天を司る男

「同世代ですごいと思う選手」

スワローズ公式アプリ内の動画「同級生座談会」で出されたトークテーマだ。

93年度生まれの同級生、山崎晃大朗、塩見泰隆、松本直樹、歳内宏明の4人が思う、すごい選手とは。

吉田正尚(オリックス・バファローズ)
近藤健介(北海道日本ハムファイターズ)
高橋周平(中日ドラゴンズ)
茂木栄五郎(東北楽天ゴールデンイーグルス)

若くても、核となる選手の名前が上がる世代だった。
そんな中、香川オリーブガイナーズからシーズン途中で加わった歳内から出されたのは、阪神の元同僚の名前だった。

「アオヤギがすごい」

塩見が続く。「あいつすげーよ。ウナギボール」。

青柳晃洋(阪神タイガース)

青柳と塩見は、帝京大学硬式野球部のチームメイトだった。もうひとり、北海道日本ハムファイターズの西村天裕も同チーム出身だが、塩見と西村は社会人を経て青柳のプロ入りから2年後にそれぞれ入団している。

交流はあるようだ。母校訪問や、コロナ以前の食事会の様子が、SNSにあげられている。

同級生に一目置かれる存在の青柳は今、天を司る男として注目を浴びている。

ここまでくると、もう怖い。矢野監督も、屋根のある球場で投げさせるという「青柳シフト」を本気で考えなければならない事態に陥っている。

穏やかな微笑みで、何を報告しとるんや。

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