見出し画像

地方の鍵は若者が集まるサイクル

 私は南あわじ市役所といくつかの事業で関わりを持っている。東京から移住して3年だが、東京のどの市役所よりもホームグラウンドになっている。今日市役所に行くと、南あわじ市の特産品である玉ねぎがデザインされた名刺をいただいた。

 数名の市役所職員さんが移住相談用の可愛い名刺を持っていて、「可愛いですね」と伝えたら、私の分も作ってくれたのだ。人によって色が違って戦隊モノのようで面白いし、繋がりが深くなったような気がして嬉しかった。

 まさか自分が市役所の名刺を持つなんて思わなかった。私は公務員とは真逆の思想と行動をしてきた。「安定」よりも「冒険」を求める私は、脱サラ後、海外4カ国回った後に淡路島に来た。仕事も家も決めていない状態でだ。詳しくは下記の記事を読んで頂きたい。

 すっかり淡路島が気に入り、仲間と事業を行うようになったのだが、中でも地域活性化に繋がることに興味がある。そのため、最近YouTubeでの情報発信を改めて再開した。

 再生回数はいまいちだが、ここから移住相談に繋がるケースが増えている。これが何より嬉しい。こういった活動を続けていると、移住希望者の考えが少しずつ掴めてくる。そこに応えることで面白い事業を展開していきたい。

 そして、今力を入れているのが婚活事業だ。今年度から、20代の交流の場作りに舵を切っていて、企画段階からワクワクしている。若い世代が活発に交流の輪が広がることは婚姻率の上昇だけでなく、市のPR材料としても大きな力になる。

 若い世代の移住希望者からの相談も増えてきていて、そういった人達が移住したいし移住しやすい環境を作ることが非常に重要だと考えている。

 私の究極の目標は、都会の若者の一般的な選択肢として地方移住が認められることだ。身をもって感じた地方での挑戦の面白さを広めることが国家課題に繋がっているなんてありがたい話だ。

 そして、今まで一緒に活動してきてくれている仲間にいい思いをして欲しい。彼らは淡路島を楽しんでいるし、新しい能力を身につけて日々動き回っている。更なる充実感を生むのはやはり結果だ。組織としても個人としてもステップアップしている実感を日々感じられる環境でないと地方での挑戦は続かない。

 借金を抱えたホームレスからの挑戦が大きく羽ばたくことはまずは仲間のため、そして地方のため、自分のため、更には国のために繋がっていることを信じて楽しく歩みを進めていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?