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おほなゐ ② 〜地震からの気づき

今日もご訪問ありがとうございます。

先月起きた、日向灘を震源とする地震。

その前後に経験したり、ふと思い出したり、
新たに得た情報であったり。

一見なんの関連もないそんなことごとが、
のちにある一点でつながりました。

そうしてもたらされた、私の
個人的な気づきについてのお話の続きです。

お時間よろしければご覧くださいませ。

前回のお話はこちらです↓


今回の気づきは、
石油や原子力発電に依存する社会からの脱却と
都市部、とりわけ首都圏への
人口一極集中の解消を思うなかでのことでした。

|電力の需給バランス

東日本大震災を機に、各地の原子力発電所は
長期間に亘って運転を停止しました。

電力需給が逼迫しているから
各家庭でも節電を、と幾度も
強くアナウンスがされてきましたが、
これまでのところ大規模な停電は起きていません。

過去、北海道で起きたブラックアウトは、
自然災害がきっかけとなっての大規模停電。

それ以外での大規模停電が起こっていない陰には
当然のことながら

・電力供給側の絶え間ない努力
・大口契約の事業者(=客)側の大幅な節電
・一般市民一人一人の節電

といった、見えにくい要素が数多あってのことと思います。


それでもやっぱりちょっと、思うのです。


「ほんまはさぁ…

そこまで原発動かしてまで電気、

いらんのとちゃうん必要ないんでは?」



って。

|化石燃料とマネーゲーム

かつて、小学生だった頃。

石油は限りある資源で、
私たちが大人になる頃には
枯渇するだろう、と教わりました。

しかしながら半世紀を生きた今日でも、
未だ枯渇はしていません。

石油はもともと化石燃料。
地球の一部です。

石油そのものは善でも悪でもなくただの石油。
自然界にごく当たり前に存在するものです。

ただ、そこから化学反応を経て
新たに創られた
プラスチックなどの石油製品は
自然界では分解されないシロモノです。

当然、それは自然の理に反することなので
私たちニンゲンにとっては大変都合が良くても
ヒト以外の生あるものに対しては
ほとんど害悪でしかありません。

多くのものを生み出す石油には
利権が絡みがち。

さきの戦争でも
引き鉄の一つとなったと聞いたことがあります。

また、私世代が生まれた頃には
オイルショックと呼ばれる大騒動があったそう。

それでもいまだ、なんでもかんでも
ほぼ石油頼みの現代の暮らし。

なんにでも形を変える便利なセキユ。

誰もがその恩恵を受け、
みんなが欲しがる、セキユ。

原油を持つ国、持つ人が巨万の富を得る世界。

一方で、そうした資源を持たない国や
持たない人は原油価格のマネーゲームに
長年、翻弄され続けています。

境界線の定まらない海底で
お隣さんが国を挙げて強引に
採掘まで始めてしまう時代。

石油製品にまみれた生活を送る自らへの自戒も込めて、
どうにかならないものかなと常々思います。

|クリーンエネルギーの落とし穴


エコだ!脱石油だ!脱炭素だ!!と、
クリーンエネルギーという美名の下で
過疎地の山林や空き地、
果てはため池にまで設置され増え続ける
なんとも不細工な大規模ソーラーパネル群。

ご覧になったことはありますか?

ため池にもソーラーシステム
クリーンエネルギーのためなんだから、
ちょっと自然を壊してもエコ!

別にいいでしょ?
どうせ使ってない土地なんだし!

山林やため池なんて持ってても
イマドキ一銭もお金になりませんよ?
ソーラーパネル設置して売電すれば、
エコな上に儲かりまっせ?

伸び放題の木を植えておくより、
整地してソーラーパネル置いたら
収入にもなるしお手入れもしやすいですね♪

こんなことを言ってるかどうかはシランケド…


少なくとも、設置を勧める側にメリットがあるから
こんなに増え続けているのだろうと思います。


田舎の恐るべき噂話ネットワークによれば。
とある自治体の、欲深い元・首長さんが
いち早くその利権に飛びついて。

会社を立ち上げ、
過疎地の山林や土地持ちの高齢者を
巧みな甘言と元「首長」という
肩書きの信用でもってそそのかし。

結果、耕作放棄地や里山に、後先考えず
続々と太陽光発電パネルが増えました。

果てはその土地の神社のご神域前にまで。

ちょっとどこまで欲が深いのかと
背筋が寒くなるような話ばかり。


…エコって、なに?

ソレ、ちょっとエコとは違うんじゃ…と思います。


人間にたとえて言うなら、

健康のため運動しすぎて体を壊すとか。

健康のため食事から栄養摂らずにサプリメントが主食になるとか。

健康のため健康器具買い揃えて家計を圧迫するとか。


「いやオタク!ほんまにそれでえぇんですか?!」


って言いたくもなるような…

アンバランスで、本末転倒で、なにがしたいのかわからない。
かえってどこか不健康な感じ。

人の健康に置き換えればわかりきったことなのに、
土地の健康のこととなると、あまりにも無頓着です。

目先の利益だけにとらわれて
将来的に子や孫にとってどうなのか?

