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TICC 第34回東京国際コインコンヴェンション 終了〜 (2023/4)

年1開催の国内最大催事TICCに行ってきました。
やはり気分はいつも以上にアガリますな〜。

初日はその前に先日のAW落札品受取そして次回出品をお願いしてきました。

オークショナーをやられている方とフロアの感想など。そういう雑談は結構好きなんですよね。

それからハヤる気持ちを抑えてwシモジマへ。スラブを入れるケース(クリスタルパック)を調達しに行きました。鑑定代行も始めましたので、アメリカへ出荷するときに使用するクッション封筒みたいなモノも見に行きました。色々迷ってしまって今回は買わず…。

TICCへ向かいます。
最初にちょこっと商談を。そして毎年楽しみにしている講演 「吉宗時代の物価問題 大岡越前守忠相の取り組み 」を聴きに行きました。

講演最後の方で、吉宗の信念である良貨主義を断念させたのは越前ではないかという日記の次の一文

「( 吉 宗 は ) 御 好 は 遊 ば さ れ ず 候 へ ど も 、 御 吹 替 仰 付 ら れ 候」との一文です。これは元文改鋳を好んではいないが、やむなくその実施を命令したという意味です。

TICCパンフレットより

を見つけたときは興奮したというようなコトを仰っていました。
政策において吉宗は新井白石の良貨主義だけは引き継いだというハナシがありますが、現在モーニングで吉宗達が登場する連載を読んでいるので興味深かったです。

夕方は先輩ディーラーとロイヤルパークの優雅な茶店で色々と話しつつ情報交換をしました。結局ブース巡りはせずw。

2日目は講演から。題名は「現行のE券シリーズからF券シリーズへの道程」です。

紙幣は偽造との戦いですな。コインもそうだと思いますが、紙幣の方がよりそのように思います。
今日の自分的ポイントは、5千円札の肖像は女性の樋口一葉ですが、"紙幣は女性の顔の彫刻に気を使う"ですかな…。亡くなったエリザベス女王は若い頃から紙幣に登場していますが、シワの表現には気を使っているそうです。

大先輩ディーラーとお会いして色々と雑談など。いやぁ気合を入れていかないといけませんな。

海外ディーラーがたくさん参加されていましたので、オークションのロットを見せていただいたり、出品をお願いしたり、ちょこちょこ仕入れたりしました。やはり色々とモノを見れるのは良いですな。

色々とお世話になっているショップと世間話など…。

昨年、近代銀貨研究会を薦めていただいた正会員の方とばったりお会いしてご挨拶。入会しました報告をさせていただいて、その後手変りに関してなど色々とお話しさせていただきました。さすが知識が豊富でした!
ちょうど明日のよろず会で質問しようと思っていたコインを持っていましたので見ていただくことに。

まずは細光無輪だと思っている2枚。1枚はOKでした!もう1枚は怪しいとの回答をいただきました。え〜?!となりつつ、明日のよろず会でも訊いてみたらいいよとのことで、明日へ期待を繋ぐことにしました。細光無輪であってくれ〜w。

もう1つは旭日竜5銭で、貨幣カタログには注意書きで、"明治3年5銭には、製造上の理由により、一部分ギザがないものもある"とあります。それに該当するかも?と思ったモノが2枚あるんですよね。しかし2枚とも怪しいとのことで、これも明日へ結論を持ち越しました。カタログが言っているようなエラーコインであってくれ〜w。

研究会が発足したときからの初期会員だということをお聞きして、色々とビックリしつつ興味深いお話しをたくさん聞きつつ2日目終了〜。

3日目は商談からです。午前中の講演「香港貨幣製造の歴史」も興味あったのですが家で寝てました…。今パンフを読んでみるとわりと面白そうですね。1844年クラウンで香港向けってあるんですな。

商談終わりでブースを巡り、ちょこっと仕入れなど。

3日目の締めは日本近代銀貨研究会の「よろず相談会36」です。36って、今まで36回開催されているということですよね?さすが長いですな。毎年TICCとCCFで開催されているとして、18年ですか〜。歴史ありますな。

最初はスラブのお話しでした。昨年のCCFでも同様な題目があったかと思います。
少しだけ実況しました。

↑は、未使用コインを鑑定するときの判断基準割合とのことです。

PCGSのパンフにも割合は書いていませんが、判断基準項目の説明がありました。↓

そして、自分的メインのよろず相談会です。

まずは、細光無輪だと思っている2枚。どちらも正解でした!うぉっしゃー!ヒーハ〜(という気持ちでしたw)。
付随して色々と説明いただいたので感激でしたわ〜。文字通り奥が深かったです。細光無輪収集は引き続きやっていきます。

次は、M3旭日竜5銭で、一部分ギザがないモノ2枚。貨幣カタログの注意書きのモノに該当するのかどうか。これに関してはまぁそれなりにあるものとのことで、円銀にも存在していると仰っていました。貨幣カタログの注意書きを読んでいるとレアものと思ってしまいますが、そういう類いのモノではなさそうです。
エラーではありますが、私が期待していたレアものというワケではなく、そのまま文字通り一部分ギザのない個体ということでした。

ということで、自分の中でここ数ヶ月疑問に思っていたことが解消されてスッキリしました〜。

そして、さらにメインが待っていました。

Twitterで時々絡んでいただいているコレクターの方々と実際にお会いできたコトです!いやぁ、みなさん知識も話題も豊富でハナシが尽きなかったですね〜。こうやってコインを通じてヒトと交流できることが人生の醍醐味なんだろうなぁ〜(大袈裟!)と思えた時間でした。またゼヒよろしくお願いしマス。


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