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Vol.53 人間至る処青山あり

人は誰しも望みを持っています。

『そうなればよい』『そうしたい』『良い方向に進みそう』など生きていればそのような思い抱くはず。

ですが、その場に留まり、願ってばかりだと時間だけが過ぎ、やがて枯れ果ててしまいます。願えば叶う、宿願を果たす、夢が実現する、など聞こえは良いですが、言葉に酔いしれ、そのまま埋没してしまうケースが後を絶ちません。

【人間到る処青山あり】
(じんかんいたるところせいざんあり)

この言葉を習った、聞いた人はいると思います。月性という江戸末期の僧が著した詩に由来する言葉です。

世の中のどこで死んでも、骨を埋める場所ぐらいはある。故郷だけが墳墓の地ではないのだから、大望を達するために郷里を出て大いに活動すべきである。

150年前以上の世であっても、大きな望みを叶えるなら今いる場所から離れて盛んに活動せよと推奨しています。

私も地元兵庫県を出て、勉強会や定例会に参加しています。人と会い、交流し、知見を得られれば、人様に役立てるものを出し惜しみなく提供しています。

以前の私は、こうしたい、ああなりたい、でも無理だ、諦めよう、など願っては消えての繰り返しでした。この繰り返しせいで、どれだけの時間を浪費し、多量の毒素を溜めてきたことか。

もしあなたが大いなる願いを持っているなら、

【人間到る処青山あり】
(じんかんいたるところせいざんあり)

を心に刻み、外の世界へ一歩繰り出すことを切に願います。

まとめ

◯願ってばかりで行動が伴わなければ何もしていないことと一緒。
◯大きな望みを叶えるなら【人間至る処青山あり】の精神を持つ。

日々是好日