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【まとめ】HCI研究者の参考になる研究サーベイサイト

研究者や企業の新規事業担当の皆様はきっと日々の情報のアップデートに取り組んでおられる事かと思います。本メディアAurorも日々報告される様々な論文や技術ニュース、TEDなどのアイディアを各々の知識としてインプットするだけではなく発信という形にすることで世の中のトレンドや研究開発のヒントに繋げようとしています。

今回は様々なタイプ別に主にHCI領域の分野を中心に研究の先行事例調査やキュレーションを行なっているサイトをまとめてみました。

日本語英語問わずで記載しております。(内容は随時更新していく予定です。)

Auror

当サイトです。2019年11月に新設し、Material, Robotics, Fabrication, などの技術論文を中心に紹介しています。Nature, Science, PNAS, Advanced Materialsなどの比較的応用よりの記事とUIST, CHI, ICRAといったHCIやRobotics領域の国際会議の研究開発成果を中心に情報を発信しています。そのうち、集まった情報を元により付加価値の高い情報の発信を考えております。


MorphUI

HCIとMaterial Science領域の研究を変形する物質・インタラクションを切り口にまとめています。トップページには伸縮の構造や作成できる形状といった切り口でデザインスペースのようにまとめらているので、アイディアを考える上でも参考になります。サイトが洗練されておりみやすいです。

List of Physical Visualizations

年表の形で様々なPhysical Visualzationの形をまとめています。歴史的なアーティファクトもあれば、近代に近づいていくにつれて研究の事例も増えていきます。PassiveかActiveかModelに関するものかといった情報も上部のタブで指定することができ非常に便利です。

HAPTIPEDIA

触感に関するデバイスや研究事例などを登録、検索できるサイトです。技術の評価項目なども充実しており関連の研究を行う場合はこちらのサイトで一度類似研究などを調べてみると似たようなアイディアの先行事例の抜け漏れがないか、技術的により良い代替手法がないかなどを見極める参考になるかと思います。

Seamless

Technology Web Mediaとして様々な研究を紹介されています。最近はIT Mediaニュース様に寄稿していらっしゃるようです。トピック毎に複数の研究をまとめていたりツイッターなどでも動画で研究の特徴を捉えやすい形で発信されているので、面白い論文を捉える際に非常に参考になります。

マンガでわかるHCI

HCIに関する様々な研究をTwitterとNoteで発信されています。noteの記事は小中高生向けにマンガで表現されており、専門用語や研究分野をわかりやすく表現してくださっています。Twitterでは学会などのタイミングと合わせて最新の研究事例を発信されているのでトレンドの把握などにも、非常に参考になります。

Personal Fabrication Research in HCIand Graphics: An Overview of Related Work

MITのCSAILによってまとめられているPersonal FabricationやHCIに関する研究のまとめページです。DOIやVideo、関連ページ、公開されているものだとPDFへのリンクが目立つ形で貼ってあり必要な情報に非常にたどり着きやすくなっています。

HCI Bibliobraphy: Human-Computer Interaction Resources

HCI領域の126000以上のPublicationをまとめているサイトです。HCIの定義から、様々なトピックに合わせて調べることができます。User Interface Developer向けのリソースなどもまとめています。ただPage Updateが2018年を最後に止まってしまっているようです。

Survey Research in HCI

Google AIが2014年に発表した論文です。有料ですがアカデミックの方などはご覧いただくことが可能です。リンク先には彼らがカテゴリ別にまとめた様々な論文のリストが乗っており、これらを用途に合わせて辿っていくことで情報を俯瞰的に追うことができます。

以上、学術雑誌以外に参考になるWEBページなどを紹介させていただきました。随時内容は更新していきたいと思います。

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