染めたゆるゆる巻き髪。はっきり言っておくけど、最高にかわいい。この世で一番かわいい。

「ミィ」

 ミライに声をかけて、頭を撫でる。ミライは、ひゃぁと声をあげた。
 ミライは俺の彼女で、ミィは俺だけが呼ぶミライの愛称だ。大学入って、サークル立ち上げるのと同時に付き合い始めて、ちょうど明日で付き合って一年を迎える。だから俺にとって、明日のライブは本当に大切な日だ。
 けれど。

「なぁ、ミィ」
「何? ヒロくん」

 この春に一つだけ懸念があるとすれば、それはミライの表情の暗さだ。  
 ミライはこの一年、季節を越えるたびに少しずつ元気がなくなっていくように見えていた。だから、この春が今までの中で一番、ふにゃっとしている。それはそれでとても可愛いけど。
 ぼうっと空を見ているくらいはいいけれど、連絡しても既読がなかなか付かない。そんなことが増えているせいで、ついついミライのインスタやツイッターの更新を確認してしまったりする(そして、そっちは更新していたりするから、余計に気になる)。
 付き合っている中で喧嘩はほとんどないし、トラブルがあるわけでもない。何か気になることがあるのかと聞いても、はっきりした意思表示もない。けれど、何かが違う。そこはかとない不安は、ずっと消えてくれない。

「ミィ、今日、新歓ライブの後、打ち上げするだろ。その後、うちに泊まっていくよな?」

 明日は付き合って一周年の記念日なんだから。
 今までだったらわざわざ聞いたりはしなかっただろう。俺の中の漠然とした不安が、確認を求めて言葉を欲しがってしまう。

「あー、うん、えっと……」

 ミライが言葉を濁して、俺から視線を外す。

「泊まるだろ?」
「ああ、うん、たぶん……そうすると思う。ヒロくんちね」

 少し強い語気で言い募ると、ミライはふわっと笑った。やっぱり少し力ないけれど、いつもの笑顔が見えて俺は安心する。やっぱりこの春空はどこまでも青い。きっと大丈夫だ。大丈夫な、はずだ。
 ……コタロウのいびきがいつの間にか止まっているのに、俺は気づかなかった。

 合同新歓ライブは、音楽系の各サークルが、十五~二十分の持ち時間で行う。
 出演前、俺は皆に先んじて舞台袖で機材をセットする。マイクを六本、シールドを六本。ミキサーにつないで調整する。Twe、ツェー、あー、Ha-、うん。Si-。低音は大きめに広い、講堂自体が響きやすいのでリバーブはできるだけ少なく。He-、He-、ツー、Woo。
 マイクもシールドもミキサーもすべてバイト代をこつこつ貯めて買った自前だ(もう少し稼いで、本当はもっといい機材に買い換えたい)。中学からずっとアカペラが好きで、高校生の時はコーラス部の有志と地元でバンドを組んで歌ったり、時折テレビで募集しているアカペラ特番の地方予選に出たりもした。
 人づきあいやしゃべりはそこまで得意な方じゃない。けれど、アカペラは声変わり後すごくコンプレックスだった自分の低い声が活かせる。気づけばどっぷりとアカペラにはまって邦楽洋楽手あたり次第聴きまくり、いつのまにかアカペラマニアと呼ばれるようになっていた。
 意気揚々と地元の大学に進学したけれど、アカペラサークルはなかった。落胆していた時、ミライに一目惚れ。彼女がとても歌好きなことを知って、一緒にサークルを起こせばいいと気付いてからの俺の大学生活は、本当に充実している。

