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子育ての正解なんて分からない【息子が幼稚園へ泣かずに行けるまで④】

今日は、夜中に息子のおねしょで全着替え。

でも、ちゃんとおしっこが出てすぐに、

「ママ、、、。」と寝ながら教えてくれたから、被害は最小限に抑えられた。


5月下旬から6月にかけて、個人面談や、年中、年長の遠足があり、半日保育とお休みが盛り沢山だった。

半日保育は11:00に終了になるので、行った❗️と思ったらすぐに帰ってくる。

半日保育の11:00までなら、息子もバスを待つのを嫌がらずに帰って来れるのではないか?

そんな淡い期待が現れた。

よし!

「半日保育の日は、バスで帰ってこれる?」

面談の時に先生の前で聞いてみたら、息子は

軽くうなずいた。

よしよし。

これで、9:00から12:00まではゆっくり出来る。

さすがに2時間なら、息子も我慢してバスで帰って来てくれるだろう。

ほっと一息ついたのも束の間、

2日間お迎えせずにバスで帰って来たら、先生から電話があった。

「ゆうくんにどうしてもダメだったら、先生外にいるから、呼びに来てね、と伝えておいたら、バスを待つ教室から泣きながら来て、ちょっと可愛そうでした、、、。」

と、報告を頂いた。

そうか、、、。

やっぱりダメだったか。

保育時間とバスを待つことは息子にとっては関係のないことだったようだ。

迎えに行った初日の様に、泣きながら先生に助けを求めたのだろう。

光景が目に浮かぶわー。

結局、半日保育でもお迎えに行くことを息子に伝えて、何事もなかったかの様に過ごしている。

暫くは諦めるしかないか。

同じバス停から行く子は、2ヶ月経った現在イヤだ!が爆発している。

それまで、お兄ちゃんと一緒に延長保育まで利用していて、幼稚園なんてへっちゃら感を出していたのに、体調を崩してお休みした翌日から行きたくない気持ちに火がついてしまったようだ。

それでも、お母さんは泣いているその子を抱っこして、一緒に通うお兄ちゃんに弟君の荷物を持って貰って、バスの先生にひょいっと渡した。

今日は制服に着替えることも拒否したのだろう。

私服のままバスに乗り込んだその子は、顔を覆った手の指先からチラッとお母さんを見て、諦めた様に泣くのをやめた。

子どもの確固たる抵抗に動じることなく、幼稚園へ行かせる事が出来るお母さんは、強いお母さんだ。

メンタルが私とは違う。

可愛そうだからお迎えにいく、なんて甘い事はしない。

私もそうなりたいと思うのだか、どーしても出来ない。

着替えもしたくないほど幼稚園へ行きたくないなら、きっと諦めて休ませてしまうだろう。

しかし、他のお母さんの話を聞いても、着替えを嫌がるなんて良くある事らしい。

そんな時は、着替えを鞄に入れて先生に渡しているそうだ。

幼稚園まで送って行ったのに、お母さんを追いかけて脱走して敷地から出てしまった事もあるそうだ。

そんな話を聞くと、息子の嫌がり方なんてまだまだ可愛らしいものだ、と思えてくる。

子育てってその時は大変だけれども、過ぎ去ってしまうと意外と笑い話になるよなぁ。

小学校位になると、物事の分別も感情のコントロールも出来るようになってくる。

そうなれば、大泣きして訴える事もなくなってくるだろう。

我慢しないで感情を爆発させられるのは、幼児期だけの特権だ。

成長すれば我慢だらけだ。

幼少期に感情のままに過ごしたからと言って、大人になって我慢出来ない人になる訳じゃあないだろう。

幼少期に厳しく我慢を教え込まれたが、大人になった私は我慢が出来ない人に育っている。

それは子どもの頃に押さえつけられた我慢が大人になって爆発したのではないかとも思う。

子どもは子どもらしく、感情のままありのままに過ごした方が、健全な大人に成長するのではないかと思う。

大人の顔色を伺うように育った私は、大人になっても他人の顔色が気になって、自分を表現する方法が分からなくなってしまった。

子どもを思い通りに動かそうと、いつも母親が怒っていると、ビクビクした怖がりな大人になる気がする。

子どもは母親の機嫌と取ろうと、必死なのだ。

きっと自分も幼少期は今の息子の様に、

「お母さん、怒らないで、、、。」

そう言って泣いていたに違いない。

その繰り返しで、怒られないように顔色を伺う子どもの完成だ。

私は、息子を自分の様にはしたくない。

もっと、子どもらしく伸び伸びとしていて欲しい。

だから、感情で怒らない様に大きく深呼吸して自分を抑える。

甘えたい時には存分に甘えさせる。

甘えてくれるのなんて今だけだから。

息子がどんな子に育つのか、今はまだ分からない。

注げる限りの愛情を持って息子に接することしか、今は出来ない。

結果がどうあれ、限られた子育ての時間を楽しもう。


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