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私が気をつけている「人とのコミュニケーションの基本」

1.もてたいという人


何度か、(特に男性に)“もてたいけどどうすればいいか”という相談を受けたことがある。
どんな人にどうもてたいかにもよるし、そもそももてたい本人の良さが周りに伝わることが大事だし、たとえ本人が無理をして別人のようにふるまえたとしても当の本人が幸せに生きていないと人が惹きつけられるようなオーラは出てこないと思っているので、一概には言えない。
 
ただ、まず言っているのは「もてたい気持ちが強すぎて、もてようと必死になるのは逆効果」ということ。
 
女性でも「彼氏が欲しい」が口癖の人はそのうち“彼氏が欲しい雰囲気”がしみついてしまう。
 
 
理想のカップルは、お互いがそれぞれ自分らしく自由にできて、それぞれの良さを認め合えることだと思う。

長く続くほど絆が深まる良い関係には尊敬が不可欠だけど、何を尊敬するかは、相手の価値観や見方、考え方にも影響される。
 
個性だったり自分がなりたい自分だったり、得意なことや自然にふるまえていることが相性の一つなので、個別に答えは違うのかなと。
 

 

2.人とのコミュニケーションの基本


手前味噌になってしまうが、私は個別で話をした人には、話しやすい、とよく言われる。
仕事で数百人以上の人と話している人や、メンタル疾患で人とのコミュニケーションが苦手な人にも一番話しやすいと言われたので、少し自信を持っている。
 

「もてる」のもっともっと手前だけど、リアルで人と会う時の「人とのコミュニケーションの基本」について、私なりに気を付けていることをまとめてみる。
 

3.基本の前の基本


世の中では当たり前すぎて誰も口にしないけど、大事すぎること。
 
“清潔感”
 
恥ずかしながら私自身、大人になって数回、口臭を指摘されたことがある。
一時期胃炎に頻繁になっていたことや、鼻炎がひどくて寝ている時口をあけてしまうことが原因かと思うけど、社会人になってしばらくは舌苔を取らなければいけないことを知らなかった。
一人暮らしで鼻づまりがあると、自分の口臭にも気づきにくいというのもあるかも。
 
<口臭予防>
・朝必ず舌苔をとる。ドラッグストアや無印良品に舌苔をとる用のグッズがあるので専用のものを使った方が舌を傷つけない。
・特に歯並びが良くなかったり、差し歯がある人は、毎日フロスを使う
・一回でも誰かに指摘されたことがある人は、ブレスチェッカー(息を吹きかけるとどれくらい匂いがあるかを機械が判定してくれるグッズ)を買って人に会うときはチェックするようにする
・コーヒーを頻繁に飲む人は、コーヒーを飲んだ後に時々マウスウォッシュで口をすすぐ
・胃が悪い、胃が痛い、鼻づまりで寝ている時口をあけてしまう、等は病院や耳鼻科に行こう
 
<その他>
・朝顔を洗う、毎日体と髪を洗う
・男性は髭や寝ぐせ、(笑った顔で)鼻毛チェックを忘れずに
・体臭チェックをする:自分の臭いはわかりにくいけど、汗をかいたときや、普段肉食が多く野菜をあまり食べない人は要注意。
気になるときはデオドラント剤を持ち歩くと安心です。
・足の臭い:特に靴を脱ぐシチュエーションがある場合(居酒屋とか自宅へのおよばれ等)や沢山歩いたり運動で汗をかいた後は要注意。
※石鹸で洗ってもしばらくすると復活するような強烈な足の臭いがある場合、アルコール除菌ジェルを足の指まで隅々に塗り込むと嘘のように臭いが消えます!
 
 
なかなか指摘もしづらいし相手も気まずくなるので、どんなに時間がなくても、口臭と鼻毛だけは確認しよう!
 
 

4. 挨拶


どんなに内向型で人と話すのが苦手でも、“挨拶”だけはちゃんとしよう。

例えば職場等その場の雰囲気もあるけど、その部屋にいる人全体への「おはようございます」ならみんなに聞こえるように。
できれば、近い場所の人には個別に、目を見て挨拶。

一番の理想は、相手の目を見て、笑顔で「〇〇さん、おはようございます」と相手の名前を言う挨拶。
名前を呼ばれると「相手が自分を認識している」という無意識の感覚が強くなるので心理的に親近感がでてくる、というのがある。