 機材の準備を終えて、俺はその日の講義の合間に内職して作っておいたセットリストを、返しのスピーカーの間にそっと挟む。
 アカリは、入って来てからは積極的に曲を覚えてくれた。ちょっと譜面の覚えが悪いけれど、音楽経験者の音感と歌声は助かる。今日の合同新歓ライブでは、既存の二曲と、アカリを入れた六人体制の二曲ができる。MCをいれれば十五分強の舞台が作れる。最初の二曲は流行りのJ-POPのアレンジ。トースケのリードとトモヤのアレンジセンスが光る仕上がりだ。次の二曲はアカペラではよく歌われるスタンダードナンバーで、テレビのCMなんかでもおなじみのコーラスワークが美しい一曲。もう一つは、有名なコーラスグループのオリジナル曲を自分たちの手でアレンジしたもの。
 流れも完璧。脳内イメトレも完了。上出来だ。
 きっと上手くいく。今日も明日も。
 不安に抗するように、俺は強く強く、自分に言い聞かせた。

 やがて、音楽系の新歓合同ライブは開幕した。
 俺たちの出番まで、講堂の裏の控えのスペースで待つ。軽音部がガチャガチャ音を立てている中、次第にメンバーが集まってきた。

「お疲れー」

 アカリがやってくる。その後ろには、へらへら笑うコタロウがくっついている。間をおかずトモヤが、トースケがやってきた。
 なのに。

「どうしたんだろうね……?」

 ――開演五分前になっても、ミライは現れない。
 俺とアカリが何度もDMやLINEを送ってコールしてみるけれど、既読が一つもつかない。毎日練習にも来ていたし、今日の昼休みに防音室にも姿を現したのに、どうして。
 押し殺していた不安が、募っていく。
 今日も大事な日だけれど、明日は俺とミライの記念日なのに。家にはプレゼントのアクセサリーも、お祝い用のケーキや料理の仕込みもしてあるのに。

「どうする?」
「ミライが来ないなら……」

 中止だ、と言いかけた俺よりも早く、アカリがするりと舞台袖に駆け上がっていた。

「歌おうよ! あたし、どうしてもミライのパートが必要な部分だけ、そこに入ってみるから。緊急事態だし、譜面見ながらでもいいよね?」

 アカリは、真新しい楽譜片手にためらいなく舞台へ飛び出していく。コタロウとトモヤが、うなずいてそれに続く。トースケがいつも通り、動じることなく舞台の中央へ。
 なんでこんなことに。
 正直、俺は泣きたい気持ちでいっぱいだったけれど、スポットライトが、俺の涙を弾いた。本番だ。ミライのいないステージなんて、と思いつつも、やっぱりステージに穴をあけられない。
 息を大きく吸い込んで、不安を飲み込んだ。
 やることを、やらなくては。

 大講堂の客席はまばらで、空間の広さが目立った。
 俺らはサークルを立ち上げて初めての勧誘だったし、合同新歓ライブがどのようなものか知らなかったけれど。一年生らしき姿が数十人というところか。

「初めまして、アカペラサークル、“ウタバカリ”です!」

 ついでに動揺してサークル名を見事に噛んだ。情けない。

「ウタバカリって何だよ! 確かに歌ばっかり歌ってますし、歌バカは多いですけどね! ……あらためまして、アカペラサークル“ウタアカリ”です! 昨年出来たばかりの新しいアカペラサークルです。よろしくお願いします」

 俺にさりげないツッコミを入れつつ、さらりとトモヤが立て直してくれた。アカリとコタロウが同時に笑い崩れて、ようやく少し緊張がほぐれる。いつも通りに茶色いピッチパイプを吹いて皆と音を確認すれば、自然と心は落ち着きを取り戻した。
 最初の二曲は、アカリの即興サポートで、よろよろしながらもなんとか歌いきった。けれど三曲目、しっかり合わせてきたはずの六人用のスタンダードナンバーには、やっぱりミライの不在が大きかった。
 コーラスを支える音の不在に、ここまで皆を引っ張ってきたアカリが自分の音を見失ってさまよいはじめた。それにすぐコタロウがつられる。リズムを刻んでいたトモヤが動揺してテンポが走り出す。いつもマイペースに調子を崩さないトースケの声だけがまっすぐに響いて、暗い空間を突き抜けていく。
 ああ、崩壊寸前、ぐちゃぐちゃだ。これじゃ無理だ。

 ――そう思ったとき、会場の端に、若草色のスカートがひらめくのが見えた。

(ミィ……!)

