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Vol.66 変化を受け入れる

変わり映えのない小さな村で平穏に暮らしていると、思いがけないところから侵入者がやって来ることがある。侵入される前に気づけば備えで対処もできるが、気づかぬうちに侵入され、完全支配下に置かれていたとなれば笑うこともできないだろう。

今夕の関西ニュースを読んでいると、【梅田駅が10月から大阪梅田駅に改称】のタイトルが目に飛び込んで来た。シェークスピアの悲劇「ジュリアス=シーザー」の台詞で有名な「ブルータスよ、お前もか」をもじって「梅田駅よ、お前もか」と叫びたくなった。つまり、梅田駅の改称に強い抵抗を覚えたのだ。三宮駅が神戸三宮駅に改称されたときも非常に悲しんだが、阪急電鉄サイドにしてみれば、知名度のある「神戸」や「大阪」を加えることで更なる需要を見込めると判断したのだろう。阪急電鉄に言いたいことは山ほどあるが、決定事項に抗えない以上は受け入れるしかない。

頭の中で『時代の趨勢』という言葉が浮かぶ。趨勢とは『ある方向へと動く流れ』を意味する。駅名が改称されるという情報にいちいち目くじらを立てていたら身が持たないし、流れに乗って、来たる変化に柔軟に対応するのが生き残りの術なのかもしれない。

まとめ

◯来たる変化は備えをもって柔軟に対応する。

日々是好日