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俺たちのポカスタ 2023

ポカリスエットスタジアム

ポカスタの写真を撮ることは、ヴォルティスの選手を応援(撮影)することと同じくらい、僕のライフワークになっています。生き甲斐と言ってもいい。自分が徳島人として生きた証しみたいなもの。見様見真似で風景写真の技術を独学しては、試行錯誤しながら、ポカスタの景色を撮ってきました。

ちなみに、冒頭に掲載した一枚は、2019年6月8日に行われた第17節 FC町田ゼルビア戦での夕景です。たなびく雲。霞む夕日。そのなかを里山に帰っていく鳥の群れ。そしてキックオフの時間を迎えるスタジアム。ポカスタって美しいな。その想いが、歳を重ねる毎に、深まってきました。

春(2月~5月)

2023.2.19 大分トリニータ戦

これシーズン開幕戦の朝7:00頃のカット。14:00キックオフだと朝8:00に先行入場者の待機列が形成される。コロナ禍が明けてからは、だいたい10組くらいの常連さんが並ぶ(= バックスタンドの話しです)。挨拶を交わし、談笑し、思い思いに待ち時間を過ごす。この時間がたまらなく好き。それぞれがアツい気持ちでスタジアムに集う。最高かよ!

2023.2.19 大分トリニータ戦

2023開幕戦では、2022シーズンを以て現役を引退した佐藤晃大選手と藤田征也選手の引退セレモニーが行われた。佐藤選手はJリーグ通算250試合出場を、藤田選手は400試合出場を達成した偉大なアスリート。特に佐藤選手はヴォルティスに通算11シーズン在籍したレジェンド。数々の興奮と感動。ありがとうございました。ちなみに、営業スタッフ兼CCOとして徳島に引き続き関わってくれる佐藤選手。スタジアムですれ違う度に、そのオーラに驚きます😁

2023.3.12 東京ヴェルディ戦

これはキックオフまで1時間くらいの頃。春に向かおうとするポカスタの空。薄い青空。たなびく雲。美しい緑のピッチ。何年通っても、エモいなあと思う情景。サッカーと同じで、すべてが一期一会。二度と同じ光景には出会えない。いつもこれが最後の観戦になるかも知れない。だから、目に焼き付けよう。そう心に念じながら、シャッターを切っています。

2023.4.12 水戸ホーリーホック戦

今季最初のミッドウィーク開催だった水戸戦。これは19:00キックオフ直前のカット。群青に染まる空。いわゆるブルーアワーですね。藍色と呼んでもいいかも知れない。この深いディープブルーがとても好きです。照明がハレーションを起こすので、ギリギリの露出を狙っています。熟知するポカスタの春夏秋冬。これからも撮り伝えていきたいです。

2023.5.3 清水エスパルス戦

これはGWにあったホーム清水戦。先行入場者の待機列形成が終わった直後、朝8:00過ぎのカットです。選手バスが離発着する第4ゲート。早朝の清々しい姿、これも大好きです。まだ人が疎らな時間帯。スタジアムの雰囲気を、綺麗な空気とともに、胸いっぱいに吸い込む。至福の時ですよね。

夏(6月~8月)

2023.6.7 天皇杯 いわきFC戦

天皇杯2回戦はミッドウィークの19:00キックオフでした。これは18:30頃のカット。初夏の気候。湿気を帯びつつある空は、夏独特の彩度とコントラストを帯び始めます。昼と夜が混在する日没の前後30分は、マジックアワーと呼ばれます。空の青さ、夕焼けが刻一刻と移り変わっていく。たまらなく美しい瞬間です。まさに青と緑の贈り物。

2023.6.17 モンテディオ山形戦

リーグ戦では今季初のナイトゲーム。これはキックオフの45分前くらいの情景です。湿度がさらに高まった空は、夕日の残照を浴びて、妖艶に輝きます。この日は、マゼンタが強い蒼さでした。強烈な日差しがピッチに差し込んでますね。バックスタンドは、この頃から、溶けるような暑さと日焼けを覚悟せねばなりません。まあ、春でもめっちゃ眩しいけど。