 ミライが、客席に入ってきたのだ。
 ぱっちりした瞳を見開いて、会場の端の席からじっとこちらを見る。俺らの歌声を聴いている。どうして。
 慌てたけれど、とにかく、みっともないところは見せられないし、見せたくない。
 俺は何とかテンポを保ち、マイクを持たない手で大きくリズムを宙に描きながら、皆に視線を配る。トモヤが気付いて合わせてくる。調子を合わせながら、リードのトースケに寄り添う。アカリがキーの音を見出して戻り、コタロウがそれにつられて戻ってくる。
 立て直すと同時に、曲はほぼラストへ。皆が目を合わせて息を吐く。……乗り切れた。

「――ありがとうございましたっ! 次の曲でラストです。楽しんでいってください」

 最後は、トースケのリードが深く味わえる曲。
 メンバー自慢じゃなく、ひいき目でもなく、トースケの声は絶品だ。どんなプロにも負けないだろう。アカペラマニアと言われるくらい国内外の音源を聴きまくった俺でも、トースケのまっすぐな声にはいつも素直に感嘆する。
 ……皆、聴けよ。
 サークルをもっと大きくしたい。たくさんのセッションや歌声であふれかえるように。部室棟と呼ばれている音楽サークルの詰め所に、できれは一つ部屋をもらえればなおいい。
 でも、それだけじゃなくて。
 精鋭メンバーで学外でのイベントやライブハウスにも出演して、いつかうまくなったらオリジナル曲やサークルのテーマのジングルを創って。で、ちゃんと収録して動画作って。ネットで何万回も何十万回も何百万回も再生されて。いつか、俺たちの音楽だけで生きていく日が来たら――。
 青写真なんだろうか。でも、確かな声の重なりの向こうに、見えるものがある気がする。
 トースケの声が甘い想いをなぞりながら、暗い講堂内の隅々まで伸びていく。アカリとコタロウがコーラスでそれを飾る(この二人息が合ってきたな)。トモヤのボイスパーカッションが切れと柔らかさを兼ね備えた音で寄り添う。俺のベースがそれを支える。客席の端で、ミライがじっと俺らを見つめている。それに応えるようにクレッシェンド。
 皆で声を合わせるたびに、夢が見える。夢が大きくなる。
 だから、ミライと出会って、皆と歌が歌えるこのサークルを作れたことは。
 俺の誇りで、生きがいなんだ。

 ステージを降りると、俺は機材もそのままに、まっすぐにミライのところへと向かった。講堂の前に所在なさげに佇むミライは、背を丸めて、俺を見上げて力なく笑った。

「ごめんね。今日、実は、朝から体調が悪くて……」
「そんならちゃんと言えよ!」

 安堵と怒りに思わず激昂しかけた俺の肩を、コタロウの手が押さえて、俺はハッとした。

「誰だって具合悪い時くらいあるだろ。落ち着けよ、アキヒロ。昼から見てたけど、なんでそんなイライラしてんだよ。一人でブルーになりすぎんなよ」
「ああ。……すまね」

 防音室でコタロウが昼寝をしていた時のやり取りを思い出して、俺はふと冷静さを取り戻した。ごめんミィ。頭を下げると、ミライがほとんど泣きそうな顔で言った。

「ご、ごめんねヒロくん。ほんとごめんなさい……、わたし」

 ミライと俺の間に、様子を見ていたアカリが割って入り、ミライを俺からそっと離した。アカリがミライを外に誘い、若草色のスカートが保健室のある棟の方向へと消えていく。自己嫌悪を握りつぶすように、俺は拳を強く握った。

「ま、とりあえず、片づけて打ち上げしよーぜ」

 コタロウがにへら、と笑う。トースケが表情を崩さずそれに続く。背後でトモヤとトースケが黙って、マイクとシールドをまとめてくれていた。
 大型機材の撤収を終えると、外はもうすっかり夜になっていた。今日のライブ、上手くいったんだろうか。
 新入生は。ミライは。
 気もそぞろのまま、打ち上げ集合場所の大学正門の方へ足を向けると、門のあたりでアカリがこっちに大きく手を振っているのが見えた。もう一つ、人影が見える。

