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SixTONESが気づかせてくれた駆け上がっていた大人の階段。

いやぁ、かっこいい。
かっこよすぎるよ、SixTONES。
そのかっこよさで世界中の虎がバターになるかもしれないよ。

何がかっこいいのか。
それは新曲『僕が僕じゃないみたいだ』のPVである。
それを初めて見た時の僕は、僕が僕じゃないみたいだった。
どうしてくれんだ、SixTONESのせいだ。

本作は映画『ライアー✖️ライアー』の主題歌である。

作者の金田一蓮十郎さんには、学生時代大変お世話になった。
知り合いみたいに言っているが全然面識はない。
一方的に親愛の表現をしているだけである。

とくに『ハレのちグゥ』というマンガが大好きだった。
僕にとって青春の匂いが染み込んだマンガである。

当時の僕はマンガが大好きで、好きな作者のマンガ全部買っちゃう病に侵されていた。
発売日をチェックし、本屋に行って金田一蓮十郎の名前を見つければ即座に買っていた。
見境がつかなくなり、金田一少年の事件簿も買っていた。

ところがライアー✖️ライアーという作品を僕は知らなかった。

今でもマンガを読むことはある。
けれど、発売日を調べたり、作者買いをすることはなくなっていた。
病が完治していたのだ。

いつからだろう、そうなってしまったのは。
これが大人になるということなのだろうか。
だとしたら嫌だなあ。

学生の頃、ぼんやりと描いていた、なりたくない大人像というのがあった。

飲み会を誘われて、ちょっと仕事で、とか言う大人にはなりたくなかった。

遊んでいて、明日があるから帰るわ、と言う大人にはなりたくなかった。

マンガも、音楽も、ゲームも、ファッションも、興味がなくなってしまうような大人にはなりたくなかった。

でもね、気づけなかった。
ふと後ろをふりかえれば、大人になっていたのだ。
そういうものなのだろうか、大人になるって。
寂しいなぁ。

………

いや、待てよ、大人ってジャニーズに、きゃあきゃあ、言わなくない?

しかも30歳男性だよ。


え、言わなくない?

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