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こんな湯の花見たことない。別府「南石垣温泉」

別府のジモ専「南石垣温泉」。入会金と月会費(1,000円)を払っている人だけが入れる温泉です。一般の方の入浴はできません。

この南石垣温泉は独特の硫化水素臭があります。いわゆる「硫黄臭」なんですが、よくある白濁した温泉の硫黄臭とは少し違います。こうして文章で表現するのが難しい、独特の香りです。

お湯を覗き込むと、何やら沈澱しています。

実はこれ、湯の花なんです。わりかし大きな湯の花です。

この温泉に2年間入りましたが、最初は「うわっ、垢が浮いてる!」とびっくりしました。

この南石垣温泉は、やく68℃の源泉がかけ流しで注ぎ込まれており、お湯を抜くことができません。放っておくとどんどん沈殿物が溜まります。
そこで気づいた人がホースを使って除去します。

ここで入浴している人たちは「組合員」と呼ばれ、みんなが出資者。「自分の風呂」という意識があるので、みんなで綺麗に維持しようという気持ちが強いのです。

こうして別府のジモ専(泉)は守られています。


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