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淡路ラボインターン2期生 一歩のきっかけ『休学を決意したまもるくん編』

今回紹介するのは、さくら助産院でインターンしている五十嵐護(いからしまもる)さんです。新潟県出身で、神戸大学に通いながら被災地支援サークルに入り活動しています。休学を考えているまもる君が淡路島でどんな活動をするのか深堀していきます!

淡路ラボとは…
「国始まりの島から、共に未来 をつくる」をコンセプトに掲げるオープンイノ ベーションプラットフォームです。淡路島を島 まるごとラボとし、挑戦したい⼈や企業、特に若者をつなげて、未来の仕事づくりと⼈づくりにつながるプロジェクトを創出しています。 これまでに、⾏政、地元企業、⾦融機関、⾼校⽣、⼤学⽣、社会⼈など分野問わず様々な⼈とつながり、共創の動きが⽣まれています。また、兵庫県で初の⼤阪・関⻄万博共創パートナ ーに認定され、2025年までに100件のプロジェクトを世界に発信することを⽬指しています。 淡路ラボは、失敗を恐れず新しいことに挑戦する場を、みなさんと共に創っていきます。

さくら助産院について…
院長の藤岡さんは、淡路島出身。助産師として10年近く勤務してきました。島内の総合病院で勤めていましたが、産婦人科が閉鎖。その後、神戸の病院にて産婦人科の立ち上げを経験。その中で救急科での勤務も経験し、助産院立ち上げに向け、対応力や判断力を鍛えたそうです。現在は、淡路市の協力を得て開業場所も見つかり、今年の12月末から工事が始まった後、3月中旬に完成し4月1日にオープンしました!



淡路島にいることを決めた理由…

こにー:どうして休学してインターンに参加してみようと思ったんですか?

まもる:2回生から大学の授業が忙しくなるため、インターンと授業どちらも中途半端になるのが嫌だったっていうのがあります。専攻が看護なので、専門の勉強に入る前に自分の軸を見つけておきたいと思いました。院長の藤岡さんは看護師の上位資格である助産師の資格を持っています。そこに共通するところがあり、実際に現場を見て自分の軸を定めた方が勉強に身が入ると考えたからです。

こにー:看護師から助産師の資格を取る人が多いと思いますが、それも考えていますか?

まもる:看護師と保健師を取ろうと思っています。保健師は神戸大学の学部では取れないので、もう2年大学院に行かないといけません。将来は地域で活動したいという想いがあります。そう考えると看護師だけよりも保健師も取っておいた方が良いかなっていうのがありますね。助産師って女性しかなれないので、その選択はそもそも存在していないんです(笑)

カオスな状態にぞくぞくする!?

こにー:地域で活動したいというのは、なにか理由があるのですか?

まもる:地元の新潟も好きなんですけど、関係なく町が好きだからですね。地元にいるときも地元の学生がしているイベントに参加したり、町の魅力を発見する活動をしていて、そういうの面白いなって思いました。
淡路島みたいな規模の町っていっぱいあると思うんですけど、その中にある文化とか言葉とか全然違っていて、様々な場所のそういう部分を見るのが好きなんです。言語化できない何かを感じるんです。ゾクゾクするんですよね、町によってそのゾクゾク具合が違います。
あと、医療においても、このゾクゾクは結構大きな意味を持つと思っています。食文化、天候、運動だったり行事だったりの文化も求められる医療に影響してくるんですよね。そのゾクゾクに応じた医療のプランニングに興味があります。

こにー:淡路島はゾクゾクしますか?

まもる:ゾクゾクしますね。淡路島って兵庫県だから車が神戸ナンバーじゃないですか。でも町並みは神戸と全然違いますよね。私が持つ神戸のイメージは、大きい港があって山があって、古い偉人館もあって、かつ都会的。その神戸の街のイメージとかけ離れた田舎、淡路島に神戸ナンバーがあるというカオスな状態にゾクゾクします。それと淡路の語源って「淡(阿波)を結ぶ路」ってことですよね。淡って徳島のことなんです。歴史的にもカオスってことが証明されています。そのカオスさにもゾクゾクします。

淡路島に持っていたイメージとの変化

こにー:淡路島に来てから1週間しか経っていないけど、元々持っていたイメ―ジと変わった部分はありますか?

まもる:今までは田んぼや畑など自然が豊かなイメージがありました。だから、まさか13万人も住んでると思ってなかったです。来てみたら色んな文化があって瓦とかお線香とか色んなものがありました。島だからっていうのもあると思うんですけど、島の中でしっかり文化が育って、外との往来ができるようになった今も続いています。そして外の要素を取り入れつつ、育まれ続けている文化が面白いなと思いました。

最後に3月末までにどういう自分になっていたいですか?

まもる:ちゃんとお話を聞ける人になりたいです。被災地支援をしている時とか意識している時間っていうのはできるんですけど、性格上すぐ自分のことを話したくなっちゃいます。島にいると色んな人と関わります。その中で自分の興味ない話をする人ももちろんいると思います。だからと言って、最初からすべてを拒否するわけではなく、しっかり最後まで聞く力をつけたいです。


「関係の輪の作り方」
一回生ながら行動力と知識力のすごさに圧倒されます。そんなマモル君の周りには気づけば人が集まっていて、関係の輪がどんどん広がっていました。いつも笑顔で話しかけやすいオーラをまとってるからだと思います。休学をして淡路島にいるこの1年、もっとカオスな状態を見つけられるかもしれません。そして、地域医療に進みたいという夢を叶える手がかりをさくら助産院で見つけてほしいです!マモル君、ありがとうございました!

文/まるちゃん(淡路ラボ推進事務局インターン生)

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