「ねぇ! 入部希望だって! ヨウタ君!」

 アカリ自身も新入部員なのに、大きな声でこっちに向かって笑顔で叫んでいるのを見て、コタロウが早速駆け出していく。アカリの横には、短い髪を逆立てて固めた個性派男子がいた。蛍光色のスニーカーに、黒ぶち眼鏡。人好きのしそうな優しい顔が笑っている。

「ウタアカリ、良かったです! 自分、アカペラ興味あります」
「おおお~!」

 俺は、横にいたトモヤと思わずガッツポーズ。普段めったに表情を出さないトースケも、いつのまにか笑顔を浮かべている。
 トモヤが気を聞かせて、彼をそのまま打ち上げに誘ってくれた。ヨウタ、総合人間科学部の一年生。正真正銘の後輩だ。
 皆で、大学近くの焼肉食べ放題に繰り出して、七人になったことをお祝いした。ミライがいないことが少し辛く感じられたけれど、今はヨウタを囲んで、サークルのこれからをしっかり祝えばいい。そんな風に、自分に言い聞かせた。


 店を出た後、まだすぐに解散したくなくて、大学の構内の芝生広場に戻った。俺が迎えに行きたいところだったけれど、それを制したアカリが、ミライを迎えに行ってくれた。

「……皆、心配かけて、ごめんね」

 ミライはまだちょっとふわふわしていたけれど、思いのほか元気を取り戻していて、皆と合流できた。付き合っての記念日は今日は無理そうだけれど、ミライは俺に向かって微笑んでくれたので、俺は心から安堵できた。
 喜びに浮かされていた俺たちは、芝生広場でヨウタを囲んで輪になって、皆でもう一回、歌声を響かせた。ミライ不在でうまくいかなかった一曲。ミライの頬に血色がだいぶ戻っていて、小さいけれど澄んだ声が、重ねたコーラスに溶けるのがわかった。
 今度は練習通り、上手くいった。夜の風に乗って、愛の歌は葉桜の間を駆け抜けていった。
 繋がっていく絆が夜に光って見える気がして、俺は空を見上げた。奇跡のような時間の中にいる。理由もなく、そんなことを思った。

 ……そういえば、その帰り道。最後尾で、コタロウとアカリのやりとりが聞こえたのは内緒だ。

それで、オレとちゃんとつきあってくれるの?

 ……いいけど、でも。

 え、でもって何?

 いいって! わざわざ聞き返さないでよ!

 えー、ちゃんと返事欲しいじゃん。

 青い夜を肩越しに振り返る。ちらりと見えたアカリの頬は、夜でもわかるくらい真っ赤だったし、コタロウのにへら笑いも今世紀最高潮だったことを付しておこう。

 大きな、もっと大きな夢が見たい。目の前の不安が見えなくなるほどの、大きな夢が。
 ――違う、不安は糧になる。この不安を糧にして、もっと大きな夢を見たいんだ。このメンバーなら見れるはずだと信じている。もっと、楽しくて大きな夢が。
 ウタアカリは、七人になった。三人で始めたことが、七人に。俺たちはこれから何でもできるし、何にでもなれる。そう信じられるだけの確かな声の重なりを感じていた。一人一人のパート、一人一人の居場所。そういうのを、手探りながら作り始めていたように思う。

 ……だから、聴いてほしいわけだ。このあと、五月に起きた「試練」のことを。

******************

NEXT:3.トースケ:五月初旬のディープグリーン へ つづく


全体目次(ページ上部にあるものを再掲)
1.アカリ:四月初めのオレンジ
2.アキヒロ:四月半ばのブルー
3.トースケ:五月初旬のディープグリーン
4.ミライ:七月半ばのミントグリーン
5.トモヤ:九月上旬のパープル
6.ヨウタ:十二月半ばのクリスマスレッド
~間奏:年末年始の無色透明~

7.コタロウ:一月半ばのイエロー
8.アカリ:三月初旬のレインボー

よろしければサポートお願いします。これから作る詩集、詩誌などの活動費に充てさせていただきます。