2023.7.9 ファジアーノ岡山戦

ナイトゲームの当日15:30頃の情景です。青空をバックに、たなびく雲、メインスタンド構造物、時計台の白さが際立っています。こういう時は、敢えてコントラストは上げずに、見たままを写し取ってはどうでしょうか。流れ、渦巻く白雲。ポカスタの空は美しいなと毎年思います。いつまででも眺めていられます。

2023.7.22 ヴァンフォーレ甲府戦

同じく19:00キックオフのナイトゲーム。これは18:45頃のカット。日没寸前の夕焼けが、空とピッチを照らし出しています。青と緑が織りなすコントラスト。まさに青と緑の贈り物です。この美しい瞬間を迎えられるバックスタンドに魅せられています。メインから移ってきて、7-8年が経ちましたが、本当に素敵なマジックアワーを楽しめます。直射日光がちょっとキツイけど(笑)

2023.8.20 レノファ山口戦

キックオフまで5分。選手がピッチに入ってこようとする直前、とてもエモい夕焼け空でした。残照を浴びて妖艶に輝く雲。マゼンタの強いディープな青空。その対比が眼の前に広がる。バクスタの夏空は、時として、こういうファンタジーを魅せてくれます。ある瞬間を過ぎると、空は一気に暗くなってしまう。その瞬間を逃さない。サッカーも風景写真も。そのためには、その場に立ち会い、カメラを握り続けること。

秋(9月~11月)

2023.9.10 いわきFC戦

19:00キックオフだった第34節。これは17:30頃のカット。曇天や雨天だからと言って、諦めてはいけない。こういうエキストリームな情景に出逢えることがあります。雲が渦巻き、幾重にも織り重なっている空。スタジアムに出向き、カメラを握っていないと写し取れない瞬間です。コロナ禍が引き起こした無観客試合、ビジター観戦禁止があった時期を除き、DAZNは視聴契約していません。現地・現物・現場主義。じゃないと写真撮れないから(笑)

2023.9.27 ロアッソ熊本戦

今季最後のミッドウィーク開催。これは試合終了後、21:30頃のカットです。大宮戦に続き、ホーム2連敗。J3降格の危機が解消されない、重苦しい雰囲気に包まれる。群青に染まる空。そこに浮かび上がる白亜のメインスタンド。この時は本当に辛かった。僕らにはヴォルティスしかないのでね。チームの浮沈に一喜一憂する日々。長いサポーター人生。仕方ないのだけれど・・・

2023.10.22 ジュビロ磐田戦

14:00キックオフだったホーム磐田戦。これは後半の時間帯、15:15頃のカット。航跡が走るのはポカスタ上空の風物詩なんだけど、こんな風に雲がV字状に流れ、畳み重なることは稀ですね。そして、夏は言うに及ばず、春と秋の紫外線の強さ。眩しくて目が開けられないくらい。こういう時は、シャドーが潰れ、被写体も黒潰れしがち。露出合わせが難しい季節です。光りに学び、光りとともに生きること。何事も近道はなし。向き合うことです。必ず進むべき道が見えてくる。

2023.11.4 藤枝MYFC戦

これは今季ホーム最終戦。前半の14:30頃のカット。11月のポカスタは、こういう曇天の景色が多いですよね。秋の鱗雲が空を覆う。雲間から顔を出す空の蒼さ。ホーム最終戦は、こういう情景が多いです。今季はプレーオフはおろか、終始、降格圏を彷徨い続けた。重苦しいシーズンでした。現役引退が発表された石井秀典選手が90'出場した試合。勝って、セカンドライフに送り出してあげたかったです。

2024シーズン、どんな一期一会のシーンに出逢えるか。そのすべてを眼に焼き付け、選手・スタジアム・サポーターの喜怒哀楽を感じ、撮り伝えたいです。

すべては徳島のために🔥🔥🔥

今シーズンのスタジアム風景写真は、
Shot with OM-D E-M1X + M.ZUIKO 8-25mm F4 PRO
Shot with Nikon Z6 + Nikkor Z 17-28mm F2.8

注意

掲載した写真は、特に断りのない限り、すべて私が撮影したものです。目的の如何を問わず、無断使用、二次利用を禁じます。よろしくお願い致します。

The pictures shown here are taken by myself unless otherwise noted. Copyright is revered. No secondary use of the pictures are allowed. Thank you for your understanding.

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