見出し画像

酒のアテ話、その2。

皆さまいつもお読み下さりありがとうございます。
酒のアテ話の二つ目です。

前回お話しした通り、ドラムの神様「スティーブ・ガッド」とスティーリーダンというNYスタイルのR&Bのお話しでしたが、これを丸っと一括りのお話としていただいて、次の話です。

 私がある事務所へお邪魔する用事が出来、伺ったのですが、私が到着する前に、そこの社長さんのご自慢話が始まっていたらしく、それを聞かされていた社員さんたちの表情(笑

その自慢話の内容が、昔はドラム叩いていて、、というものらしかったみたいで、中身が、ドナルドフェイゲン&スティーリーダンの話をしていたらしくて、そのアルバムを聞かされていたのです。

そこへ、私が登場してしまったのです。

かかっていた音楽を聞いて、即座にドナルドフェイゲンですか、、懐かしい。。。全員が注目。。
その社長さんが、自分の自慢話を一言で持っていかれたので、機嫌が悪くなり、、

 「じゃぁ、このドラマー知ってるのかよ」
 「あぁ、スティーブ・ガッドでしょ」
 、、、おいおい、、何で知っとるねん!と意味も無く激怒。

私、ポカーンで、意味分からん。高校生かよ、、
まぁ、世間では「やっちゃったな」とか言われるんでしょうけど、ねぇ、、
「そんなの知らねーよ」

私は意味も無く不機嫌な空気の環境に置かれたので、ムカついて、音楽話を全披露してやった。

元、ミュージシャン志望を舐めんなよ! 、、なれなかったけど(笑

勉強など、真剣にして来なかった私が唯一没頭していた音楽知識が、初めて役に立った瞬間でした。そして、相手を論破してしまうという快挙w  まぁ、何でもやっとくもんだ。。
ちな、その社長、京大出でした。 関係ないか、、

その後、その社長は一切ドラムの話をしなくなったらしいです。

てか、、ドラムやってなかったでしょ、、分かります。

その社長、ボブ・マーリーとレゲエが好きで、裏打ちの話しかしてなかったの知ってます、私。 しかも、ロック好きの奥さんと再婚して、急にR&Bの話を、し出したのも知ってます。

私の周りのドラマーや志望している奴らは、無意識で鉛筆やボールペンで、16分や変則の音符を叩く。それを全く見たことが無かった。変則打ちの話を一度だけしたことがあって、「何それ?」と返されてから、、、

知識の限界点が浅すぎて会話にならないと思っていたので、その時まで、全く音楽の話はしてなかったのです。

それ以来、ヘソを曲げた私は、そこの仕事を一切受けない!と頑固親父に変身したのでした。

、、、その後、その社長から、仕事受けてくれ〜と言われ、受けることにしたのでした。 が、今度は金払いが悪くなる。。 もう、、死んで、、お願い。

全く楽しい話は無く、今回はここまで!

という、何とも言えない苦い酒のアテ話でした。
最後までお読み下さりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?