ひいては地球という、
私たちのよりどころである惑星そのものの健康にまでは
思いが至らない、ちょっと残念な人々。

|都心と過疎地

これだけソーラーパネルも設置され続けているのに
それでもまだ電気が足りないとはどういうことでしょう。

『どうやったら、今ほど電気使わんでも暮らせるんやろか?』

ふと、そんなことを考えることがあります。

(でも、電力足りてないのはまず都会での話よなぁ)

(あんなに人口集中してたら、足りなくもなるわなぁ)

(いや、集中してた方が発電所一ヶ所で済む?)

(いやいやいやいや、そんなに蓄電ムリ…)

(地方で使いきらない電力は今もある程度融通してるよねぇ…)

(ちょっとは人口分散すればいいのに、便利さには負けるんかなぁ)

(……。)

(………。)


『…?……!!!∑(゚Д゚)』

ここでハタ、と、点と点がつながりました。

|気づき

徳島県と高知県にまたがる急傾斜の山間には、
いったいどうやって建てたのだろう…と思うような家があります。

もちろん、人が今なお住まう、立派なおうち。

急傾斜地の蕎麦畑(徳島県つるぎ町)

こうした山間でも、携帯電話は通じます。

標高1,400m付近の風景(徳島県つるぎ町)

たとえ人家がまばらでも、標高が高くとも。

人あるところに電波あり。

今やほぼどこでもインターネット接続が可能です。

………。

だったら…

こういう田舎に住んでても…

仕事はリモートワークでいけてるんやし…

たまに都会に顔出すくらいなら少々遠くても…

ほしいものはネットで買えるし…

荷物はすぐに宅配してもらえる時代やし…

メタバース(仮想空間)での生活が主になれば…

どうしても残らないといけないエッセンシャルワーカー以外は…

こういう過疎地で住んでも…


「あれ?別に、な〜んも困ることないんちゃう!?」

「別に都会に住んでなくてもいい時代になったやん!!」



実際に田舎に住むというのは、綺麗ゴトだけではありません。

可燃ごみ収集は月に3回だけの土地もあるし、
雪が降ったらごみ収集はしません、って土地もある。

救急車を呼んだとしても、最寄りのところから
20分以上はかかりそうな土地だって。

でも。

アスファルトで固められた地面よりも
里山や畑、田んぼの生の土の力がヒトに及ぼす
良い影響というのは私は大きいと思っています。


メタバース(仮想空間)が日々凄い勢いで
その存在感を増しているこの頃。

新しいものには、「利権」がつきもの。

そのうちメタバース上でのスペースが
実際の土地のように高値で取引される、
そんな時代がくるのではと思ったりもしています。

メタバースにせよ、仮想通貨にせよ、
セキュリティ重視のこれからの時代。

それを担うコンピューターの、膨大な演算処理には
半端ない電力量を消費するとかしないとか。

大規模な蓄電池の導入も
北海道など一部地域では始まっているようです。

携帯電話や自動車なんかを
長年使ってらっしゃる方はご存じのとおり、
蓄電池(バッテリー)というものは
永久的に使えるものではありません。

高価な割には数年で必ず劣化します。

田舎に住む人が少なくなって
空き家や空き地が増えれば増えるほど、
言葉は悪いけれど海外資本のこうした
餌食えじき”にされてしまうのではないか?

それならそれを逆手にとって、
田舎へ分散して住めば?

そんな巨大なものが設置されるような
空き地も、もしかしたら減るかも。

多少不便かもしれないけれど、
土の上で人間らしい生活ができて
WINーWINなんちゃうかなー?と、
浅い考えから妄想夢を見たりしています。

|おわりに


これからのことを考えるにつけ、
私たち一人一人が

「意識を変える」

というのがとても大きな大きな
“分れ道”、分岐点になるのではないかと感じます。

意識を変えるのはほんの些細なことからでいいのだと思います。


これだけ地震や台風が多い国。

資源らしい資源を持たない国。

善良な人々の知恵と和と勤勉さで持ちこたえてきた国。


かつてレアメタルが手に入らなくなったとき。

日本の携帯電話会社は知恵を絞りました。
そして、機種変更などで使われなくなって家庭に眠る携帯電話を
値引きの条件として回収し、そこからレアメタルを再生利用。

当時、それを考えついた人のことを凄いなと思いました。


健康のありがたみは失って初めて気がつくもの。

一度失ってからでは回復に時間がかかります。

人も、地球も。

一人一人がほんの少し、
よい方向へ意識を変えるだけで、グンと
この美しい惑星・地球の健康寿命が延びるとしたら。

一人一人が本気で知恵を絞ったら…

どうでしょうね。

とりとめもないお話になりました。
最後までのお付き合いありがとうございました。

#地球のためにできること #メタバース #仮想空間 #仮想通貨
#フラワーエッセンス #発電所 #地震

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