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痛風で足切断

正式名称、高尿酸血症。通称、痛風。
その名の通り、風が吹いても痛い。それが痛風である。

私は幼少期に大きな事故を経験して、あわや左足切断の危機に陥った。しかし幸い、当時、病院を転院することがタブーだった時代に、大人たちが動いて、今、左足はしっかりある。

ところが、ある夏、痛風になった。右足。
大人たちがあれほど動いてくれたのに、あれほど苦労してくれたのに、あれほど私は感謝していたのに、
こんな痛いなら切断したい!
と思ったのだ。

嗚呼、何という最低な人間だろうか!
以来、毎月、痛風の薬をもらいにクリニックに通っている。決して、あのときの大人たちの努力を無駄にしないように。