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モッタイナイをなくすモノの減らし方


ミニマリストといえば、モノが少ない。ということで、今回は私なりのモノの捨て方についてお話します。


片付けるだけじゃ満足できない

私が片付けに目覚めたのは近藤麻理恵先生の「人生がときめく片付けの魔法」がきっかけです。もともとモノを収納するのは得意でした。片付けの基準をときめきにする考えはなく、「同じスペースにいかにモノをうまく納めるか」を思考錯誤していました。

模様替えも大好きで、深夜に模様替え大会が行われることが多くありました。これは今もそうです。

そして引っ越しをするときに、断捨離に目覚めました。引っ越し準備が「めんどくさい」という感情が私にどんどんモノを捨てさせました。「もう、モノを片付けるだけでは満足できない」思考回路になったときに、佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本に出会い、ミニマリストという言葉に出会いました。そこから捨てたモノは数知れず。モノを捨てるだけで本当に人生が変わりミニマリストにハマっていきました。片付け、ミニマリストジャンルの本を読み漁りました。


でもやっぱりモッタイナイ

「ときめかないモノはどんどん捨てていく」「捨てれないモノは一時保留して、使わなかったら捨てる」など、捨てるためのさまざまな方法が紹介されていますが、私は捨てることは「モッタイナイ」ことだと思っています。私の母は「モッタイナイ」人間で、「何か使えるのではないか」とモノを捨てるずに常にいつかを待っている人でした。遺品整理はそれはそれは大変でした。その影響からか、私も「モッタイナイ」人間です。だから、モノを大切にしない人のことを好きにはなれません。では、どうすればモノを捨てれるか?私の捨て基準を紹介します。


①新品、美品は売る


これは基本ですね。他の人が使ってくれるならば、モノの幸せを考えてもそれが一番だと思います。そのときには、利益は考えません。また、私はモノを譲ることよりも売ることをオススメしています。なぜなら、譲られたモノって捨てづらいからです。プレゼントもそうですが、モノには気持ちが宿っているので、前の持ち主が知っている人だと譲られた方の次の処理がやりずらくなってしまいます。逆に、ネットや古着屋などで不特定ん人から購入したモノは、モノをそのままのモノとして扱えると思います。無料で譲る時はとくに仲介を通し、知り合いに譲るときは10円でもお金をもらうことにしています。次のモノの持ち主に「お金で買ったんだから」と言い訳できる余地を与えるためです。


②長年使ったモノは捨てる

こちらも基本ですね。長年使っていると愛着がわいてしまうものですが、毛玉だらけになったり、穴が開いたりしているモノはとっておいても意味がありません。また、思い出は、写真だけで振り返りましょう。私はユニクロのヒートテックを「破れていないし、人に見えないモノだから、よれよれでもまだ着れる」と長年着ていましたが、新しいモノを着ていてビックリ。使いまくったヒートテックはただの布切れになっていて、新しいヒートテックは本当にヒートしていました。暖かさが比べ物になりませんでした。ということで、長年使用したモノは捨てましょう。


③捨てたいけど捨てれないモノは使う

ここが他のミニマリストの方と違うところかもしれません。私は、思い出のモノや捨てづらいモノを全て使うことにしています。売れなさそうな洋服ももう一度着て、まだ使える食器も何度も使って②まで昇格させます。そのコツは「集中的に使う」です。例えば、もう捨てたいセーターがあれば、そのシーズンに着まくります(笑)。確かに、そこでポイッと捨てるのは簡単なこと。けれど、私は一度確かに「欲しい」と思ってそのセーターを買ったわけです。無料でもらったモノであっても一度「欲しい」と思ってもらったモノなのです。だから責任を持って最後まで使うべきです。今、そのセーターを着ているのですが、人と会う時はもちろん着ません。けれど、家族に会うだけとか、作業をするだけの日などは常にこのセーターを着ています。1シーズン使うとだいたいコンディションが悪くなってきます。すると気持ちよくサヨナラすることが出来ます。



責任をとる

たしかに毎日ときめくモノに囲まれて、毎日ときめく服を着れることはとても素敵なことです。でも毎日毎日ときめいていたら、それに慣れてしまうことも確かです。だから私は「本気の日」と「ゆるい日」を使い分けてモノの寿命を待っています。私のミニマリストへの道はまだ途中でとてもゆっくり進んでいます。

「モノを大切にする人は、人も大切にする」と言われますが、「モノを買うことはモノと結婚すること」というぐらいの気持ちでいることは、ミニマリストになることに繋がります。「私が買ったのだから」と思い失敗したモノもすぐ捨てずに使う。罰にも思えますが、そこから気に入ることもありますし、次回の失敗を防ぐことも出来ます。ただ、その間に同じモノを買うことだけはしてはいけません。私はこの自分ルールのおかげでなかなかモノが買えず、出費がとても減りました。自分がいかに考えずに買っていたか反省の日々です。ときめいたモノに出会ったときは、その前のモノがなくなるまでそれを使うのは禁止です。


モノを捨てることに抵抗がある人も、このルールでモノとお別れをしていくと、時間はかかりますが、必ずミニマリストになります。

何も買わない一年を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。

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