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もやもやの消しゴム    ~どうしてこんなに伝わらないんだろう

誰かと話していて
「どうしてこんなに伝わらないんだろう」と
首をかしげることがありませんか。

どうでもいい話なら流しておいていいけど、
そういうわけにはいかないことだってあります。

そんな時は
言い方が悪かった?
言うタイミングが悪かった?
私の理解が足りなかった?
説明が下手だった?
あんまりだって思うけど、私の考えすぎ?

いろいろ考えて悩みます。

それが大切な相手であれば、なおさら。
「そんなつもりじゃなかったのに……」
「そんな言い方するなんて。」
話が通じないことで、自分も相手も傷ついてしまったり……
本当はわかり合いたいし、わかってほしいだけなのに。

一生懸命になればなるほど、伝わらないもどかしさに苦しみます。

そんな時
「言葉って受け取り方が9割」
と言う言葉を聞いて、ハッとしました。

それって、ものすごく当たり前のことなのに、当たり前すぎて
きちんと頭に入っていなかったように思います。

人によって、バッググラウンドも違えば、状況も違う。
価値観も違う。
同じ言葉でも、語彙力が違えば受け取り方も違ってくる。
だから、自分が言ったことがその人にそのまま伝わっていることは
多分ほとんどないし、必ずその人のフィルターを通してしか伝わらない。
そしてそこに、寂しさや嫉妬、恨みや過去のトラウマや、
そんな表に出ていないその人の感情が混じって
「ことば」に予想外の色付けがされたり……

だから相手によって伝わり方が違うのは、ある意味仕方がないんだ。
そう思うと、少し心のもやもやが晴れました。

そして、きっとそれはお互いさまで
自分だって相手の言葉をきちんと受け取れてない可能性も当然高いわけで。

だとしたら、少しのあきらめも必要。
イライラしてもクヨクヨしても仕方がない。
だってどんなに近しい人であっても、みんなそれぞれ違うから。

だけど、大切な相手であれば
わかり合えなくても、相手をわかろうとする最大限の努力をすること
それがきっと「ちょっとでもわかってもらえた」に
つながると思います。





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