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「キングスマン ゴールデンサークル」

原題:Kingsman: The Golden Circle
監督:マシュー・ボーン
製作国:イギリス
製作年・上映時間:2017年 140min
キャスト:コリン・ファース、タロン・エガートン、マーク・ストロング、エルトン・ジョン、ジュリアン・ムーア、ハル・ベリー

 前作「も」私の中では許容ギリギリではあった。おそらく続編が制作されることは想像していた。身近で既に観た人は「君、敢えて行かないほうがいい」の声がある中、映画館へ。
 幸いに一ヶ月TOHOフリーパスの恩恵で映画後の後悔を少なくとも軽減。でも、費やした時間は戻ってこない。

 レヴューの高さに驚いている。この内容で多くの人が楽しむ。
 この作品は暴力、バイオレンス、勿論フィルム・ノワールにも属さない。ポピーが下す仲間内処刑シーンはブラックジョークさえそっぽを向く。低俗という言葉はこうした人が様々な感想を持って良い嗜好品で使いたくないが、今回はごめんなさい無理。追跡装置着用シーンに関しても然り。最低限の品性はないのか。少なくとも英国紳士を謳った映画であろうに。

 仕立ての良い、見ていて飽きないスーツ、隙きがない靴の美しさ。着こなしの美。エルトン・ジョンはご本人???などとあまり本筋ではないところだけ楽しむに留まる。

 マーリン出演のシーンだけは安心して観られた。

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