イタリアでは、会った時は多数人数いても個別に挨拶をするけど、必ず相手の名前を添える。
「チャオ、〇〇!」という感じ。
私の日本人の名前はイタリア人にとってなじみがないため、なかなか覚えられない人が多かったけど、そういうときは「チャオ、、えっとお名前なんでしたっけ、、慣れてない名前で覚えられなくてごめんなさい」と必ず聞かれた。
日本だと相手の名前を忘れてしまってもそう不自然ではないけど。
でも、言葉の壁でコミュニケーションがうまくできない環境にあっても、挨拶の時名前を言われるだけでとても満たされた気持ちになったので、日本に帰ってから私はできるだけ相手の名前を言うようにしている。

 
会社やバイト先で気になる人がいたら、毎回その人に笑顔で挨拶を続けるだけで、数か月から半年たてばかなりの確率で前以上に仲良くなれる。

嫌なことがあった日も、挨拶するときだけはご機嫌なフリをするといい。
 
 

5. 「ごめんなさい/すみません」「ありがとうございます」をちゃんと言う


当たり前すぎることだけど、これが言えなかったり声が小さすぎて相手に聞こえなかったりすると、とても印象が悪くなる。
大げさなくらいのリアクションで伝えた方が、しっかり相手に伝わる。

恥ずかしくて言えない場合は、一人の時にしっかり声に出して言う練習をすると、咄嗟に言えるようになってくる。
 
 

6. いつも同じ態度をとる


人は相手の態度が急に変わるととても不安を覚えてストレスになるという性質がある。
ある時はご機嫌ですごいしゃべるのに、ある時は話しかけても全くしゃべらないなど、その時によって態度をころころ変えるのはやめよう。
 
 

7.質問は慎重に


相手のことが知りたくて色々質問してしまうこともあるけど、質問内容は一回ちゃんと考えてから質問する。

・その質問は個人的すぎる内容じゃないか
・その質問の後話を広げられる内容か(自分と同じ趣味等)
いくつも質問して、相手の回答に、へぇ、とかふーんで終わるのであれば質問しない。
・一方的に質問してないか
・相手が話したいと思う内容か(相手の表情を見ていたら、答えたくない感じで嫌々答えているか、もっと話したいという明るい表情かはわかる)
・失礼な質問じゃないか
例えば女性に年齢を聞くのはヨーロッパでは相当失礼なことで、質問した人がパーティの場が凍るほどに責められた場面に3回遭遇した。(イギリス人、フランス人、イタリア人)
日本では、聞かれた女性が“失礼だ”と内心思っていても、場の雰囲気を壊さないように我慢してしまう。
ヨーロッパの女性は、気が強い女と思われることに躊躇がないからか、本当に戦っている印象で、直接的に年齢を聞かずとも、詮索できる質問でもNGだった。
私は30代半ばまで気にせず答えていたけど、年齢のことで嫌な経験をして、その時から年齢の質問には答えないようにしている。日本人女性でも聞かれるのが嫌という人は周りを見ているとかなり多い。
 
 

8. 相手に興味を持つことと距離感を考えること


この両立はちょっとだけコツがいる。

完全な野良猫や少し人なれしている猫、家猫とか、いろんな猫と仲良くなるのと似ている。
人間大好きな犬とは違って、猫とは距離感が大事。
例えば人なれしてない野良猫に急に近づけば一瞬で逃げられる。
近づくことができても、攻撃的な猫かもしれないし、今日は機嫌が悪いかもしれない。

人の場合は、挨拶を交わしていくうちに話をしてくれそうか多少雰囲気でわかってくる。
相手が無口なタイプでも、例えば一人でコミュニティに初めて参加しているとか、状況的に緊張している可能性もある。

どんなタイプでも時間をかけて、相手の反応を見ながら少しずつ距離を縮めるのが一番失敗しない。
 
自分が、元々ムードメーカータイプ、天真爛漫な明るいキャラクターであれば、人懐っこくいって一気に仲良くなっていいと思う。
 
 

9. 人間愛をもとう


話の内容とか、気が合うとか合わないとか、話のテンポとか、趣味とか立場とか、世代とか、色々気になるかもしれないけど、とりあえず、相手が話したいことを話させる(時間がかかっても相手に話をさせる、遮らない)、否定しない、バカにしない、時には忍耐も必要。

その気持ちがベースにあれば、相手には伝わるものだと思う。

相手が人の悪口や愚痴が止まらないときは、話題を変えよう。
 
 
 
以上、他にも色々とあるけどきりがないので、とりあえず、基本として私が気をつけている内容をまとめてみた。
何かしら参考になれば嬉しいです。
 

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